世界史

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 世界史
科目番号 0062 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合科学系(広瀬キャンパス一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 世界史B 実教出版
担当教員 畑 奈保美

到達目標

世界の様々な文化圏の成り立ちと、世界の一体化の歩みを理解することができるようになる。世界の文化や価値観の多様性を認識し、異なる文化圏の人々の立場を理解することができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な歴史事象を理解し、それを説明できる基本的な歴史事象を理解できる基本的な歴史事象について理解できない
評価項目2自発的に課題を設定し、調べてまとめることができる提示された課題を調べることができる提示された課題に取り組むことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
未来を切り開くためには、過去を知り、過去から学ぶ必要がある。古代から20世紀に至る世界の歴史の流れをたどりながら、現在のもつ意味や引き継ぐべき人類の遺産を再確認する。そして, 世界の文化や価値観の多様性を認識し、異なる文化圏の人々の立場を理解できるようにしたい。
授業の進め方・方法:
スライドや映像を使用しながら講師が説明をする。教科書だけでなく、資料プリントも配布することがある。所定の内容の他に、受講生の研究発表の時間を設ける。
注意点:
授業に集中し、基本的な事項を理解すること。意味のわかりにくい言葉は自分で調べること。配布する練習問題を使って、重要事項を確認したり文章をまとめる練習をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 世界史について 世界史の構造及び学習の方法について理解できる。
2週 オリエント文明 オリエントの2つの文明とその影響について理解できる。
3週 ギリシアのポリス社会 ギリシアの社会と文化、とりわけアテネの民主政治について理解できる。
4週 ヘレニズム時代 ローマ帝国(1) ヘレニズム時代からローマ共和政の時代について理解できる。
5週 ローマ帝国(2) ローマ共和政から帝政への移行について理解できる。
6週 ローマ帝国(3) インド文明(1) ローマ帝国とキリスト教の誕生について、及びインド文明の始まりについて理解できる。
7週 インド文明(2) インドにおける仏教の成立と発展について理解できる。
8週 中国文明の形成 文明の始まりから春秋・戦国時代までの中国史について理解できる。
2ndQ
9週 中国古代帝国の成立 秦の始皇帝の政治について理解できる。
10週 前期中間試験 前週まで学習した内容について基本的な事項を理解できる。
11週 前期中間試験返却と解説 イスラーム帝国の成立(1)       中間試験の要点について理解できる。イスラームの誕生について理解できる。
12週 イスラーム帝国の成立(2) イスラーム国家の成長について理解できる。
13週 西ヨーロッパ世界の成立 キリスト教世界としてのヨーロッパの形成について理解できる。
14週 封建社会とローマ=カトリック教会の発展(1) ヨーロッパ封建社会について理解できる。
15週 封建社会とローマ=カトリック教会の発展(2) ヨーロッパ世界の展開について理解できる。
16週 前期期末試験返却と解説 期末試験の要点について理解できる。
後期
3rdQ
1週 中世ヨーロッパの社会と文化 キリスト教世界としてのヨーロッパの文化について理解できる。
2週 モンゴル帝国の成立 モンゴル帝国の誕生と成長について理解できる。
3週 ヨーロッパの海外進出 大航海時代の始まりについて理解できる。
4週 ルネサンスと宗教改革 ルネサンスと宗教改革について理解できる。
5週 アジアの帝国 近世のアジアの繁栄を支えたオスマン・トルコ、ムガル帝国、清について理解できる。
6週 イギリスの産業革命 産業革命の背景と進展について理解できる。
7週 アメリカの革命 フランス革命とナポレオン帝政(1) アメリカ独立の背景と経過、及びフランス革命の発端について理解できる。
8週 フランス革命とナポレオン帝政(2) フランス革命の経過とナポレオンの政治について理解できる。
4thQ
9週 後期中間試験返却と解説 19世紀のヨーロッパとアメリカ 中間試験の要点について理解できる。19世紀の欧米諸国の動きについて理解できる。
10週 第一次世界大戦 第一次世界大戦の発端と経過について理解できる。
11週 ヴェルサイユ体制 第一次世界大戦の戦後処理とその問題について理解できる。
12週 アジアのナショナリズム 第一次世界大戦後の中東、インド、中国の動きを理解できる。
13週 世界恐慌とファシズム 世界恐慌と各国への影響、ファシズム勢力の成長について理解できる。
14週 第二次世界大戦(1) 第二次世界大戦の発端となるヨーロッパの情勢について理解できる。
15週 第二次世界大戦(2) 第二次世界大戦の経過と結果について理解できる。
16週 学年末試験返却と解説 学年末試験の要点について理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(課題提出)合計
総合評価割合80505010100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000
総合評価割合80505010100