| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
気体の法則 | ボイルの法則、シャルルの法則が3次元的なグラフで表現できることを理解し、それを使うことができる。 | ボイルの法則など基本的な気体の性質を理解し、計算することができる。 | 気体の示す法則が分子の性質のよることを理解していない。 |
気体の性質と分子統計熱力学 | 分子を振る舞いと物理法則の関係を理解し、具体的に計算することができる。ボルツマン定数を使って分子のエネルギーを表現できる。 | 分子を振る舞いと物理法則の関係を理解している。 | 気体の示す法則が分子の形状とその振る舞いによって説明できることを理解していない。 |
ミクロな世界とマクロな世界 | 物質波、粒子と波動の二重性、確率波、不確定性原理、波動方程式と電子の動径関数、電子雲の広がりについて定性的に理解している。 | ミクロな世界の記述にはマクロな世界とは異なる概念の導入が必要であることを理解している。物質波、粒子と波動の二重性、確率波、不確定性原理について定性的な理解をしている。 | ミクロな世界とマクロな世界の違いを理解できない。 |
固体(金属結晶)の構造 | 代表的な金属結晶について、体積充填率の計算ができる。 | 代表的な金属結晶が球体によるモデルで説明できることを理解し、単位格子の一辺の長さと原子半径の関係を求めることができる。 | 身の回りの金属結晶について、代表的な構造を知らない。 |
イオン結晶の構造 | イオン半径と結晶の安定性について考察できる。限界イオン半径比を求めることができる。 | イオン結晶の単位格子の構造と種類について理解している。 | 金属結晶とイオン結晶の違いを述べることができない。 |
有機化学 | 身の回りの有機化合物の特徴や反応性を、その構造から推測できる。有機化合物について、人間生活と関連付けて理解している。 | 炭化水素の分類、その反応性、構造異性体について理解している。基本的な官能基の性質を理解している。元素分析の計算ができる。 | 有機化合物と無機化合物の区別ができない。 |