概要:
この科目は竹内担当英文読解2単位、朴担当英会話1単位の計3単位で評価するため、各学科前期または後期に英会話1コマを行う。
講読においては、日本語を介さず情報を読み取ることを学習するとともに,自分の考えや情報を英語で的確に伝えることを学習する。英文を速読し情報を読み取る力と英語で情報を伝える力を養う。
最初に,まとまった英文を理解するためのテクニックとして「述語動詞と主語」,「意味のまとまり」,「指示詞・代名詞」「物語の流れ」,「パラグラフの構成法・展開法」,「スキミング」などについて学習する。その後,エッセイ,詩,評伝,新聞記事など,多方面にわたるトピックについて書かれた英文を読むことにより,身近な出来事から世界で起きている様々な現象にまで関心を持ち,自分の意見を英語で発信することを目的とする。
授業の進め方・方法:
相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け,自分や身近なことについて,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。具体的には
1.語彙・文法・構文などの知識をもとに,ある程度の長さの英文を読んで内容を理解する 2.発音記号を理解し英文のイントネーションに慣れ,英文の内容やその理解が聞き手に伝わるように音読する 3.英文読解を通して,その背景にある文化様式や考え方を理解し発信することを目標とする。
後期は竹内担当分において、グループごとの発表を中心に授業を進めて行く。具体的には、グループごとにテキストのある分量を担当し内容理解・重要構文・語彙などについて発表した後、クラス全体で質疑応答を行い、理解を深める形で授業を進める予定である。
注意点:
授業は週1回,2時間続きの講読形式(速読)で行われる。そのため,定期試験の範囲がやや多めになることが予想される。それに対応できるように,普段から最低限,語句の意味・慣用表現・構文等の確認を行った上で授業に臨むことが必要である。
指示に従ってノートを作成し,それを定期試験毎にチェックして評価に組み入れる。また,長期休業期間中の課題も評価に組み入れるので,提出物は必ず提出すること。
音声CDを活用して,英語の音声について発音と聞き取りの演習を積極的に行うこと。
後期行う予定のグループ発表において、担当箇所以外の英文の理解を深めるためには、予習とディスカッションへの積極的参加が必須である。疑問に思った点は、そのままにせず、その時間に解決するよう努力してもらいたい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・予習方法,授業進行の説明 Part of Speech, Sentence Pattern の復習 |
・本科目の概要と目的を理解する。 ・文の構成要素や品詞の働きを復習し理解を深める。
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2週 |
Lesson 1 Space Elevators |
・宇宙エレベータに関する数字に注意しながら英文を読み理解する。 ・主題文と指示文に注意して英文を読む。 ・仮定法を理解する。
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3週 |
Lesson 2 Bamboo Train |
・カンボジアとバンブーとレインについて理解を深める。 ・意味のまとまりに着目し英文を読む。 ・S+V+C(分詞)の用法を理解する。
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4週 |
Lesson 3 Cheese Rolling |
・チーズ転がし祭りに情報を読み取る。 ・時制に着目し、臨場感を味わう。 ・助動詞を含む受け身について理解する。
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5週 |
Lesson 4 The Hemline Index |
・ヘムラインと世界経済の状況に関する情報を読み取る。 ・主張と根拠に注意し英文を読解する。 ・関係副詞の非制限用法について理解を深める。
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6週 |
Lesson 5 Scarlet Ibises in Trinidad |
・トリニダート・トバコおよび猩猩トキについて情報を読み取る。 ・時系列に即して情報を整理する。 ・関係代名詞の非制限用法について理解する。
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7週 |
Lesson 6 NEWater: Singapore's Recycled Water |
・シンガポールの水情報を読み取る。 ・スキミングを意識して英文を読む。 ・S+V+O+Cの受け身を理解する。
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8週 |
Lesson 7 Animal Lounge |
・ドイツの空港に設置されている動物ラウンジについて学ぶ。 ・スキャニングを意識して英文を読む。 ・関係代名詞の用法理解を深める。
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験、および答案返却、解説 |
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10週 |
Lesson 8 Socotora --- The Galapagos of the Indian Ocean |
・インド洋のガラパゴスと呼ばれるソコトラ島について知る。 ・分詞構文についての理解を深める。
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11週 |
Lesson 9 A Unique Amusement Park in Germany |
・ドイツのユニークな遊園地について学ぶ。 ・原因と結果に注意して英文を読解する。 ・分詞の形容詞的用法について理解を深める。
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12週 |
Lesson 10 A Cardboard Bike |
・段ボール自転車について、その構造と特徴を理解する。 ・対比に注意して英文を読む。 ・過去完了形を理解し、表現する。
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13週 |
Lesson 11 Brinicles --- Deadly Ice Fingers |
・「死のつらら」ができる条件を読み解く。 ・時系列に注意して英文理解を深める。 ・S+V+O+C(現在分詞)の用法を理解し表現する。
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14週 |
Lesson 12 Bed Nets for African children |
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15週 |
Lesson 2 Uluru, Not Ayers Rock |
・ウルルがエアーズロックと呼ばれるようになった理由を把握する。 ・アナング族の思いが分かる単語を見つける
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16週 |
前期期末試験 前期期末答案返却・解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
Lesson 3 Community Design |
・コミュニティデザインの仕組みについて把握する ・
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2週 |
Lesson 4 The Life of Murasaki Shikibu |
紫式部の思いを表している言葉を見つけ理解する
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3週 |
Lesson 5 Microfinance |
マイクロファイナンス他、経済用語を理解する
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4週 |
Lesson 5 Microfinance |
マイクロファイナンスを活用した事例を理解する。
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5週 |
Lesson 6 The Air Powered Car |
空気自動車の性能や機能を理解する
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6週 |
Lesson 6 The Air Powered Car |
空気自動車がなぜ注目を集めているのかを理解する。
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7週 |
Lesson 7 Are Children the Best Learners? |
大人と子どもの言語習得能力について一般論と実験結果を 対比させ考察させる
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8週 |
Lesson 7 Are Children the Best Learners? |
実験の結果を通して分かったことを理解する。
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4thQ |
9週 |
後期中間試験および後期中間試験の返却・まとめと復習 |
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10週 |
Lesson 8 Seed Balls |
粘土団子の効能と緑化事業について学ぶ
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11週 |
Lesson 8 Seed Balls |
緑化事業に関する表現に注目する
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12週 |
Lesson 9 Creativity |
キャンドル・プロブレムとはどのようなものかを理解する
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13週 |
Lesson 9 Creativity |
創造力と関連する語や,実験の結果が端的に分かる表現に注目する
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14週 |
Lesson10 Mutual Understanding of Different Cultures |
欧米人とアジア人との間にある考え方の相違について把握する
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15週 |
Lesson 10 Mutual Understanding of Different Cultures |
欧米人とアジア人の考え方の対比が分かる表現を理解する
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16週 |
後期期末試験および後期期末試験の返却・まとめと復習 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 3 | |
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。 | 3 | |
英語の発音記号を見て、発音できる。 | 3 | |
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 3 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 3 | |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 3 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 3 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 2 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 2 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 3 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 2 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 2 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 2 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 2 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 2 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 2 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 1 | |