地球環境と都市

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 地球環境と都市
科目番号 0135 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システムデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 内海 康雄

到達目標

地球と都市についての環境問題を理解して、将来の技術者として人間の活動や産業が与える地球環境への影響を考え、問題へ取り組む手順を身に付けるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球環境の概要を論理的に説明できる。地球環境の概要を理解できる。地球環境の概要の理解が不足している。
評価項目2地球環境と都市の背景と基本理念を論理的に説明できる。地球環境と都市の背景と基本理念を理解できる。地球環境と都市の背景と基本理念の理解が不足している。
評価項目3地球と都市の関係を論理的に説明できる。地球と都市の関係を理解できる。地球と都市の関係の理解が不足している。
都市の環境設計と評価を論理的に説明できる。都市の環境設計と評価を理解できる。都市の環境設計と評価の理解が不足している。
環境から見た社会システムと専門家の役割を論理的に説明できる。環境から見た社会システムと専門家の役割を理解できる。環境から見た社会システムと専門家の役割の理解が不足している。
都市と災害を論理的に説明できる。都市と災害を理解できる。都市と災害の理解が不足している。
環境問題の調査とプレゼンテーションを自身で行い議論できる。環境問題の調査とプレゼンテーションを自身で行える。環境問題の調査とプレゼンテーションを自身では行えない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球と都市のスケールにおける環境問題について概観する。都市の建築と地球環境の関連や課題について理解すること、それらを技術者としてみることができることを目的とする。
授業の進め方・方法:
 レポートの提出とプレゼンテーションを求め、ディスカッションを通じて問題の検討や解決に取り組めるかどうかを重視する。資料収集・整理は授業時間外に行わねばならない。
注意点:
参考図書 書名:シリーズ地球環境建築・入門編 地球環境建築のすすめ 発行所:彰国社 ISBN4-395-22141

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球環境の概要1) 自然環境と社会の関係の変遷を理解できる。
2週 地球環境の概要2) 人工環境としての都市を理解できる。
3週 地球環境と都市の背景と基本理念1) 空間・時間のスケールで都市環境を理解できる。
4週 地球環境と都市の背景と基本理念2) サステイナビリティ等の基本的な視点を理解できる。
5週 地球と都市の関係1) 気候風土と人間の関係を理解できる。
6週 地球と都市の関係2) 都市環境のエネルギー関連の項目を理解できる。
7週 都市の環境設計と評価1) 地球を意識したデザインプロセスを理解できる。
8週 都市の環境設計と評価2) 実現された環境の評価を理解できる。
2ndQ
9週 環境から見た社会システムと専門家の役割1) 関連する社会制度を理解できる。
10週 環境から見た社会システムと専門家の役割2) 専門家の役割等を理解できる。
11週 都市と災害1) 東日本大震災の状況を理解できる。
12週 都市と災害2) 災害時の都市機能について理解できる。
13週 環境問題の調査 地球と都市に係る環境問題の課題を調査する。
14週 環境問題の調査とプレゼンテーション1) 取り上げた課題の解決法を提案・発表して、議論する。
15週 環境問題の調査とプレゼンテーション2) 取り上げた課題の解決法を提案・発表して、議論する。
16週 環境問題の調査とプレゼンテーション3) 取り上げた課題の解決法を提案・発表して、議論する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。5
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。5
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。4
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。4
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。5
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。5
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。4
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。4
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。4
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合06000040100
基礎的能力0200001030
専門的能力0200002040
分野横断的能力0200001030