英語AⅢ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語AⅢ
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Power On English Communication III (東京書籍)
担当教員 加藤 久美子

到達目標

英語運用の基礎となる知識や技能を習得し、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。相手とコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身に付け、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。日常生活や自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって内容を聴解、読解、伝達できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コミュニケーションへの関心、意欲、態度コミュニケーションに関心を持ち、積極的に言語活動をおこなうことができる。様々な方法を使って、コミュニケーションを図ろうとしている。他者とコミュニケーションをはかることに消極的である。
英語表現の能力英語を使用し、情報や考えを的確に表現することができる。情報や考えを正確に話したり書いたりすることができる。第二学年までに英語A,Bで学習した構文や語彙を使った英語表現ができない。
英語理解の能力英語を読み聞きし、書き手や話しての意向を理解することができる。本文を読み、その内容を理解することができる。 英文の聞き取りができる。第二学年までに英語A,Bで学習した構文や語彙を理解できない。
言語および文化についての知識と理解英語の学習を通し、英語やその運用についての知識を身に付けていると共に、その背景にある異文化を理解している。英語に対する知識、言語材料を正しく理解し運用することができる。自国の文化のみならず外国の文化にも理解を示さない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
まとまった物語文や説明文を毎分100語程度の速度で読んだり聞いたりして、日本語を介さずに概要を把握できるようになることを目標をする。また、質問に対して性格に答えられるようになる。中学と高専2年次までの既習の1800語程度の語彙を定着させるとともに、理工系の文献で頻出する単語400語を含む600語程度の語彙を新たに習得する。
授業の進め方・方法:
 相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け,自分や身近なことについて,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。授業は以下の手順で行う。
   1.語彙・文法・構文などの知識をもとに,ある程度の長さの英文を読んで内容を理解する。 
   2.発音記号を理解し英文のイントネーションに慣れ,英文の内容やその理解が聞き手に伝わるように音読する。 
   3.英文読解を通して,理解した内容や,その背景にある文化様式や考え方を理解し,自分の言葉にして発信する。
「事前学習」: 次回の授業の内容、テキストの内容を確認しておくこと。
「事後学習」: 授業後の復習を毎回必ず行うこと。
注意点:
授業は週一回、講読形式で行う。予め、語句の意味・慣用表現・構文の確認を行って授業に臨むこと。また、長期休業期間中の課題も評価に組み入れるので、課題は必ず提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、予習方法、授業の進め方の説明 ・本科目の概要と目的を理解する。
2週 Lesson 1 Emoji as a Universal "Language" 絵文字がどのように使われるようになっているかについて理解することができる。
3週 Lesson 1 Emoji as a Universal "Language" 文の主語と述語動詞の働きについて理解することができる。
4週 Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? オリンピックの旗の意味について理解することができる。
5週 Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? パラグラフと話題文の役割について理解することができる。
6週 Lesson 3 Zoo Dentists 動物の歯を治療する仕事について理解することができる。
7週 Lesson 3 Zoo Dentists 文章の構成を理解することができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter 初対面の人との会話の際に「最初の4分」が重要であることを理解することができる。
10週 Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter 列挙を示すディスコースマーカーの使い方を理解することができる。
11週 Lesson 5 A Promising Surfer from Japan プロサーファーである大原洋人選手について理解することができる。
12週 Lesson 5 A Promising Surfer from Japan 因果関係を示すディスコースマーカーの使い方について理解することができる。
13週 Sounds Interesting! ① 弱形と強形の特徴をとらえて、単語・文章を適切に発音することができる。
14週 Lesson 6 Where Does Halloween Come from? ハロウィーンの起源と歴史について理解することができる。
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験返却・まとめと復習
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、予習方法、授業の進め方の説明 授業の方法と英語の学習を理解できる。
2週 Lesson 6 Where Does Halloween Come from? 付帯状況を表すwithの用法について理解することができる。
3週 Lesson 7 A Sciene Award That Makes You Laugh, and Then Think イグ・ノーベル賞を受賞した研究の内容を知り、賞の意義について理解することができる。
4週 Lesson 7 A Sciene Award That Makes You Laugh, and Then Think 対比を表す接続詞whileの用法を理解することができる。
5週 Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska 写真家、松本紀生さんが写真家になるまでの道のりと現在の生活について理解することができる。
6週 Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska 関係代名詞whatの用法について理解することができる。
7週 Lesson 9 The History of English Tea 紅茶がイギリスに伝わる過程とイギリスとイギリスに関わる国々の歴史への影響について理解することができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 Lesson 9 The History of English Tea while[when] (+S+be動詞)の用法について理解することができる。
10週 Lesson 10 Water and Living Things 人が生きていくために必要な水と砂漠に住む動物たちの生態について理解することができる。
11週 Lesson 10 Water and Living Things 否定を表す形容詞・副詞について理解することができる。
12週 Summary Writing ① 情報を取捨選択して要約文をまとめる方法を理解することができる。
13週 Summary Writing ② 話題文と重要な支持文の選択方法、副詞や接続詞の使い方を理解することができる。
14週 Sounds Interesting! ② 強勢の変化をとらえて、単語を適切に発音することができる。
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の返却・まとめと復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後13,後14
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後13,後14
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後14
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前5,前6,前7,前9,前11,前12,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,後3,後6,後7,後9,後10,後11,後13,後14
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,後3,後4,後6,後7,後9,後10,後11,後14
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,後4,後6,後7,後10,後11,後13,後14
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前3,前9,前10,前11,前12,後3,後6,後7,後9,後10,後11,後13,後14
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前12,後7,後10,後11,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前11,前12,前13,後2,後6,後7,後9,後10,後11,後14
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前3,前5,前7,前9,前10,前11,前12,後12,後13
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前6,前7,前9,前10,前11,前12,後4,後6,後10,後11,後12,後13,後14
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3後10,後12,後13
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前9,前10,前11,前12,後2,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験小テスト課題多読トーク作文合計
総合評価割合6010101055100
基礎的能力30100100050
応用的能力3001005550