英語AⅡ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語AⅡ
科目番号 1005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Viva! English Communication Ⅱ 笹原 豊造 ほか、第一学習社・Viva! English Communication Ⅱ ワークブック、第一学習社
担当教員 竹内 素子

到達目標

 一年次で学習した内容を踏まえ、より複雑な構造をもつ英文を日本語を介さずに情報を読み取ることを学習するとともに,自分の考えや情報を英語で的確に伝えることを学習する。
 また英語Bで学習した知識を用い、より複雑な英文を正確に読解する力を養うとともに、平易な英文を日本語を介さずに理解する力も養う。また,ある程度まとまった英文を速読し,さらに英語で情報を伝える力を養う。(
通年)
 グループごとに英語で簡単なプレゼンテーションができる。(後期)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
未習の英文を読んだり聞いたりして理解し,英語で要約したり,英語で質問に答えられる。既習の英文を読んだり聞いたりして理解し,英語で要約したり,質問に答えられる。既習の英文を読んだり,聞いたりして,内容を理解することができない。
2100語程度の語彙を理解し,中学既習語はほぼ正確に使用できる。1500程度の語彙を理解し,中学既習語はある程度使用できる。中学既習語を使用できない。
英語で発表資料を作成し発表することができる教科書に出ている単語・熟語を理解できる中学既習構文を理解・使用できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 国際的に通用する基礎的なコミュニケーション能力

