日本言語文化論

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 日本言語文化論
科目番号 0243 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合科学系(広瀬キャンパス一般科目) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 野田尚志・森口稔『日本語を話すトレーニング』(ひつじ書房) 
担当教員 武田 拓

到達目標

日常社会で使用される言葉、主として話し言葉を始めとして広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できるようになる。またそれらを用いて、社会的コミュニケーションとして実践できるようになる。さらに日本語で情報を収集・取捨選択・構成する能力や論理的かつ多角的な理解力および柔軟な発想力や思考力、豊かで効果的なコミュニケーション能力や主体的な表現意欲を養うことができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1目的や場面に応じ、適切な日本語の語句や表現をきちんと使用することができる。目的や場面に応じ、適切な日本語の語句や表現を概ね使用することができる。目的や場面に応じ、適切な日本語の語句や表現を使用する能力はまだ不十分である。
評価項目2目的や場面に応じ、情報を取捨選択し、順序だてて説明することがきちんとできる。目的や場面に応じ、情報を取捨選択し、順序だてて説明することが概ねできる。目的や場面に応じ、情報を取捨選択し、順序だてて説明する能力はまだ不十分である。
評価項目3目的や場面に応じ、適切な日本語によって内容を伝え、意思疎通がきちんとできる。目的や場面に応じ、適切な日本語によって内容を伝え、意思疎通が概ねできる。目的や場面に応じ、適切な日本語によって内容を伝え、意思疎通が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力の習得

教育方法等

概要:
主として「聞く・話す」場面における日本語の適切な運用ができるようになる。目的や場面に応じ、相手の立場になって、必要十分な情報を順序立ててきちんと伝えられるようになる。合わせて、使いこなせる語句や表現の種類を増やす。
授業の進め方・方法:
受講者を3~4人のグループに分け、テキストの各課にある問題を分担し、解答例をレジュメとして作成し、グループごとに発表する。
自分の発表回以外は、事前に予習し、発表者に対しに質問する。
注意点:
レジュメは授業担当者が受講生全員分を印刷するので、指定された日時までに提出すること。
「唯一の正解」というものはない。知識も大事だが、実際に取り組んでみることが大事である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の目標・内容・方針が理解できる。
2週 トレーニング1「問い合わせをする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。す」ために必要なことを理解できる。
3週 トレーニング2「お店で接客をする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
4週 トレーニング3「お願いをする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
5週 トレーニング4「お店やサークルの宣伝をする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
6週 トレーニング5「誘う、断る、謝る」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
7週 トレーニング6「道や交通の案内をする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
8週 トレーニング7「インタビューをする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
4thQ
9週 トレーニング8「雑談をする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
10週 トレーニング9「スピーチをする」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
11週 トレーニング10「会議で発言する」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
12週 トレーニング11「手順を説明する」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
13週 トレーニング12「やさしい日本語で話す」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
14週 トレーニング13「研究を発表する」 場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
15週 まとめ 一般論として、場面に応じ、日本語を適切に「聞く」「話す」ために必要なことを理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

発表提出物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力2525000050
専門的能力2525000050
分野横断的能力0000000