概要:
私たちの生活には「地球」がもたらす多くの事象が密接に関わっている.「地球」を知ることは,今後私たちが日常生活を送っていく中で役に立つことが多くある.本授業では「地球」とその地球を取り巻く環境を題材とし,「地球」を理解することを目的とする.特に,日常生活や社会と深く関連し,より関心が持てる事象を中心に扱う.「地球」を理解する過程の中で,科学的な見方や考え方を身に付けることにも重点を置き,授業を進めていく.
授業の進め方・方法:
地球と地球を取り巻く環境を題材とし,各授業ごとにテーマを決め,授業を行う.内容は地球に関する事象を幅広く取り扱い,「地球」の理解につながり,また,日常生活や社会と深く関連する事象を多く扱う.授業は基本的に板書と配布プリントを用いて行い,必要に応じてプロジェクターも用いる.評価については,期末試験の結果を用いて評価する.
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを理解している。 | 3 | |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを理解できる。 | 3 | |
陸地および海底の大地形とその形成を理解している。 | 3 | |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 3 | |
マグマの生成と火山活動を理解している。 | 3 | |
地震の大きさと断層運動を理解している。 | 3 | |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを理解している。 | 3 | |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて理解している。 | 3 | |
地球上の生物の多様性について理解している。 | 3 | |
生物の共通性と進化の関係について理解している。 | 3 | |
生物に共通する性質について理解している。 | 3 | |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 3 | |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 3 | |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 3 | |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 3 | |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて理解している。 | 3 | |
世界のバイオームとその分布について理解している。 | 3 | |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について理解している。 | 3 | |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | |
生態ピラミッドについて理解している。 | 3 | |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について理解している。 | 3 | |
有害物質の生物濃縮について理解している。 | 3 | |
地球温暖化の問題点、原因と対策について理解している。 | 3 | |
人文・社会科学 | 社会 | 地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 3 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 3 | |