到達目標
建築生産におけるマネジメント技術の重要性を把握し,マネジメント技術に関する基礎的知識とその具体的手法について理解すること。また,適切な品質管理に必要な建築材料の役割を理解すること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
企業活動における評価 | 社会人として自主的、継続的に考え、良識のある行動力がある。 | 言われたことを十分に達成した。 | 社会人としての規律を守らない。 |
事前学習、事後学習 | 積極的に企業の社会的役割を考え、自分の技 | 事前の研修会に参加し、レポート等を提出 | 事前の研修会等に参加していない。 |
発表会における発表 | 他の学生に十分に参考になるような発表を行った。 | 決められた発表を行った。 | インターンシップを通して学んだことを発表していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建設工事には,土木一式,建築一式から始まる28種類もの工事があり,それらの工事においては,当然の如く,安全・工程・品質・コスト等が厳しく管理されることとなる。本科目では,それぞれの工事の内容,また,各種工程における管理(マネジメント)とその具体的手法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
本科目は、本科で学習した「建築材料」や「建築施工」、「建築構造」などから続く科目である。これらの科目において学習した内容を統合し、より高度なマネジメント技術の習得を目指す。
<事前学習>
2回行われるガイダンス、説明会に参加すること。
<事後学習>
実習レポート、及び発表会に参加すること。
注意点:
建築生産において,その品質を確保するために直接的に影響する各種建築材料の物性や、建築生 産と地球環境との関わりについて関心を持ち,自ら調べるという学習法を積極的に取り入れること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス -建築生産の現状- |
我が国における建築生産の現状を把握する。
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2週 |
建築プロジェクトの編成Ⅰ [住宅産業] |
住宅産業の特徴と各種プロジェクトの編成について理解できる。
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3週 |
建築プロジェクトの編成Ⅱ [一般建設業] |
建設業の特徴と各種プロジェクトおよび現場組織の編成について理解できる。
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4週 |
建築生産と社会規範 |
建設業法、建築基準法、労働基準法、建築士法等の大枠を理解できる。
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5週 |
建築生産プロセス総論 |
建築生産のプロセスとその仕組みを理解し、各種書類の行政への届出法がわかる。
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6週 |
建築生産プロセス各論Ⅰ[企画] |
企画業務の役割、内容および手法を理解できる。
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7週 |
建築生産プロセス各論Ⅱ[発注・契約] |
多種多様な入札契約方式の概要を理解できる。
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8週 |
建築生産プロセス各論Ⅲ設計・監理] |
設計業務の役割と設計情報の表現手法を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
建築生産プロセス各論Ⅳコスト管理] |
コスト管理の重要性とその管理手法を理解できる。
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10週 |
築生産プロセス各論Ⅴ[生産管理] |
PDCAサイクルおよび工程管理「CPM」を理解できる。
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11週 |
ファシリティマネジメント(FM)Ⅰ |
FMにおける最適化の概念と課題を把握できる。
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12週 |
ファシリティマネジメント(FM)Ⅰ |
FM統括マネジメントとその具体的手法を理解できる。
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13週 |
地球環境と資源循環Ⅱ |
建築の解体・廃棄・リサイクルと地球環境について理解できる。
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14週 |
地球環境と資源循環Ⅱ |
建設リサイクル法の概要と位置づけを把握できる。
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15週 |
建築生産の課題と展望 |
安全管理について理解し、建築生産が抱える課題と最新動向を把握する
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16週 |
前期期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |