1.科学的な事象の記述に多用される以下の表現を使って、簡潔で明確な英文で書くことができる。(a). 態(能動態・受動態)の考え方を理解し、文脈に応じて正しい主語と適切な態で英文を書くことができる。(b). 英簿の時制について、書き手の意識を理解することができる。また、適切な時制を用いて英文を書くことができる。(c). 準動詞(不定詞・動名詞・分詞)の性質を理解し、英文の構成要素として正しく使うことができる。(d). 関係詞の用法を理解し、理数系の文脈で正しく使うことができる。(e). 無生物を主語とした動作動詞を使った英文や、一般英語の学習内容を超える冠詞や前置詞の用法を使って、理工系の文脈にふさわしい英文を書くことができる。2.既習の文法事項に基づき、学習者自身の研究内容について英語でプレゼンテーションを行えるようになる。プレゼンテーションはpreparedの原稿と、専用のアプリケーションを用いて15分前後の構成とし、発表後に英語での質疑応答に対応できるようになることを目標とする。
概要:
テキストは"Causes and Effects"や"Informative Speech"といった取り組みやすいテーマで構成され、実践的なプレゼンテーション能力を養成するための様々な技術をまとめたものである。授業では既習の文法事項や英文読解、英作文、オーラル・コミュニケーションの技術などを総まとめし、学習者自身の研究テーマを英語で説明・発表するための総合的な英語の能力を養成することを目標とする。
授業の進め方・方法:
前年度の専攻科英語Ⅰではまず、テキストに述べられているプレゼンテーションの技術を一通り学び、今年度の英語Ⅱへの基礎固めを行った。今年度の授業においては、まずテキストを読みこなし、内容を理解したうえで、実際にプレゼンテーションを行い、自身の発表技術を高める訓練を行う。プレゼンテーションは2人1組のグループワーク形式で行い、毎回相互評価を実施する。毎回課題を与えるので、期限内に担当者までメール添付で提出すること。次回の授業は、その課題を添削したものをもとに進める。また、時宜に応じたテーマに基づく課題を本校のネットワーク(Blackboard)経由で配信するので、これについても期限内にメール添付で提出すること。
事前学習(予習):毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を考えて整理しておくこと。
事後学習(復習):毎回の授業後に、授業で学んだことを振り返り、今後へ活かす方法を考えること。
注意点:
テキストは読みやすい英文で書かれているが、やはり丁寧な予習と復習は不可欠である。作成したプレゼンテーションのデータはすべて学内のLMS(BlackBoard)を介して「H27専攻科英語Ⅰ」のコースに一括保存し、学習者が常時、相互に閲覧できるようにする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
一年間の学習計画と目標を理解する
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2週 |
Unit 1: Physical Aspects |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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3週 |
Unit 2: Conquest of fear |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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4週 |
Unit 3: The Importance of Listening |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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5週 |
Unit 4: Visual Aids |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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6週 |
Unit 5: Oral Aspects |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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7週 |
Unit 6: Ways of Organizing Information (1) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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8週 |
前期中間試験 |
前回まで学習・実践した内容の定着度を確認する
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2ndQ |
9週 |
Unit 7: Ways of Organizing Information (2) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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10週 |
Unit 8: Ways of Organizing Information (3) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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11週 |
Unit 9: Ways of Organizing Information (4) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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12週 |
Unit 10: Plagiarism and Copyright |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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13週 |
Unit 11: Tips for the Informative Speech (1) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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14週 |
Unit 12: Tips for the Informative Speech (2) |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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15週 |
Unit 13: Tips for the Presentation Software |
英語でプレゼンテーションを行うための基礎技術を学び実践することで、発表能力を伸張させる
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16週 |
前期期末試験 |
前回まで学習・実践した内容の定着度を確認する
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 1 | |
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。 | 1 | |
英語の発音記号を見て、発音できる。 | 1 | |
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 2 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 2 | |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 3 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 3 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 3 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 4 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 1 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 2 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 4 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 4 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 4 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 3 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 3 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 4 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 4 | |