国語Ⅳ

科目基礎情報

学校	仙台高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	国語Ⅳ
科目番号	1040	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	総合工学科Ⅰ類	対象学年	4
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材
担当教員	伊勢 英明

到達目標

高専での日本語学習の総仕上げとして、『百人一首』の歌の講述を通じて日本的な発想や情緒の在り方や日本語の文化の源流に触れるとともに、各自が『百人一首』の歌をグループにより協同して丹念に調べ発表することを通じて、課題を解決しそれを分かりやすく発表する力を養成することを目標とする。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	『百人一首』の各歌の主意や文法構造、技巧等を理解し、自分なりの感想を持ちそれを文章として表現できるようになる。	『百人一首』の各歌の主意や文法構造、技巧等を理解はしたものの、自分なりの感想を持ちそれを文章として表現できるところまでは行かない。	『百人一首』の各歌の主意や文法構造、技巧等を理解できず、自分なりの感想を持ちそれを文章として表現できるところまで行かない。
評価項目2	『百人一首』の他の歌や歌人についてより深く知ろうという意欲を持つとともに、日本文学や日本文化に関心を持てるようになる。	『百人一首』の他の歌や歌人について興味を持つことはできたものの、日本文学や日本文化に関心を持てるまでには行かない。	『百人一首』の他の歌や歌人について興味を持つこともできず、日本文学や日本文化に関心を持つこともできない。
評価項目3	『百人一首』の歌についてグループで調べ、その結果をまとめ、分かりやすく発表することができる。	『百人一首』の歌についてグループで調べ、その結果をまとめたものの、分かりやすく発表することができない。	『百人一首』の歌についてグループで調べ、その結果をまとめることができず、また分かりやすく発表することもできない。

教育方法等

概要:

前半は、『百人一首』の講述を通して『百人一首』全体の意味や個々の歌の主意や文法構造、技巧等について学び、後半では、割当てられた歌をグループで協同して調べ、その結果の発表をする。

授業の進め方・方法:

前半は、『百人一首』全体の意味や成立、各歌の主意や文法構造、技巧等について講述する。
後半では、グループごとに割当てられた『百人一首』の歌を、作者・作歌事情・技巧・文法事項・意味・主意などの項目ごとに事前に調べてまとめておき、授業内に発表し、その後その内容について質疑応答する。

注意点:

授業を通じて関心を持った歌人などについては、できるかぎり他の作品にも触れてみる。
また調べるに際しては、信頼性の高い、できるだけ多くの資料に当たることによって正確な内容の発表をすることを期すとともに、討議や質疑応答では積極的に発言する。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	授業ガイダンス	半年間何を学び、どのような試験が行われ、『百人一首』の担当歌について、何をどのように調べるかを理解できるようになる。
		2週	『百人一首』の概要（成立事情や編集意図）について講述する。	『百人一首』の成立事情や編集意図について理解できるようになる。
		3週	『百人一首』の各歌（２首）について講述する。	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
		4週	『百人一首』の各歌（２首）について講述する。	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
		5週	『百人一首』の各歌（２首）について講述する。	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
		6週	『百人一首』の各歌（２首）について講述する。	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
		7週	『百人一首』の各歌（２首）について講述する。	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
		8週	中間試験	『百人一首』の各歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて理解し関心を持てるようになる。
	4thQ
		9週	カルタ会	カルタ会を通じて、遊技としての『百人一首』の面白さを感じ、『百人一首』についてより関心を持てるようになる。
		10週	『百人一首』の担当歌について調べ、３０分程度にまとめて発表し、それについて質疑応答する。	『百人一首』の担当歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて調べて理解するとともに、それを人に伝えられるようになる。
		11週	『百人一首』の担当歌について調べ、３０分程度にまとめて発表し、それについて質疑応答する。	『百人一首』の担当歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて調べて理解するとともに、それを人に伝えられるようになる。
		12週	『百人一首』の担当歌について調べ、３０分程度にまとめて発表し、それについて質疑応答する。	『百人一首』の担当歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて調べて理解するとともに、それを人に伝えられるようになる。
		13週	『百人一首』の担当歌について調べ、３０分程度にまとめて発表し、それについて質疑応答する。	『百人一首』の担当歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて調べて理解するとともに、それを人に伝えられるようになる。
		14週	『百人一首』の担当歌について調べ、３０分程度にまとめて発表し、それについて質疑応答する。	『百人一首』の担当歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについて調べて理解するとともに、それを人に伝えられるようになる。
		15週	担当した歌についての鑑賞文を４００字程度にまとめる。	担当した歌の作者や歌の意味、主意、技巧などについてまとめ、さらにそれらを踏まえた鑑賞文を書けるようになる。
		16週	予備

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	レポート		合計
総合評価割合	50	30	10	0	0	10	0	100
基礎的能力	50	20	10	0	0	10	0	90
専門的能力	0	10	0	0	0	0	0	10
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0	0