| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
化学と人間生活 | 観察や実験などを通して物質と人間生活、化学の役割についての基本概念や、基本的な原理などの知識を身に付けている。 | 物質と人間生活、化学の役割に興味を持ち、具体的な物質や社会との関連、歴史中の問題などを見出せる。 | 物質と人間生活、化学の役割に興味が無い。 |
物質の成分と構成元素 | 物質の探求には、物質の構造、化学結合などの基本的な概念や原理・法則が必要であることを理解している。 | 物質の分離、精製、確認方法の基本的知識を持ち、必要の応じてそれらを活用する方法を的確に表現できる。 | 身の回りの物質に興味が無い。 |
物質の三態と粒子の熱運動 | 物質の状態変化が温度と関係する熱運動と分子間力によって決まることを理解し、身の回りの現象の理解にも応用できる。 | 物質の三態を調べる方法を身に付け、それらを熱運動と分子間力の関係で理解している。 | 物質の状態に興味がない。元素、原子、単体の区別ができない。 |
気体分子の熱運動、状態変化、ボイルの法則、シャルルの法則、ボイルシャルルの法則 | 気体の基本的な法則を検証する化学的な実験を理解し、その結果と意味を的確に表現できる。 | 物質の三態、蒸気圧、沸騰などについて関心を持ち、状態変化とエネルギーや分子間力との関係を意欲的に探究し、気体の基本的な法則について理解している。 | 物質の状態変化とエネルギーの関係を理解していない。 |
原子の構造、電子配置 | 原子の電子配置について基本的な概念を理解し、電子配置と周期表の具体的な関連性について述べることができる。 | 原子の電子配置と価電子等の概念をもとに原子の構造と性質を考察できる。周期表の構成とその意味を理解できる。 | 原子の構造と電子配置の規則性について理解していない。 |
化学結合 | 物質を構成する元素の性質と化学結合の関係を理解し、イオン性の物質、分子、金属の特徴を化学結合の概念から説明できる。 | イオン結合、共有結合、金属結合の区別ができ、それぞれの結合の特徴を理解している。 | イオン結合、共有結合、金属結合の区別ができない。 |
原子量、分子量、式量、物質量 | 相対質量、原子量、分子量、式量について正確な知識を持ち、様々な状態の物質の量を正確に表現できる。 | 相対質量の概念を理解し、原子量、分子量、物質量の関係を説明できる。アボガドロ数と物質量の関係を説明できる。物質量の計算ができる。 | 相対質量の概念を理解していない。物質量の概念を理解していない。 |
化学反応式と量的関係 | 相対質量、原子量、分子量、式量、アボガドロ数、物質量の関係を正確に理解し、様々なケースについて量的な関係を論じることができる。 | 化学反応式の書き方とその意味を理解している。係数と物質量の関係を理解し、その量的な計算ができる。 | 化学反応式の書き方を理解していない。 |