到達目標
・1世紀から4世紀頃までのキリスト教についての知見を深める。
・キリスト教が古代地中海世界に順応しつつ独自の構成を育んでいく過程を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 新約聖書をはじめとする諸文献を読み、キリスト教徒が置かれた環境などについて分析することができる | 新約聖書をはじめとする諸文献を読み、その意味を充分に理解することができる | 新約聖書をはじめとする諸文献を理解することができない |
評価項目2 | 文献の分析を通じて得られた見解を、自分自身で過不足なく説明することができる | 文献を読解し、その意味を敷衍し説明することができる | 文献の読解ができておらず、その意味を理解できない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
初期キリスト教の歴史を概観する。講義中には初期キリスト教の史料を読解し分析する。
授業の進め方・方法:
講義を行う。毎回最後に課題を出題する。そこで史料の読解や分析を自分で行う。
注意点:
なし
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
初期キリスト教史概観 |
古代地中海世界の歴史を概観し、キリスト教が出現する前段階について理解する
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3週 |
イエスとは何者であるか |
イエスが出現した背景を学び、その歴史的意義について理解する
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4週 |
パウロの伝道活動、キリスト教徒の増大 |
1世紀から2世紀初頭までのキリスト教の拡大について分析する
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5週 |
教会組織の形成 |
教会の組織化はどのように進み、なぜ必要とされたのか理解する
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6週 |
新約聖書聖典化 |
さまざまな環境下で著された諸文献がなぜ一つの「正典」としてまとまられたのか分析する
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7週 |
キリスト教徒迫害と殉教者崇拝 |
キリスト教徒迫害の原因を分析し、殉教者崇拝が生まれるまでのプロセスを把握する
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8週 |
ユダヤ・キリスト教建築の発展 |
ユダヤ教およびキリスト教独自の建築様式を知り、そこから当時の歴史的状況を推測する。
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2ndQ |
9週 |
キリスト教美術の誕生 |
美術に対するキリスト教のアンビヴィレントな姿勢について把握する
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10週 |
哲学とキリスト教 |
3世紀ごろからキリスト教が思弁化し、合理的な神学体系を育むようになるまでの経過を把握する
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11週 |
19世紀ドイツの文献学とキリスト教 |
ドイツをはじめとする19世紀のヨーロッパの研究者たちにとってキリスト教がいかなる意味を持っていたのか理解する
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12週 |
コンスタンティヌス帝とその時代 |
コンスタンティヌス帝治下でキリスト教が被った変化について分析し、帝の意図を考察する
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13週 |
ローマ帝国の滅亡とキリスト教 |
衰亡しつつあるローマ帝国の中で、教会や聖職者が果たした役割を分析する
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14週 |
まとめ |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |