英語AⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語AⅠ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Power On English Communication Ⅰ、浅見 道明他、東京書籍  / Power On English Communication Ⅰ WORKBOOK 東京書籍
担当教員 竹内 素子

到達目標

 英語を通じて,積極的にコミュニケーションを行うために必要なリスニングとスピーキングスキルを育成する。英文構造や情報を的確に理解し、自らの意見を英語で述べる能力を養う。
ア.リズムやイントネーションなどの英語の音声的な特徴,話す速度,声の大きさなどに注意して聞くことができる。
イ.平易な英語で書かれた短めの説明文や物語を読み,概要や要点、話の筋を捉えることができる。
ウ.リズムやイントネーションなどの英語の音声的な特徴,話す速度,声の大きさなどに注意して話すことができ、聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことについて相手に伝えることができる。
エ.テキストの英文の正確な発音を学び、ペアワークを通じてお互いの発音をチェックしながら、聞き手に伝わるように高速音読する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 語彙や表現の意味や用法を理解できる。テキストや辞書なしに語彙や表現が理解できるテキストや辞書を参考にしながら語彙や表現が理解できるテキストや辞書を参考にしても語彙や表現が理解できない
評価項目2 英語問題に対して正しく英作文できる。 テキストや辞書なしに問題に対する英作文ができるテキストや辞書を参考に問題に対する英作文ができるテキストや辞書を参考にしても問題に対する英作文ができない
評価項目3 初出の英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書なしに英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書を参考に英文の内容を把握し、理解できる。テキストや辞書を参考にしても英文の内容を把握し、理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
 中学校で学んだ基礎的な英語の知識をもとに,検定教科書を用い、読む・聞く・聞くことを中心に総合的な英語力をつけることをねらいとする。実際にはさまざまなトッピックについて書かれた英文をもとに、文法・構文や語彙に注意しながら,英文の内容を正確に理解することに重点を置く。
授業の進め方・方法:
 新しい語彙や表現に注意しながら,教科書の英文を読み進めていくが、語学情報演習室(LL)の機器を活用した音読練習、ペアワーク、グループディスカッションなどのアクティブ・ラーニングを取り入れるとともに、e-learning 教材も活用し英語表現や語彙習得も目指す。
 英語Aの各レッスンで使われている表現や構文は同時進行で英語Bで取り上げていく。英語Bで構文を十分に理解し、英語Aで学んだ語彙や表現と英語Bで学ぶ構文知識を駆使し読解能力を高めていく。
◯事前学習(予習)
 ・余裕を持って予習を進めることができるよう課題の範囲を指示するので、予習ノートを進めておくこと。
 ・授業の直前に予習ノートを使って該当するレッスン、パートの確認をしておくこと.
 ・デジタルテキストやスライド・音声教材を用いて授業を進めるので、授業では重要構文や語句などを予習ノートに書き込んだり和訳の添削を行いながら、予習事項の確認を行う。
◯事後学習(復習)
 ・授業中、予習ノートに添削した内容を確認する。
 ・レッスン終了後、予習ノートを見ながら配布された復習プリントを完成させながら各レッスンの重要構文や語句、内容を復習する。
 ・ワークブックを用い、各レッスンの重要語句や構文を復習する。
注意点:
・授業は予習を前提とし基本的に英語で行うため、各自予習ノートを用意し,語彙や文法・構文の下調べを行い、授業ではその項目について確認を行う。予習ノートは形式を統一し自学自習の課題とする。ノートの進度に応じて加点するので、長期の休みや自学自習・質問の時間を利用して、積極的かつ効率的に予習を進めることが望ましい。また、授業で配布するプリントも活用すること。なお、予習・復習の一方法として音読・筆写を行うことが重要であると言われている。語彙については積極的に自学自習で身につけるようにする。
・不定期に小テスト(音読テスト、単語テスト、聞き取りテストなど)を行うので復習にも力を入れること。
・学習到達度を確認し、3年生以上の学生が実力試験として受験するTOEOIC IP に備えるため、年度終わりにTOEIC Bridge を実施する。
・授業には、英和辞典と英語BⅠの参考書を持参すること。ワークブックは

