概要:
この科目においては、日本語を介さず情報を読み取ることを学習するとともに,自分の考えや情報を英語で的確に伝えることを学習する。英文を速読し情報を読み取る力と英語で情報を伝える力を養う。
最初に,まとまった英文を理解するためのテクニックとして,パラグラフの構造などについて学習する。その後,食文化,職業,環境,自己啓発,コミュニケーション,科学,人物など,多方面にわたるトピックについて書かれた英文を読むことにより,身近な出来事から世界で起きている様々な現象にまで関心を持ち,自分の意見を英語で発信することを目的とする。
授業の進め方・方法:
相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け,自分や身近なことについて,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。授業は以下の手順で行う。
1.語彙・文法・構文などの知識をもとに,ある程度の長さの英文を読んで内容を理解する。
2.発音記号を理解し英文のイントネーションに慣れ,英文の内容やその理解が聞き手に伝わるように音読する。
3.英文読解を通して,理解した内容や,その背景にある文化様式や考え方を理解し,自分の言葉にして発信する。
注意点:
授業は週1回,講読形式(速読)で行われる。そのため,定期試験の範囲がやや多めになることが予想される。それに対応できるように,普段から最低限,語句の意味・慣用表現・構文等の確認を行った上で授業に臨むことが必要である。また,長期休業期間中の課題も評価に組み入れるので,提出物は必ず提出すること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・予習方法,授業進行の説明 |
・本科目の概要と目的を理解する。
|
2週 |
Lesson 1 Sara Is Flying Far! |
・最上級の意味を表す比較表現について理解することができる。
|
3週 |
Lesson 2 Proverbs in English and Japanese |
・命令文,+and/or の使用法について理解することができる。
|
4週 |
Lesson 3 Dogs Can't Stand That ... |
・助動詞を使った分の受動態について理解することができる。
|
5週 |
Lesson 4 Where Is Our Hotel? |
・to-不定詞の副詞用法について理解することができる。
|
6週 |
Lesson 5 The Fox and the Grapes |
・関係代名詞whatについて理解することができる。
|
7週 |
Lesson 6 "Dognail"--to Protect Endangered Animals |
・have+O+過去分詞(使役・被害)について理解することができる。
|
8週 |
Lesson 7 Can AI Go Beyond Humans? |
・関係副詞について理解することができる。
|
2ndQ |
9週 |
Lesson 8 Happy Halloween in Japan |
・知覚動詞+O+動詞の原形について理解することができる。
|
10週 |
Lesson 9 Cool Passports |
・関係代名詞の非制限用法について理解することができる。
|
11週 |
Lesson 10 "I Willl Think about It." |
・S+V+O(=it)+C+to-不定詞(形式目的語)について理解することができる。
|
12週 |
Lesson 11 Welcome to Space Hotel! |
・前置詞とto-不定詞について理解することができる。
|
13週 |
Lesson 12 Nagako Aquarium |
・省略について理解することができる。
|
14週 |
Lesson 13 A Young Man who Built a Village |
・使役同士+O+動詞の原形について理解することができる。
|
15週 |
前期期末試験 |
|
16週 |
前期期末試験返却・まとめと復習 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
Lesson 14 Harriet Tubman--the Conductor in the Underground Railroad |
・分詞構文について理解することができる。
|
2週 |
Lesson 14 Harriet Tubman--the Conductor in the Underground Railroad |
・分詞構文について理解することができる。
|
3週 |
Lesson 15 SIx Thousand Visas for Life |
・過去完了/過去完了進行形について理解することができる。
|
4週 |
Lesson 15 SIx Thousand Visas for Life |
・過去完了/過去完了進行形について理解することができる。
|
5週 |
Lesson 16 The Report from Nishinoshima |
・無生物主語構文について理解することができる。
|
6週 |
Lesson 16 The Report from Nishinoshima |
・無生物主語構文について理解することができる。
|
7週 |
Lesson 17 The Floating Shrine on the Sea |
・過去分詞ではじまる分詞構文について理解することができる。
|
8週 |
Lesson 17 The Floating Shrine on the Sea |
・過去分詞ではじまる分詞構文について理解することができる。
|
4thQ |
9週 |
Lesson 18 Fish Cleaning Stations |
・付帯状況を表すwithについて理解することができる。
|
10週 |
Lesson 18 Fish Cleaning Stations |
・付帯状況を表すwithについて理解することができる。
|
11週 |
Lesson 19 The Scan Pyramid Project |
・be-動詞+形容詞+疑問詞節について理解することができる。
|
12週 |
Lesson 19 The Scan Pyramid Project |
・be-動詞+形容詞+疑問詞節について理解することができる。
|
13週 |
Lesson 20 Chance Favors the Prepared Mind |
・They say that ...の受動態について理解することができる。
|
14週 |
Lesson 20 Chance Favors the Prepared Mind |
・They say that ...の受動態について理解することができる。
|
15週 |
後期期末試験 |
|
16週 |
後期期末試験の返却・まとめと復習 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 2 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 2 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 2 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 2 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 2 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 2 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 2 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 2 | |