技術者の英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者の英語Ⅲ
科目番号 0032 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Widgets Inc. A task-based course in workplace English (Second Edition)
Case studies in business innovation: Readings for discussion (BETA EDITION)
担当教員 ワーナー川原 ジェシー

到達目標

1. 技術者に必要な英語の基礎を習得する。
2. 英語でコミュニケーションをとることができる。
3. 英語でプレゼンテーションをすることができる。
4. 英語を使うことで、情報収集源を増やすことができる。
5. 自主学習の習慣を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
講義内容の理解講義の内容を理解している。講義の内容を大体理解している。 講義の内容を理解していない。
質問の理解と回答 (コミュニケーション活動)質問の意図が理解でき、英語で自分の意見を述べることができる。質問の意図を大体理解し、それに英語で答えようと努力している。質問に英語で答えることができない。
課題の提出計画的に課題を進め、すべての課題を提出している。計画的に課題を進め、ほとんどの課題を提出している。 課題を提出していない。
資料収集英文資料を探し、その内容を理解し、自分の言葉でまとめることができる。英文資料を探し、その内容を大まかに理解できる。英文資料を探すことができない。
プレゼンテーション英語で分かりやすく発表することができる。英語で発表することができる。英語で発表することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
これまで学習してきた英語を用いて授業を受ける、実践的な授業を目指す。
英語を用いたコミュニケーションに特に重点を置き、英語でのグループワーク、発表準備、発表練習を通して、
国際的な技術者として必要となる英語力の基礎を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
タスクベースの学習法で、技術者に必要なビジネス英語を学習する。
学生は今までの英語の知識と技術系科目の知識を応用し、製品の考案、ピッチ、市場調査、マーケティング等を疑似体験する。

※下記の授業計画には理想的な進度を記すが、学生の理解度等を考慮した上で授業内容や課題内容を一部変更する可能性がある。
注意点:
授業時間外にも準備が必要となる(毎週60~90分程度)。
また、グループワークが多いため、できる限り休まずに授業に参加することが重要だ。
授業では回数を重ねるごとに、より複雑な課題に挑戦する。
そのため英語で情報収集したり、資料作成をするために、グループ単位で行動をとる必要がある。
授業では、各学生が学校や自宅でインターネット接続のあるコンピュータを使用できることを想定している。
授業内、そして授業に関連する課題やグループワークは基本的に英語で行い、特に指示がない限り英語で発言することとする。

本科目は試験を行わない。成績評価は課題をもとにする。

※下記の授業計画には理想的な進度を記すが、学生の理解度等を考慮した上で授業内容や課題内容を一部変更する可能性がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Stage 1 (Welcome aboard) pp. 2-7 授業のガイダンス
2週 Stage 1 (Welcome aboard) pp. 8-11 Widgetsの製品について考える
オフィスでの会話について学ぶ
3週 Stage 2 (Think Outside the Box) pp. 12-14 チーム分けを行い、チーム単位の円滑な活動に向けて準備する
4週 Stage 2 (Think Outside the Box) pp. 15-17
宿題: p. 18
最初のチームリーダーを選ぶ
世界を変えた発明について考える
5週 Stage 2 (Think Outside the Box) pp. 18-21 ブレインストーミングする
Widgets製品を企画する
6週 Stage 2 (Think Outside the Box) pp. 22-23
宿題: p. 25
アイディアをチームと共有する
アイディアをより洗練されたものにする
7週 Stage 2 (Think Outside the Box)エレベーターピッチの視聴
宿題: pp. 21-25の完成
製品企画を提出する
エレベーターピッチについて学ぶ
自分のエレベーターピッチの準備をする
8週 Stage 3 (Call the shots) pp. 26-29
宿題: pp. 30-31のSWOT分析
SWOT分析について学ぶ
SWOT分析をする
2ndQ
9週 Stage 3 (Call the shots) pp. 30-31についてディスカッション
p. 32の完成
SWOT分析をする
製造段階に入る製品を選ぶ
10週 Stage 3 (Call the shots) pp. 33-34
宿題: p. 33の完成
製品レビューを理解する
製品レビューを作成する
11週 Stage 3 (Call the shots) pp. 35-37 ポスター作成 ポスター発表について学ぶ
ポスターのデザインについて考える
ポスター発表の準備をする
12週 Stage 3 (Call the shots) pp. 35-37 ポスター作成、発表原稿の作成
宿題: ポスターを完成させ、ポスター発表の練習をする
ポスター発表の準備をする
13週 Stage 3 (Call the shots) p. 38 ポスター発表 ポスター発表をする
発表の評価をする
14週 Stage 4 (Know your market) pp. 40-42
宿題: p. 39の完成
市場調査について学ぶ
15週 Stage 4 (Know your market) pp. 43-47 フォーカスグループ調査とアンケート調査について学ぶ
16週 Stage 4 (Know your market) pp. 44-47
宿題: pp. 46-47のグループ活動
フォーカスグループ調査をする
後期
3rdQ
1週 Stage 4 (Know your market) pp. 46-48 フォーカスグループ調査の結果分析をする
市場調査レポートの準備をする
2週 Stage 4 (Know your market) pp. 49-51
宿題: p. 55 自己評価の完成と市場調査レポートの作成
市場調査発表の準備をする
3週 Stage 5 (Get the word out) pp. 56-58 市場調査発表をする
4週 Stage 5 (Get the word out) pp. 59-61
宿題: ディスカッション準備 (pp. 60-61等)
広告キャンペーンについて学ぶ
5週 Stage 5 (Get the word out) p. 62
ディスカッション pp. 60-61
広告キャンペーンについてブレインストーミングする
6週 Stage 5 (Get the word out) pp. 63-69
宿題: 発表準備
ビデオコマーシャルの準備をする
7週 Stage 5 (Get the word out) pp. 66-69
宿題: 発表準備
ビデオコマーシャルの準備をする
8週 Stage 5 (Get the word out) pp. 66-69
宿題: 発表準備
ビデオコマーシャルの準備をする
4thQ
9週 Stage 5 (Get the word out) p. 70 発表 ビデオコマーシャルの発表をする
10週 Stage 6 (Don't sell yourself short) pp. 75-79
宿題: カバーレター、履歴書の作成とp. 71の自己評価
仕事探しについて考える
履歴書について学ぶ
カバーレターと履歴書を作成する
11週 Stage 6 (Don't sell yourself short) pp. 80-81 面接の準備をする
12週 Stage 6 (Don't sell yourself short) p. 82 面接する
13週 理解度確認の課題 ビジネス英語の理解度を確認する課題を提出する
14週 理解度確認の課題 ビジネス英語の理解度を確認する課題を提出する
15週 1年を振り返って 1年間で学習したことを振り返る
16週 1年を振り返って 1年間で学習したことを振り返る
来年度の授業について説明をうける

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
分野横断的な能力100100