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・英語AⅠ の学習方法 ・学習目標,学習上の留意点,使用教材,年間計画,評価方法,予習・復習の方法,辞書の使用法などについて理解できる.
・高専の英語カリキュラムをできる。
2週 英文の構成要素、品詞、発音記号、英越Aの授業で使う用語の解説
・英文の構成要素、品詞、発音記号について理解できる.主として基本文型や動詞の役割を理解できる.
3週 Lesson 1 
Mt. Fuji-A Symbol of Japan
・富士山の様々な情報について理解し、自分の予定を述べる表現の使い方を理解している。
・動詞の現在形・過去形 / 未来表現 / 進行形を理解している。
4週 Lesson 1 
Mt. Fuji-A Symbol of Japan
・富士山にかかる雲から予測されるふもとの天気について内容を的確に聞き取ることができる。
・概要や要点をとらえたりすることができる。
5週 Lesson 2 
Sleep in Animals
・動物の睡眠の特徴について理解することができる。
・比較表現を理解している。
6週 Lesson 2 
Sleep in Animals
・動物の平均睡眠時間について,内容を的確に聞き取ることができる。
・不定詞・動名詞の用法を理解している。
7週 Lesson 3 
Nagatomo Yuto―A Long Hard Road to Success
・長友佑都選手の生い立ちと世界で活躍する選手になるまでの道のりを理解している。
・現在完了形 / S+V+O [=that節] を理解している。
8週 Lesson 3 
Nagatomo Yuto―A Long Hard Road to Success
・サッカーワールドカップについて,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,表現できる。
・受け身〈助動詞+受け身〉の用法を理解している。
2ndQ
9週 前期中間試験 ・これまで学んだ英文の内容を正確に理解し,また語彙・構文を確に使用できる
10週 前期中間試験答案返却・解説
e-learning
・中間試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
 英文の内容理解を深める。
11週 Lesson 4 
Kawaii and Japanese Pop Culture
・海外での「カワイイ」という日本語の使われ方や日本のポップカルチャーを理解している。
・It is[was]+形容詞+to不定詞 の構文を理解している。
12週 Lesson 4 
Kawaii and Japanese Pop Culture
・ジャパン・エキスポについて,聞き取れたことに自分の意見や感想を加えて,積極的に書いたり話したりすることができる
・助動詞の用法を理解している。
13週 Lesson 4 
Kawaii and Japanese Pop Culture
・自分の知っていることについて,適切な表現を用いて,書いたり話したりすることができる。
・関係代名詞の用法を理解している。
14週 Lesson 5 
Banana Paper
・バナナペーパーの製造工程やエンフエ村に及ぼしている影響を理解している。
・分詞の形容詞用法(現在分詞・過去分詞)を理解している。
15週 Lesson 5 
Banana Paper 
・バナナの輸入元について,内容を的確に聞き取り理解することができる。
・S+V [=be動詞以外]+C / S+V+O+C[=形容詞]の構文を理解している。
16週 前期期末試験答案返却・解説
e-learning
・期末試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
 英文の内容理解を深める。
後期
3rdQ
1週 Lesson 6 
A Story about Instant Noodle
・安藤百福さんが、どのようにインスタントラーメンを開発したかについて聞いたり読んだりしたことを理解したり、概要や要点をとらえたりすることができる。
・S+V [=知覚動詞]+O+C [=現在分詞] の構文を理解できる。
2週 Lesson 6 
A Story about Instant Noodles
・世界のインスタントラーメンについて、聞き取れたことに自分の意見や感想を加え積極的に書いたり話したりすることができる。
・助動詞+受け身の意味や用法を理解できる。
3週 Lesson 6 
A Story about Instant Noodle
・自分が見たことについて、適切な表現を用いて、書いたり話したりすることができる。
・S+V[ =使役動詞]+O+C [=原形不定詞] の意味や用法を理解している。
4週 Lesson 7 
The Earth, Our Home!
・古川聡さんの国際宇宙ステーションでの経験について聞いたり読んだりしたことを理解したり、概要や要点をとらえたりすることができる。
・S+appear(s) [seem(s)]+to不定詞 / 関係副詞 whereの用法を理解している。
5週 Lesson 7 
The Earth, Our Home!
・筆者自身による説明と第三者の説明を区別して内容を理解できる。
・It is [was]+形容詞 [名詞] + that節の用法を理解している。
6週 Lesson 8 
Mr. Fija and Uchinaaguchi
・絶滅の危機に瀕する言語であるウチナーグチとウチナーグチの保存・継承活動をしている比嘉光龍さんについて理解している。
・関係副詞 where, when の意味や用法を理解している。
7週 Lesson 8 
Mr. Fija and Uchinaaguchi
・対話文と説明文を区別して内容を理解でき、第1言語について、内容を的確に聞き取ることができる。
・S+V+O (=疑問詞で始まる節),S+V+O+O (=疑問詞で始まる節) の意味や用法を理解している。
8週 後期中間試験
・これまで学んだ英文の内容を正確に理解し,また語彙・構文を正確に使用できる。
4thQ
9週 後期中間試験答案返却・解説
e-learning
・中間試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
 英文の内容理解を深める。
10週 Lesson 9 
The Power to Unite People
・南アフリカ共和国の人種隔離政策の歴史とネルソン・マンデラ氏の活動について理解している。
・過去完了形 / 未来進行形 の意味と用法を理解できる。
11週 Lesson 9 
The Power to Unite People
・マララ・ユスフザイさんについて、内容を的確に聞き取ることができる。
・分詞構文(現在分詞) の意味や用法を理解している。
12週 Lesson 9 
The Power to Unite People
・自分が強調したいことを表す表現を理解している。
・強調構文の意味や用法を理解している。
13週 TOEIC Bridge ・3年生以上の学生が毎年受験するTOEIC IP に備えるため、TOEIC Bridge でこれまでの学習達成度を測る。
14週 Lesson 10 
Carving for the Future
・海外で活躍する日本人彫刻家外尾悦郎さんの成功への軌跡について読み取ることができる。
・S+V+O+C [=過去分詞] の意味や用法を理解している。
15週 Lesson 10 
Carving for the Future
・高校生に人気のある職業についての説明を聞いて、内容を的確にとらえることができ、自分が将来なりたい職業とその理由を述べる表現を身につけている。
・関係代名詞の非制限用法や関係代名詞what の意味や用法を理解している。
16週 後期期末試験
 答案返却&解説
・期末試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
 英文の内容理解を深める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2後15

評価割合

中間試験・期末試験小テスト・確認テスト予習ノート合計
総合評価割合701020100
基礎的能力701020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000