到達目標
1、2学年での学習を踏まえ、より高度な国語力の涵養に努める。
現代文では、一言一句の意味や文章の展開などを正確に読み取りながら、随筆では筆者や作者の独自なものの見方・感じ方について、評論文では論じられている問題について、自分なりの捉え方や考え方を持てるようになる。
古文・漢文では、より高度な知識を習得するとともに、作品が生まれた時代状況や文学史的な流れを理解することにより、現代に至るまでの日本文化の背景を理解する。
表現分野では、社会生活において直面するであろういろいろな場面を想定し、その際注意すべき事項について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 詩歌・小説の文意や作者の表現しようとするところを理解し、それについての自分なりの感想を持つことができる。 | 文意を理解し、文芸作品に対する興味を持つことができる。 | 文意の理解が十分でなく、文芸作品に対する興味を持つことができない。 |
評価項目2 | 評論文や随筆を読み、文意を正しく理解した上で、論理の展開や考え方の独自性を味わい、それについての自分なりの意見をまとめることができる。 | 論旨を把握し、文意を正確に理解することができる。 | 文意を理解できず、論旨を把握することができない。 |
評価項目3 | 古文・漢文の高度な知識を理解した上で、古典に親しみ、古典の意義を理解することができる。 | 古典についての高度な知識を習得し、古典に親しむ素地を作ることができる。 | 古典についての高度な知識を習得し、古典に親しむ素地を作ることができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1、2学年での国語学習を踏まえながら、語句に注意しつつ文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについての考えを深め広げることができるような、より高度な「読む・聞く・話す・書く」国語力を総合的に養う。
授業の進め方・方法:
前期は現代文を扱う。問題集なども用いながら文章を正確に読み取り論点を明らかにし、さらにペアワークなどによってより理解を深めて行くようにする。
後期は文章表現について、各自担当範囲を割り当てて順番に発表する演習形式とする。
発表時の原稿作成以外については、授業中の理解を深めるために、毎回の授業について、45分は予習と復習の時間をかけることとする。
注意点:
授業の前に教科書を一読し、分からない語句等があれば事前に調べ、演習問題は事前に考えておいてほしい。
前期の成績評価は定期試験での成績80%、その他20%とする。後期は準備をしたうえで発表し、事後の発表修正レポートが提出されていることを前提条件とし、毎回の授業における、予習・授業内容の記録・感想記入の状況をノートにて評価する。さらに、質疑応答における積極的参加については、本人の自己評価として加えることとする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習目標や方法・評価などについて理解できるようになる。
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2週 |
随想「幸せの分量」 話題の展開に注意して、作者の思いを把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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3週 |
随想「夢を建てる人々」 話題の展開に注意して、作者の思いを把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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4週 |
随想「夢を建てる人々」 話題の展開に注意して、作者の思いを把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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5週 |
評論「情報の力関係」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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6週 |
評論「『考える葦』であり続ける」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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7週 |
評論「『考える葦』であり続ける」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
語句に注意しながら文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開を理解できるようになる。
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8週 |
進度調整 |
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2ndQ |
9週 |
小説「ざしきわらし」
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ストーリーの展開に即して、小説全体の構成を理解できるようになる。
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10週 |
小説「青が消える(Losing Blue)」
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具体的な表現に即しながら、登場人物の心理の移り変わりを読み取ることができるようになる。
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11週 |
小説「ナイン」
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小説の表現効果に注意しながら、作品の主題をまとめ、自分の意見や感想をまとめることができるようになる。
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12週 |
小説「高瀬舟」 情景や心情の描写に留意しながらストーリを把握する |
ストーリーの展開に即して、小説全体の構成が理解できるようになる。
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13週 |
小説「高瀬舟」 情景や心情の描写に留意しながらストーリを把握する |
具体的な表現に即しながら、登場人物の心理の移り変わりを読み取ることができるようになる。
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14週 |
小説「高瀬舟」 情景や心情の描写に留意しながらストーリを把握する |
小説の表現効果に注意しながら、作品の主題をまとめ、自分の意見や感想をまとめることができるようになる。
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
答案返却と補講 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス1
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学習目標と授業方法・評価について理解できるようになる。相手にとって分かりやすい文章を書こうとする態度が身につく。相手にとって分かりやすい文章を書くために、他人と検討できるようになる。発表およびその準備にあたり、注意すべきことが理解できるようにある。
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2週 |
ガイダンス2 |
同上
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3週 |
発表2 |
発表する、あるいは発表を聞くことにより、自分と他人の考え方や捉え方の違いを理解できるようになる。
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4週 |
発表3 |
同上
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5週 |
発表4 |
同上
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6週 |
発表5 |
同上
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7週 |
発表6 |
同上
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8週 |
発表7 |
同上
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4thQ |
9週 |
発表8 |
同上
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10週 |
発表9 |
同上
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11週 |
発表10 |
同上
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12週 |
発表11 |
同上
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13週 |
発表12 |
同上
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14週 |
発表13 |
同上
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15週 |
発表14 |
同上
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16週 |
まとめ・予備日 |
学習内容を振り返り、身についた内容について客観的に理解できるようになる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験またはレポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |