技術者の日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 技術者の日本語Ⅰ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類(留学生) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 タイ留学生のための基本技術用語集150(茨城工業高等専門学校)、高専留学生のための用語集(タイ語編)、日タイ英技術用語辞典(泰日経済技術振興協会)、機械工学で学ぶ中級日本語(長岡技術科学大学)、理系留学生のための日本語(講談社)
担当教員 柏葉 安宏,勝又 美保

到達目標

教科学習に必要となる日本語運用に馴染み、周囲のサポートを全面的に受けつつ、教科学習が効果的に進められるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系教科書を読むことができる周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系教科書をある程度読むことができる周囲のサポートを全面的に受けても、理数系教科書を読むことができない
評価項目2周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系講義を聞くことができる周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系講義をある程度聞くことができる周囲のサポートを全面的に受けても、理数系講義を聞くことができない
評価項目3周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のやりとりに参加することができる周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のやりとりにある程度参加することができる周囲のサポートを全面的に受けても、理数系授業のやりとりに参加することができない
評価項目4周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のノート・技術文書を書くことができる周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のノート・技術文書をある程度書くことができる周囲のサポートを全面的に受けても、理数系授業のノート・技術文書を書くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目の目的は、初めて日本に長期留学する1学年の留学生が、全面的なサポートを受けながら、前期に履修する理数系専門科目の授業についていくために必要となる、日本語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を総合的に高めることにある。
授業の進め方・方法:
各理数系科目担当教員と連携し、1年生の理数系授業で使われる日本語について、各科目の使用教材を中心に行う予習・復習により、定着化を図る。また、これらを通じ、効果的にことばを調べる方法や周囲に対するサポートの求め方といった学習スキルについても実践形式で取り組む。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ガイダンス内容の理解
2週 理数系教科書を読むための日本語I① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系教科書を読んで理解できるようになる。
3週 理数系講義を聞くための日本語I① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系の講義を聞いて理解できるようになる。
4週 理数系講義を聞くための日本語I① 理数系の教室・研究室で使われる日本語に馴染み、周囲のサポートを全面的に受けつつ、簡単なやり取りができるようになる。
5週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語I① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のノートを書くことができるようになる。
6週 理数系教科書を読むための日本語I② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系講義での板書やスライド、配布資料を読んで理解できるようになる。
7週 理数系講義を聞くための日本語I② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業での様々な指示を聞いて理解できるようになる。
8週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語I② 理数系の授業でのグループワークやディスカッションに周囲のサポートを全面的に受けつつ、参加できるようになる。
2ndQ
9週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語I② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業の発表資料(スライド、レジュメ等)を作成することができるようになる。
10週 理数系教科書を読むための日本語I③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業でクラスメイトが書いたノートやレジュメを読んで理解できるようになる。
11週 理数系講義を聞くための日本語I③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のグループワークやディスカッションでの発言を聞いて理解できるようになる。
12週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語I③ 理数系授業における実験・研究・発表を周囲のサポートを全面的に受けつつ、行うことができる。
13週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語I③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系のレポートを書くことができるようになる。
14週 まとめ① 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
15週 まとめ② 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
16週 まとめ③ 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ演習課題合計
総合評価割合060007070200
基礎的能力030003535100
専門的能力030003535100
分野横断的能力0000000