政治経済

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 政治経済
科目番号 0233 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合科学系(広瀬キャンパス一般科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「政治・経済」間宮陽介ほか8名(東京書籍)
担当教員 鴫原 敦子

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
民主主義と日本国憲法民主主義の基本的原理,日本国憲法の成り立ちと特性を理解し,説明できる。民主主義の基本的原理,日本国憲法の成り立ちと特性を理解している。民主主義の基本的原理,日本国憲法の成り立ちと特性を理解していない。
国際政治の仕組み今日の国際政治の仕組みを理解し,説明できる。今日の国際政治の仕組みを理解している。今日の国際政治の仕組みを理解していない。
資本主義経済の特質と政府の役割資本主義経済の特質と政府の役割について理解し,説明できる。資本主義経済の特質と政府の役割について理解している。資本主義経済の特質と政府の役割について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の政治・経済の仕組みを理解し,さらに21世紀の市民として積極的に政治や経済に関与していく心構え・知識を身につける。
授業の進め方・方法:
前期は政治,後期は経済について学んでいく。本科目は地理,倫理,世界史の知識を基礎とする。授業は教科書を中心に知識の理解を深めていくが,常に社会との関わりを意識できるように,時事問題を取り上げ,学生から意見を聞いたりしながら進めていく。
注意点:
日頃から新聞,テレビ,インターネット等で政治,経済のニュースに触れて,現代社会の問題に関心を持つように心がける。授業はしっかりと聞いて,ノートを取り,知識の理解と習得に努める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 民主政治の成立と法の支配 民主政治の成立,社会契約説,法の支配について理解できる。
2週 基本的人権の確立 西洋社会において基本的人権がどのように確立してきたかを理解できる。
3週 現代の民主政治 現代の民主政治の成り立ちについて,その歴史的経緯から理解できる。
4週 世界の主な政治体制 イギリス,アメリカ,中国,イスラム諸国の政治体制について理解できる。
5週 日本国憲法の制定と基本原理 日本国憲法の制定過程と3つの基本原理を理解できる。
6週 基本的人権の保障 日本国憲法における基本的人権の保障について,具体的内容や判例を理解できる。
7週 平和主義 日本国憲法第9条をめぐる意見の対立や自衛隊,日米安全保障について理解できる。
8週 前期中間試験 民主政治の基本的原理,日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。
2ndQ
9週 国際関係と国際法 国際社会の成立過程と現在の状況,国際法について理解できる。
10週 国際社会の組織化と変容 集団安全保障,国際連合の役割・課題について理解できる。
11週 国際政治の動向 冷戦の展開・終結,冷戦後の国際社会について理解できる。
12週 国際政治の課題 核兵器の拡散や地域紛争について理解できる。
13週 地球環境と資源・エネルギー問題 地球環境問題と資源・エネルギー問題について理解できる。
14週 南北問題 南北格差の問題について理解できる。
15週 地球市民社会における日本の役割 戦後の日本外交,日本の安全保障の問題について理解できる。
16週 前期期末試験の返却と解説 前期期末試験を返却し,解説する。
後期
3rdQ
1週 資本主義体制の成立と発展 資本主義経済の特質,成立・発展の過程を理解できる。
2週 現代経済の特質 企業,経済のグローバル化,新自由主義について理解できる。
3週 経済主体と経済の循環 家計・企業・政府といった経済主体と経済の循環について理解できる。
4週 生産のしくみと企業 企業の活動,企業に求められるものについて理解できる。
5週 市場経済の機能と限界 市場経済における価格の役割,市場の失敗について理解できる。
6週 国民所得と経済成長 国民経済のとらえ方,インフレ,デフレの影響について理解できる。
7週 金融のしくみと機能 金融のしくみと金融政策について理解できる。
8週 後期中間試験 資本主義経済の特質や金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。
4thQ
9週 財政のしくみと機能 日本の財政のしくみ,課題について理解できる。
10週 公害と環境保全 公害問題と環境保全について理解できる。
11週 消費者問題 消費者主権,消費者保護,消費者自身の責任について理解できる。
12週 農業・食料問題 日本の農業政策のこれまでとこれからについて理解できる。
13週 中小企業の現状と課題 日本の中小企業の役割と課題について理解できる。
14週 雇用と労働問題 現代日本の労働問題について理解できる。
15週 社会保障と福祉 日本の社会保障制度について理解できる。
16週 後期期末試験の返却と解説 後期期末試験を返却し,解説する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。3
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。3後8
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。1
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。1
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。2
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。2
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。2

評価割合

試験発表課題合計
総合評価割合801010100
知識の理解600565
説明・表現2010535