技術者の日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者の日本語Ⅰ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類(留学生) 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 1年生留学生が対象となる科目(日本語を除く)の使用教材
担当教員 犬飼 亜有美

到達目標

教科学習に必要となる日本語運用に馴染み、周囲のサポートを全面的に受けつつ、教科学習が効果的に進められるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
授業内容の理解各教科の授業内容を理解し、一部母語や英語を用いつつ、学習内容を日本語で説明することができる各教科の学習内容を理解し、母語や英語を用いて学習内容を説明することができる各教科の学習内容が理解できておらず、母語や英語を用いても学習内容を説明することができない
日本語の読解・聴解理工系科目で用いられる基本的な学習日本語が身についており、授業内の指示、試験問題の指示及び教科書・テキストの要点が理解できる。理工系科目で用いられる基本的な学習日本語が身についており、授業内の指示及び試験問題の指示が理解できる。理工系科目で用いられる基本的な学習日本語が身についておらず、授業内の指示及び試験問題の指示が理解できない。
日本語の作文・発話理工系科目の教科書・テキストで用いられる日本語の文章を自発的に算出することができる。理工系科目で用いられる基本的な概念について、対応する日本語の語彙を発音・表記することができる。理工系科目で用いられる基本的な概念について、対応する日本語の語彙を発音・表記することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、来日初期段階の留学生が主に理工系科目の基本的な用語・表現に慣れ、授業内容、授業内での指示及び試験での問を正確に理解するための基礎的能力を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
各教科の教科書及びテキストを用いて、漢字・専門用語の意味・教科書の言い回し等を学び、授業の予習・復習を行う。また、宿題・課題や、授業内で解決できなかった問題等についても、解決のための時間を取り、学生が自律的に教科学習を行うためのサポートをする。
事前学習として、次回の授業の内容、テキストの内容を確認しておくこと。
事後学習として、本授業及び各教科の授業で確認した用語・表現を復習すること。
定期的に専門用語を振り返る小テストを行う。
注意点:
開講後、学習者の日本語力に応じ、授業計画・内容を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業計画を理解し、前期の取り組みに自分なりの見通しが立てられるようになる。
2週 教科書・テキストの語彙・表現を理解する① 各教科の教科書・テキストを読み、キーワードの読み方・意味を理解できるようになる。
3週 教科書・テキストの語彙・表現を理解する② 各教科の教科書・テキストを読み、キーワードの読み方・意味を理解できるようになる。
4週 教科書・テキストの語彙・表現を理解する③ 各教科の教科書・テキストを読み、キーワードの読み方・意味を理解できるようになる。
5週 教科書・テキストの語彙・表現を理解する④ 各教科の教科書・テキストを読み、キーワードの読み方・意味を理解できるようになる。
6週 試験問題の指示を理解する① 前期中間試験の過去問を参考に、試験でよく用いられる表現を理解し、適切に問題を解くことができるようになる。
7週 試験問題の指示を理解する② 前期中間試験の過去問を参考に、試験でよく用いられる表現を理解し、適切に問題を解くことができるようになる。
8週 2Qの授業内容の予習 各科目の2Qの授業内容の予習を行い、問題点を解決する。
2ndQ
9週 前期中間試験の振り返り 前期中間試験の結果を客観的に分析し、期末試験に向けた改善策を考えることができる。
10週 教科書・テキストの内容を理解する① 各教科の教科書・テキストを読み、内容が理解できるようになる。
11週 教科書・テキストの内容を理解する② 各教科の教科書・テキストを読み、内容が理解できるようになる。
12週 教科書・テキストの内容を理解する③ 各教科の教科書・テキストを読み、内容が理解できるようになる。
13週 文章問題演習 数学・物理の文章題で要求されていることを理解し、正確に問題を解くことができるようになる。
14週 試験問題過去問演習① 問いを適切に理解し、正確に問題を解くことができるようになる。
15週 試験問題過去問演習② 問いを適切に理解し、正確に問題を解くことができるようになる。
16週 学習の振り返り・まとめ 前期の学習を振り返り、後期の学習方法に対して見通しを立てることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

小テスト振り返りシート期末レポート合計
総合評価割合204040100
基礎的能力204040100