現代文では、語句に注意しながら内容の展開を正確に読み取れるようになる。加えて、随筆および詩歌では筆者や作者の独自なものの見方・感じ方、評論文では論じられている問題について、小説では作中人物の心情や思想について、自分なりのとらえ方や考え方ができるようになる。
古文・漢文では、基礎的な知識を習得するとともに、音読や朗読等によって古文・漢文の独特なリズムに慣れ親しむことができるようになる。加えて、古人のものの見方・感じ方を理解できるようになる。
概要:
国語Ⅰの学習内容を踏まえながら、文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについての考えを深め広げることができるような、より高度な「読む・聞く・話す・書く」国語力を総合的に学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的には教科書を用い、前期は現代文、後期は中間試験までは古文、それ以降は漢文の授業を行う。教材の課題学習ノートのほかに授業担当者作成のプリントも用いながら、文章を正確に読み取り論点を明らかにし、グループ学習などによって理解を深めていきたい。
【事前学習】教科書やプリントを一読し、意味や読みがわからない語句を調べ、問題を考えてくる
【事後学習】「課題ノート」に取り組む
注意点:
毎回できれば30分の予習および復習の時間をとってほしい。授業前に教科書やプリントを一読し、意味や読みがわからない語句を調べ、問題を考えてくると、授業時に余裕がうまれ、理解が深まる。授業後は扱った内容を反芻してほしい。評価は、定期試験の成績80%、提出物その他20%とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習目標や方法・評価などが理解できるようになる。
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2週 |
評論「コインは円形である」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開が理解できるようになる。
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3週 |
評論「コインは円形である」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
段落ごとに文脈に沿った言葉の意味を理解し、文意を正しく捉えることができるようになる。
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4週 |
小説「指」 情景や心情の描写に留意しながらストーリーを把握する。 |
ストーリーの展開に即して、小説全体の構成が理解できるようになる。
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5週 |
小説「指」 情景や心情の描写に留意しながらストーリーを把握する。
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具体的な表現に即しながら、登場人物の心理の移り変わりを読み取ることができるようになる。
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6週 |
評論「失敗に学ぶ」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
小説の表現効果に注意しながら、作品の主題をまとめ、自分の意見や感想をまとめることができるようになる。
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7週 |
評論「失敗に学ぶ」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
段落ごとに文脈に沿った言葉の意味を理解し、文意を正しく捉えることができるようになる。
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8週 |
前期中間試験 |
答案作成の基本が理解できるようになる。
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2ndQ |
9週 |
答案返却 小説「清兵衛と瓢箪」 情景や心情の描写に留意しながらストーリーを把握する。 |
これまでの学習内容をおさらいし、振り返ることができる。 段落ごとに文脈に沿った言葉の意味を理解し、文意を正しく捉えることができるようになる。
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10週 |
小説「清兵衛と瓢箪」 情景や心情の描写に留意しながらストーリーを把握する。
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ストーリーの展開に即して、小説全体の構成が理解できるようになる。
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11週 |
評論「世界中がハンバーガー」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開が理解できるようになる。
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12週 |
評論「世界中がハンバーガー」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
段落ごとに文脈に沿った言葉の意味を理解し、文意を正しく捉えることができるようになる。
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13週 |
評論「『思われる』と『考える』」 論の展開に注意して、論旨を把握する。
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文章全体の構成を理解し、大意をつかみ、各段落のつながりや展開が理解できるようになる。
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14週 |
評論「『思われる』と『考える』」 論の展開に注意して、論旨を把握する。 |
段落ごとに文脈に沿った言葉の意味を理解し、文意を正しく捉えることができるようになる。
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15週 |
前期期末試験 |
答案作成の基本が理解できるようになる。
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16週 |
答案返却とまとめ |
これまでの学習内容をおさらいし、振り返ることができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
古文『伊勢物語』 |
平易な古文を音読し、現代語訳を参照しながら、古人のものの見方、感じ方が理解できるようになる。
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2週 |
古文『伊勢物語』
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平易な古文を音読し、現代語訳を参照しながら、古人のものの見方、感じ方が理解できるようになる。
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3週 |
古典文法『助動詞』『敬語』、古典常識 |
助動詞の活用表の見方・敬語のあらまし・古典の常識が理解できるようになる。
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4週 |
古文『土佐日記』 |
平易な古文を音読し、文法事項に留意しながら、内容を理解できるようになる。
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5週 |
古文『土佐日記』 |
平易な古文を音読し、文法事項に留意しながら、内容を理解できるようになる。
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6週 |
古文『平家物語』 |
平易な古文を音読し、文法事項に留意しながら、内容を理解できるようになる。
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7週 |
古文『奥の細道』 |
平易な古文を音読し、文法事項に留意しながら、内容を理解できるようになる。
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8週 |
後期中間試験と答案返却 漢文「故事成語」 |
これまでの学習内容をおさらいし、振り返ることができる。 訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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4thQ |
9週 |
漢文「唐詩」 |
唐詩のきまりを理解し、歴史的背景を踏まえ、音読して鑑賞できるようになる。訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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10週 |
漢文「唐詩」 |
唐詩のきまりを理解し、歴史的背景を踏まえ、音読して鑑賞できるようになる。訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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11週 |
漢文「桃花源記」 |
訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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12週 |
漢文「桃花源記」 |
訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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13週 |
漢文「論語」 |
訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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14週 |
漢文「論語」 |
訓点にしたがって音読し、現代語訳を参照しながら内容が理解できるようになる。
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15週 |
後期期末試験 |
答案作成の基本が理解できるようになる。
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16週 |
答案返却とまとめ |
これまでの学習内容をおさらいし、振り返ることができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 2 | 前14 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 2 | 前14 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 2 | 前10 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 2 | 前10,前14 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 2 | 前14 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 2 | 後14 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 2 | 後14 |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 2 | 前14 |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 2 | 後14 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 2 | 後14 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 2 | 後14 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 2 | 後14 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | 後14 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 2 | 後14 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 2 | 後14 |