英語AⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語AⅠ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「Viva! English Communication I」第一学習社、「Viva! English Communication I WORKBOOK」第一学習社、同教科書準拠授業ノート
担当教員 朴 槿英

到達目標

 英語を通じて,積極的にコミュニケーションを行うために必要なリスニングとスピーキングスキルを育成する。英文情報や考えなどを的確に理解し、自らの意見を英語で述べる能力を養う。
ア.テキストの英文内容の説明を生英語で聞いて,情報や考え、概要や要点などを理解する。
イ.テキストの英文の正確な発音を学び、ペアワークを通じて聞き手に伝わるように高速音読する。
ウ.授業で学んだことや経験したことに基づき,情報や考えなどについて,グループワークを通じて英作文を行い、発表する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 語彙や表現の意味や用法を理解できる。テキストや辞書なしに語彙や表現が理解できるテキストや辞書を参考にしながら語彙や表現が理解できるテキストや辞書を参考にしても語彙や表現が理解できない
評価項目2 英語問題に対して正しく英作文できる。 テキストや辞書なしに問題に対する英作文ができるテキストや辞書を参考に問題に対する英作文ができるテキストや辞書を参考にしても問題に対する英作文ができない
評価項目3 初出の英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書なしに英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書を参考に英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書を参考にしても英文の内容を把握し、理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学科ディプロマポリシー 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
中学校で学んだ基礎的な英語の知識をもとに,読む・聞く・書くことを中心に総合的な英語力をつけることをねらいとする。教室での授業は語彙や構文に注意しながら,英文の内容を正確に理解することに重点を置き,音読・聴解などの音声面の学習,語彙の習得を中心に行う。
授業の進め方・方法:
 教室での授業では、新しい語彙や表現に注意しながら,生英語のリスニングに慣れることに重点を置き、テキストの内容を英語で解説していく。加えて、コミュニケーション能力の向上に向けての高速音読訓練(ペアワーク)や発表練習(グループワーク)などのアクティブラーニングを行う。
注意点:
 ある程度の分量の英文を読み,その内容説明を英語で聴き、使われている語彙・表現を習得する活動が授業の中心となるので,必ず予習を行い単語や構文の下調べをしておくことが極めて重要である。また,授業中にペアワークとして高速音読の訓練をするため、テキスト音読の予習をすることが必須である。テキストやワークブック上の英文問題は必ず復習を行い、試験対策として暗記することが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・英語ⅠA の学習方法 ・「コミュニケーション英語Ⅰ」の学習目標,学習上の留意点,使用教材,年間計画,評価方法,予習・復習の方法,辞書の使用法などについてを理解できる。
・高専での英語の授業に対応できる。
2週 発音記号の読み方
高速音読訓練の意義
・発音記号の正しい読み方や発音の特徴について理解できる。
・高速音読訓練を行う意義について理解できる。
3週 Lesson 1 
Reach Out to the World!
・オリンピック招致スピーチについての対話を音読できる。
4週 Lesson 1 
Reach Out to the World!
・オリンピック招致スピーチが英語でなされた理由について自ら考えることができる。
5週 Conversation
Why Should We Learn English?
・英語を学習する理由について,自分の意見を話すことができる。
6週 Lesson 2 
What Is Your Favorite?
・ご当地キャラの特徴と,海外での活動について読み取りできる。
7週 Lesson 2 
What Is Your Favorite?
・ご当地キャラの意義について自ら考えることができる。
8週 Presentation
Which Local Mascot Character Do You Like?
・自分のお気に入りのご当地キャラについて発表できる。
2ndQ
9週 *前期中間試験
 答案返却&解説
・学んだ内容の復習および理解度について確認できる。
10週 Lesson 3 
Life in Space
・宇宙での生活で気を付けることについて読み取ることができる。
11週 Lesson 3 
Life in Space
・自分が宇宙で生活することを想定し,自ら考えることができる。
・宇宙での生活について自分の考えを発表できる。
12週 Conversation
For Communication 1
・「電話」の場面をふまえた表現を使ってコミュニケーション活動ができる。
13週 Lesson 4 
Kikigaki Koshien
・聞き書き甲子園の内容や意義について読み取ることができる。
・伝統技術や自然を大切にする態度を伝えていくことについて,自ら考えることができる。
14週 Presentation
Topics on Traditional and Eco-Friendly Technology
・自分で調べた森・川・海の名人について発表できる。
15週 *前期期末試験
 答案返却&解説
・学んだ内容の復習および理解度について確認できる。
16週 Writing and Conversation ・夏休みの思い出についての簡単な英作文と英会話ができる。
後期
3rdQ
1週 Lesson 5 
The Cradle of Life
・マングローブとは何か,およびその利点と現在の様子について読み取ることができる。
2週 Conversation 
To Preserve Cradle of Life
・マングローブの伐採と保護について自らの考えを話すことがができる。
3週 Lesson 6 
Shima Uta
・宮沢さんが『島唄』を作ったきっかけと,歌に込められた意味を読み取ることができる。
4週 Conversation
Traditional Okinawan Folk Music
・沖縄戦について歌った部分から,平和について自ら考えることができる。
・世界で広まる『島唄』について,調べたことを発表できる。
5週 Conversation
For Communication 2
・「道案内」の場面をふまえた表現を使ってコミュニケーション活動ができる。
6週 Lesson 7 
A Cool Invention
・最新のプリントシール機の機能と,そのベースとなった科学的調査について読み取ることができる。
7週 Presentation
Free topics on Lesson 5 to 7
・日本の文物が海外で受容されていることについて自ら考えを発表することができる。
8週 *後期中間試験
 答案返却&解説
・学んだ内容の復習および理解度について確認できる。
4thQ
9週 Lesson 8 
Tuna Culture
・近大マグロの流通と沿革について読み取ることができる。
10週 Conversation 
Fishing and Fish‐Raising Industry
・自分たちが日常消費している魚介類の量について自ら考えることができる。
・養殖漁業など,水産業について話すことができる。
11週 Lesson 9 
Can Robots Change Our Future?
・ロボットの歴史と未来について読み取ることができる。
・ロボットが日常生活に密接に関わってくることについて自ら考えることができる。
12週 Conversation
Robots and Future
・自分の考える実現可能なロボットについて発表できる。
13週 Conversation
For Communication 3
・「買い物」の場面をふまえた表現を使ってコミュニケーション活動ができる。
14週 Lesson 10 
The Navoi Theater ー an Amazing Building
・ナヴォイ劇場の歴史について読み取ることができる。
15週 Presentation
What are Human Rights?
・シベリア抑留の産物であるナヴォイ劇場の話を通じて,人権について自ら考え,発表できる。
16週 *後期期末試験
 答案返却&解説
・学んだ内容の復習および理解度について確認できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。1
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。1
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603000100100
基礎的能力603000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000