到達目標
電磁波としての光波の性質,光通信などの光技術に関する基礎知識について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電磁波としての光波の性質の基礎知識 | 電磁波としての光波の性質,光の反射と屈折,光の干渉の基礎知識を持ち,正しく説明することができる。 | 電磁波としての光波の性質,光の反射と屈折,光の干渉の基礎知識を持ち,補助を得ることで説明できる。 | 電磁波としての光波の性質,光の反射と屈折,光の干渉の基礎知識を持たず,補助を得ても説明することができない。 |
レーザの基礎知識 | 各種レーザの特徴,レーザの基礎知識を持ち,正しく説明できる。 | 各種レーザの特徴,レーザの基礎知識を持ち,補助を得ることで説明できる。 | 各種レーザの特徴,レーザの基礎知識を持たず,補助を得ても説明できない。 |
光ファイバの基礎知識 | 光ファイバの特徴,光ファイバにおける光の伝搬,モード変換,モード分散の基礎知識を持ち,正しく説明できる。 | 光ファイバの特徴,光ファイバにおける光の伝搬,モード変換,モード分散の基礎知識を持ち,補助を得ることで説明できる。 | 光ファイバの特徴,光ファイバにおける光の伝搬,モード変換,モード分散の基礎知識を持たず,補助を得ても説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では,電磁波としての光波の性質,光の反射と屈折,光の干渉,レーザ,光ファイバなどの光技術について学習する。
授業の進め方・方法:
授業の進め方は,適時,参考資料を配付して行うこととする。授業内容は,マクスウェルの方程式, 波動方程式, ポインティングベクトル,電磁波から見た光,反射と屈折,光の干渉,レーザ,光通信の概要,光ファイバ,光ファイバにおける光の伝搬,モード変換,モード分散である。方法は,授業内容についてまとめた参考資料の配付,それを基に授業を行う。「事前学習」次回の授業内容を確認し,予習としてその範囲の専門用語の意味を調べ理解しておくこと。「事後学習」前回講義の内容に関する小テストを行うので,復習をしておくこと。
注意点:
マクスウェルの方程式, 波動方程式, ポインティングベクトル,電磁波から見た光,反射と屈折,光の干渉,レーザ,光通信の概要,光ファイバ,光ファイバにおける光の伝搬,モード変換,モード分散等を理解するための数学的及び物理的知識は必須であり,十分留意すること。自学自習として、次回の授業内容の予習と達成目標の内容を確認しておくこと。また,復習を重視して学習すること。配付資料の内容と課題内容について理解に努めること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
マクスウェルの方程式(1) |
発散について理解する。
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2週 |
マクスウェルの方程式(2) |
回転,勾配,マクスウェルの方程式について理解する。
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3週 |
波動方程式 |
波動方程式の基礎について理解する。
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4週 |
ポインティングベクトル |
ポインティングベクトルの基礎を理解する。
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5週 |
電磁波から見た光 |
光波を横波として表現する方法を理解する。 結晶中を伝搬する光波について理解する。
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6週 |
反射と屈折 |
反射と屈折について理解する。
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7週 |
光の干渉 |
光の干渉について理解する。
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8週 |
レーザ |
レーザの基礎知識について理解する。
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2ndQ |
9週 |
各種レーザ |
固体レーザ,ガスレーザ,半導体レーザの特徴を理解する。
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10週 |
光ファイバ通信の特徴 |
光ファイバ通信の特徴を理解する。dBについて理解する。
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11週 |
光ファイバ |
光ファイバの基本構造と損失と波長帯について理解する。
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12週 |
光ファイバにおける光の伝搬(1) |
光ファイバの開口数,光ファイバを伝搬する光の通過時間について理解する。
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13週 |
光ファイバにおける光の伝搬(2) |
光ファイバにおける光の伝搬について理解する。
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14週 |
モード変換 |
モード変換について理解する。
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15週 |
モード分散 |
モード分散について理解する。
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16週 |
後期期末試験の解説 |
後期期末試験の解説をする。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 60 | 60 |
専門的能力 | 20 | 20 | 0 | 40 |