ネットワーキング技術

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ネットワーキング技術
科目番号 0100 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「Linuxサーバ構築標準教科書」LPI-Japan
担当教員 菅野 浩徳,速水 健一

到達目標

TCP/IP技術の基礎知識を修得すること。
Linuxによるインターネットサーバの構築ができるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
TCP/IP技術の基礎知識についてTCP/IP技術の基礎知識を理解し説明できる。TCP/IP技術の基礎知識を理解できる。TCP/IP技術の基礎知識を理解できない。
インターネットサーバの構築についてLinuxによるインターネットサーバの構築ができ説明できる。Linuxによるインターネットサーバの構築ができる。 Linuxによるインターネットサーバの構築ができない。
バーチャルマシンの管理・操作方法についてバーチャルマシンの管理・操作方法を理解し説明できるバーチャルマシンの管理・操作方法を理解できるバーチャルマシンの管理・操作方法を理解できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE (A) 実践技術者としての高度でかつ幅広い基本的能力・素養

教育方法等

概要:
ネットワーク技術及びそれらを用いたネットワークサーバ構築技法の基礎を,「Linuxサーバ構築標準教科書」等の教材を活用しながら実践的に学習・修得する。
この科目は企業でコンピュータ・ネットワークの構築・運用・コンサルティングを担当していた教員が,その経験を活かし,演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本科目は,コンピュータリテラシ,コンピュータシステム基礎,ネットワーク基礎,第I類基礎実験,ネットワーク理論などと関連する。パソコンやネットワーク機器を用いた演習を行う。
事前学習:毎回の授業前までに、授業で行う内容と意義を考えて整理しておくこと。
事後学習:毎回の授業後に、授業で学んだことを振り返り、今後へ活かす方法を考えること。
注意点:
授業時間外における自学自習を確実に行い,着実に理解するよう心掛けること。不明な点があれば進んで質問すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概要説明
演習準備・事前学習
この授業の目的,学習内容,到達目標などを理解する。
演習の準備と事前学習を通じ、現状の知識・理解の度合いを確認する。
2週 サーバ構築演習 バーチャルマシンの管理・操作方法を理解し実施する。
3週 サーバ構築演習 Linuxのインストール方法を理解し,実施する。
Linuxによるサーバ構築のための基本的な設定を理解し,実施する。
4週 サーバ構築演習 ネットワーク設定の基本的な設定を理解し,実施する。
5週 サーバ構築演習 DNSサーバの構築技法を理解し,実施する。
6週 サーバ構築演習 DNSサーバの構築技法を理解し,実施する。
7週 サーバ構築演習 演習環境の保全・移行方法を理解し,実施する。
8週 サーバ構築演習 Webサーバの構築技法を理解し,実施する。
4thQ
9週 サーバ構築演習 Webサーバの構築技法を理解し,実施する。
10週 サーバ構築演習 メールサーバの構築技法を理解し,実施する。
11週 サーバ構築演習 メールサーバの構築技法を理解し,実施する。
12週 サーバ構築演習 ファイルサーバの構築技法を理解し,実施する。
13週 サーバ構築演習 セキュリティの強化技法を理解し,実施する。
14週 振り返り これまでの学習内容の理解を深め定着を図る。
15週 まとめ これまでのまとめ
16週 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3後4
主要なサーバの構築方法を説明できる。3後5,後6,後8,後9,後10,後11
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。3後4
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。3後13
基本的なルーティング技術について説明できる。4後4
基本的なフィルタリング技術について説明できる。4後13

評価割合

課題A課題B合計
総合評価割合4060100
基礎的能力102030
専門的能力304070