概要:
本校での学業の基本となるコンピュータとネットワークについて,それらを利用していく上での基礎的な知識・技能を,講義および実習を通して習得する。教育用コンピュータシステムの操作方法の習得を軸に,コンピュータやネットワークの仕組み・技術の歴史,技術と社会の関わり,情報利用のルールとマナーなどを総合的に教授し,技術者としてのリテラシを養う。
授業の進め方・方法:
パワーポイントスライドによる基礎知識の習得を行いながら、適宜端末を用いた実習を行い知識習得を行う。
【事前学習】
各講義の前に,配付資料の内容を確認しておくこと。
【事後学習】
授業中に提示された小テストや課題などに取り組み,定められた期日までに完了しておくこと。
注意点:
・演習にはUNIXシステムを用いるため,中学までのパソコンの利用経験によらず,全員が同じスタートラインから始めることになる。講義での解説をよく聞き,正確な知識の習得に努めること。
・実習にあたっては,授業時間の他にも,昼休みや放課後を利用して自主的に行うことが望まれる。
・資料を毎回のように配布するので,整理するためのファイル(A4サイズ)を用意すること。
・コンピュータ用語は英語をベースにしているので,講義には英和辞書(電子辞書可)を持参すること。
未提出の課題・実習レポート等がある場合は,単位認定を保留することがある。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.ネットワークリテラシ 1.1 コンピュータシステム利用の基礎 |
適切なパスワード作成方法を理解し、パスワードを作ることができる。
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2週 |
1.2 インターネットの仕組み(WWW,電子メール) |
インターネット発展の歴史を理解し、本校における適正な利用ができる。 インターネット、ワールドワイドウェブ及び電子メールの仕組みを説明できる。
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3週 |
1.3 インターネットの安全利用 |
コンピュータウィルスの種類について説明できる。 フィッシング等インターネットの危機に対応できる。 暗号化技術について説明できる。
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4週 |
1.4 情報倫理とセキュリティ |
著作権等の知的財産権について理解し、それに配慮した適正な利用ができる。 インターネット社会の危うさを理解し,安全な利用ができる。
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5週 |
1.5 プレゼンテーションソフトウェア |
プレゼンテーションソフトウェアの簡単な操作ができる。 プレゼンテーションにおける、情報の適切な表現方法を選択することができる。
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6週 |
1.6 第1期まとめ |
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7週 |
2.コンピュータの構成とデータサイエンス 2.1 情報表現(数値,文字,画像) |
数値・文字・画像の情報表現法がわかる。 基本単位とSI接頭語を用いて,適切な単位でデータ量などを表すことができる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
2.2 ハードウェアの基本構成 |
5つの基本要素と情報・制御の流れを説明できる。
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10週 |
2.3 ハードウェアの実際・ソフトウェアの構成 |
CPUの性能を比較できる。 なぜ主記憶装置と補助記憶装置が必要なのかを説明できる。 ソフトウエアの階層構造とオペレーティングシステムの役割を説明できる。
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11週 |
2.4 表計算ソフトウェア1(基礎) |
表計算ソフトウェアの簡単な操作ができる。 データベースの意義と概要について説明できる。
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12週 |
2.5 表計算ソフトウェア2(グラフ作成)
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表計算ソフトウェアを用いて、グラフを作成できる。 グラフの適切な表現方法を選択することができる。
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13週 |
2.6 表計算ソフトウェア3(数学的処理) |
表計算ソフトウェアを用いて簡単な数学的処理を行うことができる。
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14週 |
2.7 最近の情報技術(機械学習ベースソフトウェア) |
最近の情報技術とその課題について知っている。
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
2.8 第2期まとめ(前期期末試験の返却と解説) |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
3.UNIXシステムの基礎 3.1 UNIXの基本操作(1) |
コマンド入力によりプログラムを実行できる。
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2週 |
3.2 UNIXのファイルシステム(1) |
ファイルの概念が理解できる。 ファイルのコピー、移動、削除ができる。
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3週 |
3.3 UNIXのファイルシステム(2) |
ディレクトリの概念が理解できる。 ディレクトリの作成、削除ができる。
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4週 |
3.4 環境構築 |
システム操作ができる。
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5週 |
3.5 テキストエディタ(1) |
Viエディタを用いて文字入力ができる。
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6週 |
3.6 テキストエディタ(2) |
Emacsを用いた編集ができる。
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7週 |
3.7 UNIXのファイル操作(2) |
ファイルの移動・コピー・削除ができる。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
3.8 UNIXのファイル操作(2) |
ワイルドカードを用いてファイル操作ができる。
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10週 |
3.9 UNIXのファイル操作(3) |
UNIXファイル保護の仕組みについて理解し、アクセス権を設定できる。
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11週 |
3.10 UNIXシステムの基礎(1) |
標準入出力とパイプラインについて説明でき、利用することができる。
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12週 |
3.11 UNIXシステムの基礎(2) |
フォアグラウンドジョブとバックグランドジョブの差を理解し、ジョブの切り替えができる。
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13週 |
3.12 UNIXシステムの基礎(3) |
UNIXシステムのユーザアカウントについて理解できる。
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14週 |
4 Officeツールの利用練習 |
Officeツールの基本的な機能が利用できる。
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
後期末試験解説 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前5,前11,前12,前13 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 前7 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前9,前10,前12,前13 |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | 前2 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | 前3,前4 |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | 前3,前4 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | 前3 |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 1 | 前3 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 3 | 前1 |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 3 | 前5,前11,前12,前13,後14 |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 3 | 前1 |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | 前3 |
基本的な暗号化技術について説明できる。 | 1 | 前3 |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | 前3 |
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。 | 1 | 前5,前7 |