到達目標
情報工学あるいは電子工学の分野で,人間性豊かなエンジニアとして活躍するための知識を獲得する。
ネットワークに関する基礎的な内容を実習を通じて理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | UTPケーブルの作成,及び取り扱いができる。 | UTPケーブルの作成ができる。 | UTPケーブルの取り扱いができない。 |
評価項目2 | ネットワーク機器のネットワークへの接続設定ができる。 | ネットワーク機器の基本的な機能や用語を説明できる。 | ネットワーク機器の基本的な機能や用語を説明できない。 |
評価項目3 | 静的経路制御,及び動的経路制御としてRIPの設定ができる。 | ルーターを使用したネットワークを構築できる。 | ルーターを使用したネットワークを構築できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
情報工学・電子工学に関する基礎的な内容について実験実習を通じて現象を知ることから理解へ繋げる。
ネットワーク基礎で学んだ内容を実際に実施することで,講義内容を復習し理解を高める。
授業の進め方・方法:
事前学習(予習):講義中心の科目が基礎となっていることから,それらの関連授業資料の振り返りを行い,実習ではそれらを実際に確認できるように準備して臨むことが好ましい。実習によっては講義日が近づくとLMSなどのオンライン上で公開されることもあることから,これらも事前に確認しておくと,より理解が深まる。
事後学習(復習):実習終了後は,早期に提出物作成などを行い,いま一度実験内容を振り返っておくと,身につきやすい。
実習回毎に実習内容のまとめの提出も行う。また,まとめ試験を実施して理解度をはかる。実習に必要な資料は印刷媒体及びオンライン上で配布する。
注意点:
ネットワーク基礎と関連する。また4年次から本格的に学ぶネットワーク関連の科目の基礎となる。実習は個人またはグループ単位で行う。実習回毎に実習内容のまとめの提出も行う。この提出までできてその回の実習は完了となる。やむを得ず実習を欠席した場合には,次回の実習回まで回復できているとよりよい。毎週の補習時間も積極的に活用する。
事前学習:実習資料などを確認し事業内容を把握しておく。
事後学習:実習での取り組みを振り返り実習内容のまとめの提出を行う。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,ネットワーク ケーブルの作成 |
ガイダンスを実施する;UTPケーブルについて解説する
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2週 |
ネットワーク ケーブルの作成 |
UTPケーブルを作成する
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3週 |
ネットワーク ケーブルの作成 |
LMSを利用してUTPケーブルの振り返りを実施する
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4週 |
ネットワーク シミュレーター(PacketTracer)を用いたネットワークの構築 |
PacketTracerについて解説する;PTを利用する;LMSを利用した提出方法について練習する
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5週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
指定された条件下でのアドレスの割り当て練習をする;PCにアドレスを設定してネットワークに参加させる
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6週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
指定された条件下でのアドレスの割り当て練習をする;ネットワーク スイッチも利用したネットワークを構築する
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7週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
指定された条件下でのアドレスの割り当て練習をする;ルーター1台を含むネットワークを構築する
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8週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
指定された条件下でのアドレスの割り当て練習をする;ルーター2台以上を含むネットワークを構築する
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4thQ |
9週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
インターフェースを指定して静的経路制御を行う
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10週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
ネクスト ホップ アドレスを指定して静的経路制御を行う
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11週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
動的経路制御の1つであるRIPを設定する
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12週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
シリアル ケーブルを用いたネットワークを構築する
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13週 |
ネットワーク シミュレーターを用いたネットワークの構築 |
複数経路のネットワークを構築する
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14週 |
まとめ試験 |
これまでの実習内容の理解度を計る
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15週 |
振り返り,補講 |
振り返りと,補講を行う
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16週 |
補講 |
予備として,必要に応じて補講や実習を行う
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 演習と実習 | まとめ試験 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 20 |
専門的能力 | 40 | 40 | 80 |