国語Ⅳ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語Ⅳ
科目番号 0080 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 伊勢 英明

到達目標

日常生活で使用される言葉を始めとして広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できるようになる。またそれらを用いて、社会的コミュニケーションとして実践できるようになる。さらに日本語で情報を収集・取捨選択・構成する能力や論理的かつ多角的な理解力および十年な発想力、豊かで効果的なコミュニケーション能力や主体的な表現意欲を持てるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
日本語の習得、意味・用法の理解日本語習得に意欲的に取り組み、その意味や用法を正しく理解することができる。日本語習得に取り組み、意味や用法も大体理解できる。日本語習得にあまり熱心でなく、意味や用法も十分には理解できない。
日本語の意味・用法の使いこなし、コミュニケーションの実践習得した日本語の意味や用法を様々に使いこなし、社会的コミュニケーションを効果的に実践できる。習得した日本語の意味や用法を活用しながら社会的コミュニケーションが取れる。習得した日本語の意味や用法を活用できず、社会的コミュニケーションが取れない。
日本語による情報の収集・取捨選択・構成の能力、表現意欲の涵養日本語で情報を収集・取捨選択・構成する能力や論理的な理解力および柔軟な発想力や思考力、効果的なコミュニケーション能力や主体的な表現意欲を養うことができる。日本語で情報を収集・取捨選択・構成する能力が持て、主体的な表現意欲の重要性が理解できる。日本語で情報を収集・取捨選択・構成することができず、効果的なコミュニケーション能力や主体的な表現意欲の重要性が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「アウトライン法」を学ぶことにより日本語で効果的に文章を書くための技術を習得し、それを活かした作文を作成して提出し、それを評価する。
授業の進め方・方法:
前半でまず講義形式によって「アウトライン法」という作文技術を学び、後半でそれの実践として作文を作成し、自分の意見としてまとめ、それを発表する。また、随時日本語についての小テストを行い日本語の基礎力を確認する。
毎回の授業前までに授業で行う内容と意義を考えて整理しておくとともに、授業後は授業で学んだことを振り返り、今後へ活かす方法を考えること。
注意点:
「アウトライン法」に基づきながら作文作成や発表をすることになるので、身近な問題から世界情勢についてまで幅広く目配りをかかさないようにする。
資料に基づいて作文を作成するに際しては信頼性の高い、できるだけ多くの資料に当たることによって誤りのない内容とすることを期す。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 学習目標や方法・評価などについて理解できるようになる。
2週 文章の種類と主題について 文章にはどのような種類があり、また主題を決める時の留意点について理解できるようになる。
3週 文章の構想と構成について 構想を立てる時の留意点や、主題をより効果的に叙述するための構成にはどのようなものがあるかを理解できるようになる。
4週 文章の表現形式と推敲について 常体と敬体との使い分け、句読点や括弧などの重要性について理解できるようになる。
5週 「アウトライン法」について 「アウトライン法」とはどのようなものであるかについて理解できるようになる。
6週 「アウトライン法」を用いた演習①(主題文)
「アウトライン法」に沿って主題を決め、それを主題文としてまとめることができるようになる。
7週 同上 同上
8週 「アウトライン法」を用いた演習②(材料の収集と配置) 「アウトライン法」に沿って材料を収集し、それをより効果的にするための配置を考えることができるようになる。
4thQ
9週 同上 同上
10週 「アウトライン法」を用いた演習③(書き出しと結び) 「アウトライン法」に沿って段落分けを行い、各段落の要旨をまとめられるようになる。
11週 同上 同上
12週 「アウトライン法」を用いた演習④(段落分けと要旨) 「アウトライン法」に沿って書き出しと結びを予想し、より効果的なそれらが工夫できるようになる。
13週 同上 同上
14週 作文の作成(執筆)
これまでの作業に沿いながら実際に作文を作成できるようになる。
15週 同上(推敲) 一旦擱筆した作文をよりよい文章にするための推敲ができるようになる。
16週 発表 完成した作文を発表し合うことによって、互いに批評し啓発できるようになる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

作文レポート発表相互評価態度ポートフォリオ小テスト合計
総合評価割合502000030100
基礎的能力502000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000