英語AⅢ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英語AⅢ
科目番号 0037 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 FLEX English Communication II(増進堂),FLEX English Communication II Workbook(増進堂)
担当教員 久保田 佳克

到達目標

・英語運用の基礎となる知識や技能を習得し、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身に付け、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。
・日常生活や自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって内容を聴解、読解、伝達できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コミュニケーションへの関心、意欲、態度コミュニケーションに関心を持ち、積極的に言語活動を行いコミュニケーションを行うことができる。様々な方法でコミュニケーションを図ろうとしている。他者とコミュニケーションすることにおいて消極的である。
英語表現の能力英語を用い、情報や考えなどを正確に表現することができる。情報や考えなどを正確に話したり書いたりすることができる。第二学年までに英語A,Bで既習した構文や語彙を使った表現ができない。
英語理解の能力英語を読み聞きし、話し手や書き手の意向などを理解することができる。本文を読み、その内容を理解することができる。 英文の聞き取りができる。第二学年までに英語A,Bで既習した構文や語彙を理解できない。
言語および文化についての知識と理解英語の学習を通し、英語やその運用についての知識を身につけているとともに、その背景にある異文化を理解している。英語に対する知識、言語材料を正しく理解し運用することができる。自国の文化のみならず外国の文化にも理解を示さない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 まとまった物語文や説明文を毎分100語程度の速度で読んだり聞いたりして,日本語を介さずに概要を把握できるようになることを目標とする。また,質問に対して正確に答えられるようになる。中学と高専2年次までで既習の1800語程度の語彙を定着させるとともに,理工系の文献で頻出する単語400語を含む600語程度の語彙を新たに習得する。
授業の進め方・方法:
 相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け,自分や身近なことについて,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。授業は以下の手順で行う。
   1.語彙・文法・構文などの知識をもとに,ある程度の長さの英文を読んで内容を理解する。 
   2.発音記号を理解し英文のイントネーションに慣れ,英文の内容やその理解が聞き手に伝わるように音読する。 
   3.英文読解を通して,理解した内容や,その背景にある文化様式や考え方を理解し,自分の言葉にして発信する。
注意点:
 授業は週1回,講読形式(速読)で行われる。そのため,定期試験の範囲がやや多めになることが予想される。それに対応できるように,普段から最低限,語句の意味・慣用表現・構文等の確認を行った上で授業に臨むことが必要である。また,長期休業期間中の課題も評価に組み入れるので,提出物は必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・予習方法,授業進行の説明 ・本科目の概要と目的を理解する。
2週 Lesson 5 Running a Business for the Poor ・BOPについて理解することができる。
3週 Lesson 5 Running a Business for the Poor ・ポリグル開発の経緯について理解することができる。
4週 Lesson 5 Running a Business for the Poor ・ポリグルの効能と販売方法について理解することができる。
5週 Lesson 5 Running a Business for the Poor ・小田のインタビューの内容を理解することができる。
6週 Lesson 6 The Living Library ・人間図書館の意味について理解することができる。
7週 Lesson 6 The Living Library ・失読症について理解することができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Lesson 6 The Living Library ・路上生活者と「ビッグイシュウ」について理解することができる。
10週 Lesson 6 The Living Library ・人間図書館の本からわかることについて理解することができる。
11週 Lesson 7 More Than Just Shelters ・緊急避難所の生活について理解することができる。
12週 Lesson 7 More Than Just Shelters ・坂の活動について理解することができる。
13週 Lesson 7 More Than Just Shelters ・坂の他国での活動について理解することができる。
14週 Lesson 7 More Than Just Shelters ・坂の若者へのメッセージについて理解することができる。
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験返却・まとめと復習
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・予習方法,授業進行の説明 ・授業の方法と英語の学習方法を理解できる。
2週 Lesson 8 Artificial Intelligence ・クイズ王ワトソンについて理解することができる。
3週 Lesson 8 Artificial Intelligence ・人工知能の能力について理解することができる。
4週 Lesson 8 Artificial Intelligence ・深層学習について理解することができる。
5週 Lesson 8 Artificial Intelligence ・人工知能と職業について理解することができる。
6週 Lesson 9 Sapeur ・サプールについて理解することができる。
7週 Lesson 9 Sapeur ・サプールでいることの意味について理解することができる。
8週
4thQ
9週 Lesson 9 Sapeur ・サプールの歴史について理解することができる。
10週 Lesson 9 Sapeur ・サプールでいることの難しさについて理解することができる。
11週 Lesson 10 Larry Page and the Dream of Google ・グーグルの機能について理解することができる。
12週 Lesson 10 Larry Page and the Dream of Google ・グーグルの開発者について理解することができる。
13週 Lesson 10 Larry Page and the Dream of Google ・ラリーたちの挑戦の内容について理解することができる。
14週 Lesson 10 Larry Page and the Dream of Google ・ラリーのメッセージについて理解することができる。
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の返却・まとめと復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験小テスト課題多読トーク作文合計
総合評価割合6010101055100
基礎的能力30100100050
応用的能力3001005550