歴史と文化

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史と文化
科目番号 0102 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システムデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 青柳 貴俊

到達目標

・1世紀から4世紀頃までのキリスト教についての知見を深める。
・キリスト教が古代地中海世界に順応しつつ独自の構成を育んでいく過程を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1新約聖書をはじめとする諸文献を読み、キリスト教徒が置かれた環境などについて分析することができる新約聖書をはじめとする諸文献を読み、その意味を充分に理解することができる新約聖書をはじめとする諸文献を理解することができない
評価項目2文献の分析を通じて得られた見解を、自分自身で過不足なく説明することができる文献を読解し、その意味を敷衍し説明することができる文献の読解ができておらず、その意味を理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
初期キリスト教の歴史を概観する。講義中には初期キリスト教の史料を読解し分析する。
授業の進め方・方法:
講義を行う。毎回最後に課題を出題する。そこで史料の読解や分析を自分で行う。
注意点:
なし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 初期キリスト教史概観 古代地中海世界の歴史を概観し、キリスト教が出現する前段階について理解する
3週 イエスとは何者であるか イエスが出現した背景を学び、その歴史的意義について理解する
4週 パウロの伝道活動、キリスト教徒の増大 1世紀から2世紀初頭までのキリスト教の拡大について分析する
5週 教会組織の形成 教会の組織化はどのように進み、なぜ必要とされたのか理解する
6週 新約聖書聖典化 さまざまな環境下で著された諸文献がなぜ一つの「正典」としてまとまられたのか分析する
7週 キリスト教徒迫害と殉教者崇拝 キリスト教徒迫害の原因を分析し、殉教者崇拝が生まれるまでのプロセスを把握する
8週 ユダヤ・キリスト教建築の発展 ユダヤ教およびキリスト教独自の建築様式を知り、そこから当時の歴史的状況を推測する。
2ndQ
9週 キリスト教美術の誕生 美術に対するキリスト教のアンビヴィレントな姿勢について把握する
10週 哲学とキリスト教 3世紀ごろからキリスト教が思弁化し、合理的な神学体系を育むようになるまでの経過を把握する
11週 19世紀ドイツの文献学とキリスト教 ドイツをはじめとする19世紀のヨーロッパの研究者たちにとってキリスト教がいかなる意味を持っていたのか理解する
12週 コンスタンティヌス帝とその時代 コンスタンティヌス帝治下でキリスト教が被った変化について分析し、帝の意図を考察する
13週 ローマ帝国の滅亡とキリスト教 衰亡しつつあるローマ帝国の中で、教会や聖職者が果たした役割を分析する
14週 まとめ
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000