英語AⅡ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語AⅡ
科目番号 0031 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Vivid English Communication II
Vivid English Communication II Workbook
配布資料等
担当教員 ワーナー川原 ジェシー

到達目標

中学・英語AIで既習の語彙の定着に加え、科学技術分野の英単語の理解を図る。
中学・英語BI・英語BIIで既習の文法や構文を運用できる。
身近な話題や科学技術に関連した簡単な内容について、自然な速度で話し、聞き取ることができる。
自分の考えを、読み手、聞き手に配慮しながら伝えることができる。
主体的に情報収集を行い、情報の提供に加え質問や応答ができる。
論理的な発言・作文ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
知識・技能日常場面での、社会的な、文化的な、そして科学技術に関連した内容の簡単な英語が理解できる。著者や話者の意図を自分の言葉で伝えることができる。また、自分の意見や考えを英語で発信することができる。日常場面での、社会的な、文化的な、そして科学技術に関連した内容の簡単な英語が大まかに理解できる。自分の意見や考えを英語で発信する努力をしている。日常場面での、社会的な、文化的な、そして科学技術に関連した内容の簡単な英語が理解できない。自分の意見や考えを英語で発信する努力をしていない。
思考・判断・表現聞き手や読み手(に伝わりやすいこと)を意識し、簡単な英語で意見や考えを述べることができる。ボディーランゲージや声量・アクセント・リズム等をその場に応じて上手に使える。また、意見や考えを順序立てて述べると同時に、理由や根拠も述べることで、説得力のあるコミュニケーションを図ることができる。聞き手や読み手を意識し、簡単な英語で意見や考えを述べようと努力している。また、意見や考えを順序立てて述べると同時に、理由や根拠も述べようと努力している。聞き手や読み手を意識していない。話の順序に論理性がない。意見や考えの理由や根拠を述べていない。
主体性・自主性・計画性締め切りを守り、課題等に計画的に取り組むことができる。理解が足りない箇所は自主的に学習できる。興味を持ったことについて主体的に調べる。締め切りを意識して、課題等に取り組むことができる。理解が足りない箇所を把握し質問できる。興味を持つことができる。締め切りを意識していない。理解が足りない箇所を把握できない。質問しない。出席が足りない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
新しい単語や文のパターンを学び、英語による表現力を高める。
「読む・書く・聞く・話す」の4技能の練習を通して、総合的な英語力を養うが、
口頭でのコミュニケーション技能(聞く・話す)に重点を置く。
授業の進め方・方法:
本科目では英語によるコミュニケーション(理解する・伝える)を重視する。
音読・ペアワーク・グループ活動・ゲーム等を取り入れた授業を行う。
ペアワーク・グループ活動・ゲーム等では英語による積極的で活発なコミュニケーションを促すため、
「要点が伝わること」に重点を置くが、より複雑な内容を素早く、正確に伝えるには、「正しい文法・表現」がとても重要である。
英語BI・英語BIIで学習した文法・構文の知識を英語AIIの授業でも駆使することが大切である。

【事前学習】
教科書の各単元を予習する。分からない単語は意味、発音、用法を確認する。
英語を母語としない者は、教科書本文を母語に訳してみると理解が深まる。
毎日TOEIC Bridge受験に向けて、勉強する(図書室に問題集等もある)。

【事後学習】
予習でも、授業でも、分からなかった箇所は友人や先生に質問する。
授業で学習した内容を復習する(ワークブックも活用するとよい)。
授業で宿題が出た場合は、各自、またはグループ単位で取り組む。
毎日TOEIC Bridge受験に向けて、勉強する(図書室に問題集等もある)。
注意点:
・授業は可能な限り英語で行うが、解説のために日本語を使用する場合もある。
・学生も、授業時の発言は特に指示がない限り英語で行う。
・基礎的な語彙力がない者(英単語8,000語程度)は必ず辞書を持参する。
・教科書の内容は予習していることを前提に授業を進める。
・教材は教科書に限らず、配布資料等を用いることもある。
・ペアワークやグループ活動においては、文法や発音等の間違いを恐れず、積極的にコミュニケーションを試みて欲しい。
・後期にTOEIC Bridgeを実施する。外部機関の英語試験を受ける良い機会となるだろう。TOEIC L&Rの受験を見据えて、TOEIC Bridgeでは90前後のスコア獲得を目指すとよい。
・ワークブックは授業で使用しない。復習で活用するとよい。
※下記の授業計画には教科書内容を学習するに当たって、理想的と思われる進度を記す。
 実際の授業内容や進度は学生の理解等を考慮しながら調整する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
Vivid English Communication II
Lesson 1 Japanese Athletes and English
シラバスについて理解できる。
2週 Vivid English Communication II
Lesson 1 Japanese Athletes and English
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
3週 Vivid English Communication II
Lesson 1 Japanese Athletes and English
コミュニケーション活動
進行形、受け身、S+V+Cについて理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
5週 Vivid English Communication II
Lesson 2 Our Beloved Yellow Fruit
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
6週 Vivid English Communication II
Lesson 2 Our Beloved Yellow Fruit
コミュニケーション活動
seem to ~、It is ... (for A) to ~、強調について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
7週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
8週 Vivid English Communication II
Lesson 3 Preparing for Potential Risks
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
2ndQ
9週 Vivid English Communication II
Lesson 3 Preparing for Potential Risks
コミュニケーション活動
It is + 形容詞 + that-節、完了形(受け身)について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
10週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
11週 Vivid English Communication II
Lesson 4 To Make a More Open Society
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
12週 Vivid English Communication II
Lesson 4 To Make a More Open Society
コミュニケーション活動
S+V+O+O、関係代名詞について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
13週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
14週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
15週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
16週 期末試験 期末試験に向けて学習内容を復習できる。
後期
3rdQ
1週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
2週 Vivid English Communication II
Lesson 5 True Love between a Cat and a Dog
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
3週 Vivid English Communication II
Lesson 5 True Love between a Cat and a Dog
コミュニケーション活動
群動詞、進行形、関係副詞について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
5週 Vivid English Communication II
Lesson 6 A Society with Drones
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
6週 Vivid English Communication II
Lesson 6 A Society with Drones
コミュニケーション活動
時や理由などを表す副詞節、分詞構文等について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
7週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
8週 Vivid English Communication II
Lesson 7 "Cloning" Cultural Properties
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
4thQ
9週 Vivid English Communication II
Lesson 7 "Cloning" Cultural Properties
コミュニケーション活動
関係代名詞 ... 前置詞、前置詞+関係代名詞について理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
10週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
11週 Vivid English Communication II
Lesson 8 Peace Messages from Hiroshima
コミュニケーション活動
教科書本文の内容を理解できる。
聞き手を意識して音読できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
12週 Vivid English Communication II
Lesson 8 Peace Messages from Hiroshima
コミュニケーション活動
S+V+O+C、同格のthatについて理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
13週 コミュニケーション活動と復習 いままで学習した内容を理解できる。
対話相手を意識して英語で会話できる。
14週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
15週 英語メディアコンテンツの視聴 視聴している動画中の人物の考えや気持ちを理解できる。
話者の発音やイントネーション等に注意して動画を視聴できる。
16週 期末試験 期末試験に向けて学習内容を復習できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2後15
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2後15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2後15
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2後15
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2後15
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2後15
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2後15
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。2後15
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2後15
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2後15

評価割合

試験TOEIC Bridge課題合計
総合評価割合501040100
基礎的能力501040100