到達目標
英語運用の基礎となる知識や技能を習得し、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身に付け、実際の場面での英語の使用に役立てることができる。社会性のある話題や自分の専門に関する基本的な情報や考えについて、内容の聴解、読解、伝達に加え、簡単な意見交換ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 (可) | 未到達レベルの目安 |
英語の語彙・文法の知識 | 高い独立性を発揮して英語の語彙・文法知識を活用できる。口頭英語表現への応用も利く。 | 通常の状態で独立して英語の語彙・文法知識を活用できる。口語表現もほぼりかいできる。 | 補助を得て英語の語彙・文法知識を活用できる。口語英語も指摘されれば理解できる。 | 英語の語彙・文法知識を活用できない。口語英語表現への応用が利かない。 |
英語のライティングスキル | 高い独立性を発揮して構文・語彙を駆使した英文を作ることができる。 | 通常の状態で独立して構文・語彙を使用した英文を作ることができる。 | 補助を得て構文・語彙を使用した英文を作ることができる。 | 補助を得ても、基礎的な英文が作れない。 |
英語の読解と読解スキル | 映像を見ながら、初見のニュースの要点がおおむね理解できる。 | 映像とトランスクリプトを参照しながら、ニュースの内容がおおむね理解できる。 | 学習後、映像とトランスクリプトを参照すれば、ニュースの内容が理解できる。 | 映像とトランスクリプトを参照しても。既習のニュース内容が半分ほどしか理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ニュース英語を題材として、多方面にわたるトピックに興味を拓きながら、自然な英語の音声や発話に「チューニング」していく。必要な語彙や言い回しを習得し、省略や倒置などの口語表現に慣れることによって、各学生が運用可能な英語の範囲を広げることを可能にする。進行状況に応じて、特に科学技術英語の習得も視野に入れていきたい。
授業の進め方・方法:
英文を頭の中で整理して把握するだけでなく、要点を捉えて他の人にわかるように説明する力を養う。そのため、ニュース本体(トランスクリプト部分)については、特に最初と終りの段落を各グループ(呼び方はチーム)に割り振り、そのうちの一人に代表してミニ・プレゼンをしてもらう予定である。プレゼンの内容や板書のほうほうについては初回時に説明する。その他の段落や練習問題については、状況に合わせて個人やチーム単位でランダムに指名する学期。の折り返し地点で、既習事項の確認のため、語彙・リスニングに関するMidterm確認テストを行う。
「事前学習」: 次回の授業の内容、テキストの内容を確認しておくこと。
「事後学習」: 授業後の復習を毎回必ず行うこと。
注意点:
導入部の語彙問題(2 Vocabulary / 3 Vocabulary Exercise)は事前学習が必要である。段落のミニ・プレゼンについては代表者のみの発表となるが、チームの未発表者には、授業終了時に自分でまとめてきたもの(ミニ・プレゼン時の板書部分プラス全訳)を提出してその分を補ってもらう。その場合ミニ・プレゼンを行ったほうが若干評価点が高くなるので、各自が時間がある時を選び、進んでプレゼンを担当することが望まれる。なお、補助教材として、ウエブ上で音声再生アプリや音声・映像ストリーミングが利用できるので、十分に活用すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Class Guidance Unit 1 Spirit of Tokyo |
授業の進め方を理解できる。各Unit の校正と予習の手順を理解する。水と東京にまつわる語彙を確認する。
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2週 |
Unit 1 Spirit of Tokyo |
ニュース映像(字幕なし、キーワードのみ提示)の事前視聴で、聴解力を自己診断する。Topic Paragraphとニュース本体の内容の把握 / 映像の事後視聴で理解力向上の度合いを測る。
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3週 |
Unit 2 Researching Sharks |
ニュース映像の事前視聴で、聴解力を自己診断する。サメの生態にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。ニュース本体を完成させる(リスニングによる穴埋め)。
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4週 |
Unit 2 Researching Sharks |
ニュース本体の内容理解。練習問題 / 映像の事後視聴で理解力向上の度合いを測る。
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5週 |
Units 1-2の単語テスト① (各Unit の3 Vocabularyより) Unit 3 Fire Lookout |
Units 1-2の語彙の綴りや用法を定着させる。ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。火災監視員の生活にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心とした内容理解。ニュース本体を完成させる。
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6週 |
Unit 3 Fire Lookout |
ニュース本体の内容理解。練習問題 / 映像の事後視聴で理解力向上の度合いを測る。
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7週 |
Unit 4 North Sea Windfarm |
ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。海上での風力発電にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphを中心」とした内容理解。ニュース本体を完成させる(リスニングによる穴埋め)。
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8週 |
Midterm 確認テスト Unit 4 North Sea Windfarm |
Units 1-3のリスニング問題に取り組み、既習の語彙を耳から把握しつつ正確なスペリングで綴る。また、それによって各段落の内容理解ができているかを評価する。Unit 4 ニュース本体の内容把握と練習問題 / えい
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2ndQ |
9週 |
Unit 5 MRI forDogs |
ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。MRIと犬の気持ちにまつわる語彙の確認とTopic Paragraphの内容理解。ニュース本体を完成させる。
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10週 |
Unit 5 MRI forDogs |
ニュース本体の内容理解。練習問題 / 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
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11週 |
Units 4-5の単語テスト② Unit 6 Beating Heat Stroke |
Units4-5の単語の綴りや用法を定着させる。ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。熱中症対策にまつわる語彙の確認とTopic Paragraphの内容理解。ニュース本体を完成させる。
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12週 |
Unit 6 Beating Heat Stroke |
ニュース本体の内容理解。練習問題 / 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
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13週 |
Unit 7 Adventure Tourism |
ニュース映像の事前視聴で聴解力を診断する。冒険旅行の語彙の確認とTopic Paragraphの内容理解。ニュース本体を完成させる。
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14週 |
Unit 7 Adventure Tourism |
ニュースの内容理解。練習問題 / 映像の事後視聴で理解力向上を確認する。
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15週 |
前期のまとめと期末試験 |
前期学習内容に対する質問受付で、疑問点を解消しておく。
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16週 |
期末試験のフィードバックと前期の振り返り |
期末試験の解答と学生本人による見直しで、最終的な理解不足を補う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 期末試験 | 単語テスト(平均) | Midterm確認テスト | 発表もしくは課題提出(累計) | 授業への参加度 | 合計 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 36 | 40 | 20 | 4 | 200 | 400 |
基礎的能力 | 50 | 18 | 20 | 10 | 2 | 100 | 200 |
専門的能力 | 25 | 10 | 10 | 5 | 2 | 52 | 104 |
分野横断的能力 | 25 | 8 | 10 | 5 | 0 | 48 | 96 |