到達目標
1.人文・社会科学的な視点から人間,社会,文化について多面的に理解し,国際社会の一員として社会的諸問題の解決に向けて主体的に貢献する自覚と素養を培う。
2.人間活動や科学技術の役割と影響に関心を持ち,幸福とは何かを追求しながら,技術者として社会に貢献する自覚と素養を培う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
自己と社会 | 現代社会と青年期に関わる用語・概念を理解し,自分の言葉で説明できる。 | 現代社会と青年期に関わる用語・概念を理解し,補助があれば説明できる。 | 現代社会と青年期に関わる用語・概念を十分に理解していない。 |
社会の仕組みと公正な社会 | 日本国憲法と民主主義に関わる用語・概念を理解し,自分の言葉で説明できる。 | 日本国憲法と民主主義に関わる用語・疑念を理解し,補助があれば説明できる。 | 日本国憲法と民主主義に関わる用語・概念を十分に理解していない。 |
現代の経済と国民福祉 | 現代経済と国民福祉に関わる用語・概念を理解し,自分の言葉で説明できる。 | 現代経済と国民福祉に関わる用語・概念を理解し,補助があれば説明できる。 | 現代経済と国民福祉に関わる用語・概念を十分に理解していない。 |
国際社会と国際平和 | 国際社会と国際平和に関わる用語・概念について理解し,自分の言葉で説明できる。 | 国際社会と国際平和に関わる用語・概念について理解し,補助があれば説明できる。 | 国際社会と国際平和に関わる用語・概念について十分に理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
学科ディプロマポリシー 4 技術者として社会的役割や責任を自覚して行動する姿勢
教育方法等
概要:
現代社会における諸問題について学ぶことで,社会の中でよりよく生きていくための人文社会的知識・思考方法を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが,問題演習,ペアワーク,グループワーク,個人・グループでの口頭発表などを取り入れ,学生の積極的な授業参加を促す。
注意点:
・選挙権年齢が18歳に引き下げられ,学生諸君は2~3年後には政治に参加することになる。日頃から政治や経済などの社会の動きに関心を持ち,自分の頭で考えて,投票できるようになってほしい。
・10年後,20年後には現在ある職業の多くがなくなったり,機械に取って代わられると言われている。学生諸君は数年後には社会に出るわけだが,周囲に流されて安易に職業を選択することのないように,自分なりの人生観・職業観を身につけてほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の学び方を理解する。
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2週 |
第1章 青年期と自己形成の課題 1 現代社会と青年の生き方 |
現代社会と青年期の自己の関わり方について理解できる。
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3週 |
第1章 青年期と自己形成の課題 1 現代社会と青年の生き方 |
自己形成と社会との関わり,進路と生きがいの創造について理解できる。
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4週 |
第1章 青年期と自己形成の課題 2 よりよく生きることを求めて |
古代の哲学と宗教の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかを理解できる。
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5週 |
第1章 青年期と自己形成の課題 2 よりよく生きることを求めて |
近代の西洋哲学において,現代につながる人間観を理解できる。
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6週 |
第1章 青年期と自己形成の課題 2 よりよく生きることを求めて |
日本の伝統思想において,日本人が外来思想をどのように受容してきたかを理解できる。
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7週 |
前期中間試験 |
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8週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 1 民主政治とは |
民主政治の成り立ちと世界の政治体制について理解できる。
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2ndQ |
9週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 2 日本国憲法の基本原理 |
日本国憲法の成り立ちと三大原理を理解できる。
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10週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 2 日本国憲法の基本原理 |
日本国憲法における人権の保障について理解できる。
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11週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 2 日本国憲法の基本原理 |
日本国憲法における平和主義と日本の安全保障について理解できる。
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12週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 3 日本の政治機構 |
日本の立法と行政のしくみについて理解できる。
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13週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 3 日本の政治機構 |
日本の司法と地方自治について理解できる。
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14週 |
第2章 日本国憲法と民主政治 4 現代政治の特質と課題 |
日本の選挙制度とその課題について理解できる。
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
試験返却とまとめ 第2章 日本国憲法と民主政治 4 現代政治の特質と課題 |
世論とマスメディアの役割とその課題について理解できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
第3章 個人の尊重と法の支配 1 個人の尊重と法の支配 |
日本の裁判と裁判員制度について理解できる。
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2週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 1 経済のしくみ |
資本主義経済の成り立ちとその特質について理解できる。
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3週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 1 経済のしくみ |
市場経済のしくみについて理解できる。
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4週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 1 経済のしくみ |
財政・金融の機能について理解できる。
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5週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 2 変化する日本経済 |
戦後の日本経済の変化について理解できる。
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6週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 2 変化する日本経済 |
現代の日本経済の課題について理解できる。
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7週 |
後期中間試験 |
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8週 |
第4章 現代の経済と国民福祉 3 豊かな生活の実現 |
消費者問題と労働問題について理解できる。
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4thQ |
9週 |
第5章 国際社会と人類の課題 1 国際政治のしくみと動向 |
国際政治のしくみについて理解できる。
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10週 |
第5章 国際社会と人類の課題 1 国際政治のしくみと動向 |
戦後の国際政治の流れについて理解できる。
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11週 |
第5章 国際社会と人類の課題 2 国際経済のしくみと動向 |
国際経済のしくみについて理解できる。
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12週 |
第5章 国際社会と人類の課題 2 国際経済のしくみと動向 |
戦後の国際経済の流れについて理解できる。
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13週 |
第5章 国際社会と人類の課題 3 国際社会の現状と課題 |
国際社会の抱える問題について理解できる。
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14週 |
第5章 国際社会と人類の課題 3 国際社会の現状と課題 |
国際社会における日本の役割について理解できる。
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
試験返却とまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民 | 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。 | 2 | |
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。 | 2 | |
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。 | 2 | |
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。 | 2 | |
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。 | 2 | |
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 2 | |
地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 2 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 2 | |
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 2 | |
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。 | 2 | |
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
用語の理解 | 50 | 10 | 0 | 60 |
概念の理解 | 20 | 10 | 10 | 40 |