教育方法等

概要:
まとまった物語文や説明文を毎分100語程度の速度で読んだり聞いたりして,日本語を介さずに概要を把握できるようになることを目標とする。また,質問に対して正確に答えられるようになる。中学と高専1年次で既習の1500語程度の語彙を定着させるとともに,理工系の文献で頻出する単語400語を含む600語程度の語彙を新たに習得する。
授業の進め方・方法:
 ある程度分量のある英文を読み,その中で使われる語彙・文法を身につける活動が授業の中心となる。英語ⅠAと英語ⅠBで学んだ語彙・文法・構文等の既習知識を活用できるように,多くの英文に接して練習を積み重ねながら,かつ上級の語彙・文法・構文を学び,より高度な英文を読む訓練を行う。
 後期は英語によるグループプレゼンテーションを行う。具体的には毎週一定の時間をグループでのプレゼンの準備に当て、英語による資料収集、パワーポイントファイルの作成、発表原稿の作成などグループごとに議論、検討を進めながらまとめて行く。
 後期末に発表会を開き、相互評価を行う。
注意点:
 授業は予習を前提とし、基本的に英語で行うため、各自予習ノートを用意し,語彙や文法・構文の下調べを行い、授業ではその項目について確認を行う。予習ノートの提出は2ヶ月前には指示するので、各自、長期の休みを利用して効率的に予習を行うこと。また、授業で配布するプリントも適宜活用すること。なお、予習・復習の一方法として音読・筆写を行うことが重要である。語彙については積極的に自学自習で身につけるようにする。提出すべき課題は,期日までに必ず提出すること。英和辞書必携。
 後期のグループ学習においては、積極的に活動に参加することが重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Guidance 本科目の学習目標や講義概要を理解する。
2週 Lesson 1
Emoji Communications
・日本の絵文字が海外の人にどう見られるか、また海外の絵文字の特徴について読み解くことができる。
・S+V+O(=疑問詞節・接続詞if-節)を理解できる。
3週 Lesson 1
Emoji Communications
・スタンプの特徴について読み取ることができる。
・S+V+O+O(=that-節)を理解できる。
4週 Lesson 2
Kendamas Worldwide
・けん玉ワールドカップやけん玉の町の様子について読み取ることができる。
・比較表現を理解できる。
5週 Lesson 2
Kendamas Worldwide
・けん玉名人の努力について読み解くことができる。
・比較表現を理解できる。
6週 Lesson 3
I’m from Mars!
・火星移住計画や火星と地球の類似点と相違点について読み取ることができる。
・完了形を理解できる。
7週 Lesson 3
I’m from Mars!
・火星移住計画の詳細と問題点について読み解くことができる。
・完了形を理解できる。
8週 前期中間試験 これまで学んだ英文の内容を正確に理解し,また語彙・構文を正確に使用できる。
2ndQ
9週 前期中間試験の解答・解説
e-learning
中間試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
英文の内容理解を深める。
10週 Lesson 4
Appli Koshien
・アプリ甲子園の目的について読み取ることができる
・助動詞を理解できる。
11週 Lesson 4
Appli Koshien
・2014年の最優秀アプリ『OCTAGON』について読み取ることができる。
・助動詞を理解できる。
12週 Lesson 4
Appli Koshien
・アプリ甲子園が参加者にもたらすものについて読み取ることができる。
・助動詞を理解できる。
13週 Lesson 5
Things Have Souls!
・写真にあるしょうゆ瓶の特徴について読み取ることができる
・seem to ~の用法を理解できる。
14週 Lesson 5
Things Have Souls!
・インダストリアルデザインについて読み取ることができる。
・it seems that …の構文を理解できる。
15週 Lesson 5
Things Have Souls!
・榮久庵氏の思いについて読み取ることができる。
・疑問詞+to-不定詞を理解できる。
16週 前期期末試験の返却と解説、復習 前期期末試験の返却と解説
後期
3rdQ
1週 Introduction to the Presentation ・グループで、海外に発信したい topic を教科書から選び、各国の政府公報や大学のHPから資料をまとめ、英語で発表する。
2週 Lesson 6
Looking for New Energy
・廃油を利用したエネルギー発生について読み取ることができる。
・関係代名詞を理解できる。
3週 Lesson 6
Looking for New Energy
・バイオコークスについて読み取ることができる。
・関係代名詞を理解できる。
4週 Lesson 6
Looking for New Energy
・ブレードレスタービンについて読解できる。
・関係代名詞を理解できる。
5週 Lesson 7
Taylor’s Reading Corner
・テイラーさんがもっていた夢について読み取ることができる。
・関係副詞を理解できる。
6週 Lesson 7
Taylor’s Reading Corner
・津波が来たときのテイラーさんの行動について読み取ることができる。
・関係副詞を理解できる。
7週 Lesson 7
Taylor’s Reading Corner
・テイラー文庫について読み取ることができる。
・関係副詞を理解できる。
8週 後期中間試験 これまで学んだ英文の内容を正確に理解し,また語彙・構文を正確に使用できる。
4thQ
9週 前期中間試験の解答・解説
e-learning
中間試験で出題された重要構文、語彙を復習する。
英文の内容理解を深める。
10週 Lesson 8
The World’s Poorest President
・地球サミットの様子やムヒカ大統領の生活について読み取ることができる。
・分詞・分詞構文を理解できる。
11週 Lesson 8
The World’s Poorest President
・ムヒカ大統領のスピーチを読み取ることができる。
・分詞・分詞構文を理解できる。
12週 Lesson 9
Shitamachi Bobsleigh Project
・プロジェクトのはじまりやプロジェクトの進行について読み取ることができる。
・知覚動詞・使役動詞を理解できる。
13週 Lesson 9
Shitamachi Bobsleigh Project
・プロジェクトの今後の目標について読み取ることができる。
・知覚動詞・使役動詞を理解できる。
14週 Lesson 10 LION IN THE WIND
Presentation
・『風に立つライオン』のテーマについて読み取ることができる。
・仮定法を理解できる。
15週 Lesson 10  LION IN THE WIND
Presentation
・柴田さんのケニアでの活動やその後海外で医療活動を行った日本人医師について読み取ることができる。
・仮定法を理解できる。
16週 後期期末試験の返却
Presentation
後期期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3

評価割合

試験発表小テスト外部試験課題合計
総合評価割合601050520100
理解4055051065
表現2050001035