実用英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 実用英語Ⅱ
科目番号 1011 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 総合科学系(広瀬キャンパス一般科目) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 "Innovative Japanese Companies" 鈴木淳他編著(松柏社)
担当教員 久保田 佳克,小松 義隆

到達目標

・英語運用の基礎となる知識や技能を習得し,実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身に付け,実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・社会性のある話題や自分の専門に関する基本的な情報や考えについて,内容の聴解,読解,伝達に加え,簡単な意見交換ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達のレベル(不可)
英語の語彙・文法の知識高い独立性を発揮して英語の語彙・文法知識を活用できる。通常の状態では独立して英語の語彙・文法知識を活用できる。補助を得て英語の語彙・文法知識を活用できる。英語の語彙・文法知識を活用できない。
英語のライティングスキル高い独立性を発揮して英語のライティングができる。通常の状態では独立して英語のライティングができる。補助を得て英語のライティングができる。補助を得ても,基礎的な英語のライティングができない。
英語のプレゼンテーションスキル高い独立性・創造性を発揮して英語のプレゼンテーションができる。通常の状態では独立して英語のプレゼンテーションができる。補助を得て英語のプレゼンテーションができる。補助を得ても,基礎的な英語のプレゼンテーションができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力の習得

教育方法等

概要:
・能動的な学習の方法を学び,定着させながら,「報告型」の英語によるプレゼンテーションを行うことで,英語の運用能力,とりわけ発信力を向上させることをねらいとする。
授業の進め方・方法:
・全ての活動をチーム,クラスの協働によって進める。
・Task(活動の確認),Activity(自分たちのチームの活動への応用),Check(チェックシートによる学習活動としての整理と評価)の流れで授業を進めていく。
注意点:
・人任せにするのではなく,チームの一員として,自分の役割をきちんと果たすようにする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Step 9 Arranging and Effectively Presenting
Your Messages
説得力のあるプレゼンテーションのMessageを作る
・Messageの基本構造を理解する。
・Messageの展開に必要な語句を適切に使用できる。
2週 Step 9 Arranging and Effectively Presenting
Your Messages
説得力のあるプレゼンテーションのMessageを作る。
・表やグラフの適切な利用を理解できる。
・Messageの英文を作成する。
3週 Step 10 Preparing Your Presentation Draft 説得力があり,スムーズに展開するプレゼンテーションを完成する。
・適切なIntroductionを作成する。
4週 Step 10 Preparing Your Presentation Draft 説得力があり,スムーズに展開するプレゼンテーションを完成する。
・適切なConclusionを作成する。
5週 Step 11 Giving Your Report Presentation Audienceを意識して自分たちのプレゼンテーションを客観的に評価する。
・Messageのアウトラインを作成する。
6週 Step 11 Giving Your Report Presentation Audienceを意識して自分たちのプレゼンテーションを客観的に評価する。
・リハーサルを行う。
7週 Step 12 Clarifying Problems and Discussing
Your Proposal
報告型から提案型へのプレゼンテーションへ:Mission 2を決める。
・新たにMission 2 を作る。
8週 Step 12 Clarifying Problems and Discussing
Your Proposal
報告型から提案型へのプレゼンテーションへ:Mission 2を決める。
・解決すべき問題の原因と実行可能な手段を挙げる。
4thQ
9週 Step 13 Proposing Feasible Countermeasures 実行可能な手段を英語で考え,提案のかたちにする。
・評価基準を使い,各手段の実行可能性について評価する。
・実行可能な提案を3つに絞る。
10週 Step 13 Proposing Feasible Countermeasures 実行可能な手段を英語で考え,提案のかたちにする。
・提案のMessageの下書きを書く。
11週 Step 14 Preparing Your Final Presentation プレゼンテーションの最初のdraftを完成する。
・プレゼンテーションの下書きを書く。
12週 Step 14 Preparing Your Final Presentation プレゼンテーションの最初のdraftを完成する。
・プレゼンテーションの下書きを修正する。
13週 Step 15 Giving Your Proposal Presentation プレゼンテーションを完成する。
14週 Step 15 Giving Your Proposal Presentation プレゼンテーションを完成する。
15週 期末試験
16週 試験返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3後2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3後3,後4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3後1,後3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後6,後8
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3後6,後8

評価割合

試験作文課題発表合計
総合評価割合303040100
基礎的能力20102050
応用的能力10202050