英語AⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語AⅠ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 FLEX ENGLISH COMMUNICATION I
四訂版 Listening Laboratory Standard α
配布資料等
担当教員 ワーナー川原 ジェシー

到達目標

単語を聞き手に伝わるように発音できる。
音の繋がりや区切りを意識し、明瞭な発話や音読ができる。
文中の単語の意味、文全体の意味を意識しながら、声量やリズム、イントネーション等で、感情や態度を表すことができる。
簡単な英語(文書、音声、会話等)の要点を理解できる。
聞き手、読み手に伝わるような文をつくることができる。
英語話者の文化的背景に対する理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
知識・技能社会的、文化的な内容の簡単な英語が理解できる。著者や話者の意図を自分の言葉で伝えることができる。また、自分の意見や考えを英語で発信することができる。社会的、文化的な内容の簡単な英語が大まかに理解できる。自分の意見や考えを英語で発信する努力をしている。社会的、文化的な内容の簡単な英語が理解できない。自分の意見や考えを英語で発信する努力をしていない。
思考・判断・表現聞き手や読み手(に伝わりやすいこと)を意識し、簡単な英語で社会的、文化的な内容の意見や考えを述べることができる。また、意見や考えの理由や根拠を述べることで、説得力のあるコミュニケーションを図ることができる。聞き手や読み手を意識し、簡単な英語で社会的、文化的な内容の意見や考えを述べようと努力している。また、意見や考えの理由や根拠を述べようと努力している。聞き手や読み手を意識していない。意見や考えの理由や根拠を述べていない。
主体性・自主性・計画性締め切りを守り、課題等に計画的に取り組むことができる。理解が足りない箇所は自主的に学習できる。興味を持ったことについて主体的に調べることができる。締め切りを意識して、課題等に取り組むことができる。理解が足りない箇所を把握し質問できる。興味を持つことができる。締め切りを意識していない。理解が足りない箇所を把握できない。質問しない。出席時数が足りない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
新しい単語や文のパターンを学び、英語による表現力を高める。
「読む・書く・聞く・話す」の4技能の練習を通して、総合的な英語力を養うが、
口頭でのコミュニケーション技能(聞く・話す)に重点を置く。
授業の進め方・方法:
本科目では英語によるコミュニケーション(理解する・伝える)を重視する。
音読・ペアワーク・グループ活動・ゲーム等を取り入れた授業を行う予定だ。
ペアワーク・グループ活動・ゲーム等では英語による積極的で活発なコミュニケーションを促すため、
「要点が伝わること」に重点を置くが、より複雑な内容を素早く、正確に伝えるには、「正しい文法・表現」がとても重要だ。
中学校までに学習した内容に加え、英語BIで学習した(する)文法・構文の知識を英語AIの授業でも駆使することが大切である。

【事前学習】
教科書の各単元を予習する。分からない単語は意味、発音、用法を確認する。
英語を母語としない者は、教科書本文を母語に訳してみると理解が深まる。
TOEIC Bridge受験に向けて、勉強する(図書室に問題集等もある)。

【事後学習】
予習でも、授業でも、分からなかった箇所は友人や先生に質問する。
授業で学習した内容を復習する。
授業で宿題が出た場合は、各自、またはグループ単位で取り組む。
TOEIC Bridge受験に向けて、勉強する(図書室に問題集等もある)。
注意点:
・授業は基本的にすべて英語で行う。(重要事項については日本語を使用する場合もある。)
・学生も、授業時の発言は特に指示がない限り英語で行う。
・英単語8,000語程度の語彙力がない者は必ず辞書を持参する。
・教科書の内容は予習していることを前提に授業を進める。
・教材は教科書に限らず、配布資料等を用いることもある。
・ペアワークやグループ活動においては、文法や発音等の間違いを恐れず、積極的にコミュニケーションを試みて欲しい。
・ペアワークやグループ活動では、敬意を持ったコミュニケーションに心掛ける。
・ペアワークやグループ活動では、お互いに知られたくない事、知りたくない事に配慮する。
・後期にTOEIC Bridgeを実施する。外部機関の英語試験を受ける良い機会となるだろう。TOEIC L&Rの受験を見据えて、TOEIC Bridgeでは80前後のスコア獲得を目指すとよい。

※下記の授業計画には教科書内容を学習するに当たって、理想的と思われる進度を記す。
 実際の授業内容や進度は学生の理解等を考慮しながら調整する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
FLEX ENGLISH COMMUNICATION pp. 8-11
コミュニケーション活動
シラバスについて理解できる。
句読法、品詞と文の要素について理解できる。
コミュニケーション活動に積極的に参加できる。
2週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 1 How can we become Stronger?
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
3週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 1 How can we become Stronger?
コミュニケーション活動
助動詞とto不定詞の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
5週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 2 The jar of life
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
6週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 2 The jar of life
コミュニケーション活動
動名詞と間接疑問文の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
7週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
8週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 3 It's always sunny in space!
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
2ndQ
9週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 3 It's always sunny in space!
コミュニケーション活動
後置修飾、現在完了形の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
10週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
11週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 4 Malala: Fighting for women's rights
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
12週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 4 Malala: Fighting for women's rights
コミュニケーション活動
関係代名詞、過去完了形の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
13週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
14週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
15週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
16週 期末試験 期末試験に向けて学習内容を復習できる。
後期
3rdQ
1週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
2週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 5 Mount Fuji
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
3週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 5 Mount Fuji
コミュニケーション活動
使役動詞、節を導く形式主語itの表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
5週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 6 Thomas the tank engine and SDGs
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
6週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 6 Thomas the tank engine and SDGs
コミュニケーション活動
関係代名詞 what、強調構文It is ... that ~の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
7週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
8週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 7 Virtual water
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4thQ
9週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 7 Virtual water
コミュニケーション活動
関係代名詞の非制限用法、関係副詞の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
10週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
11週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 8 Wearable robots may change our life
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
12週 FLEX ENGLISH COMMUNICATION
Lesson 8 Wearable robots may change our life
コミュニケーション活動
仮定法過去、仮定法過去完了の表現を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
13週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
14週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
15週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
16週 期末試験 期末試験に向けて学習内容を復習できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に正しく伝わるよう、語・句・文における強勢、文におけるリズム・イントネーション、音のつながり・区切りを意識しながら明瞭に音読あるいは発話できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、はっきりとした発音で、調整された速さで話された内容から、必要な情報を聞き取り、話し手の意図を把握できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、基本的な表現を用いて、情報や考え、気持ちなどを話すことができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常的な話題や社会的な話題について、自分の意見や感想を整理し、情報や考え、気持ちなどを伝える文章を書くことができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢を持ち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
自分の専門分野などの予備知識のある事柄や関心のあるトピックについて、話の展開や話者の意図に注意しながら必要な情報を聞き取り、概要や要点を把握できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、意見や主張、課題の解決策などをやり取りできる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックについて、意見や主張を適切な理由や根拠とともに伝える複数の段落を書くことができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
自分の専門分野に関する口頭発表などを念頭に置き、関心のあるトピックについて、平易な英語でのプレゼンテーションや内容に関する簡単な質疑応答のやりとりができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

期末試験TOEIC Bridge課題合計
総合評価割合501040100
基礎的能力501040100