技術者の日本語Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 技術者の日本語Ⅱ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類(留学生) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 1年生留学生が対象となる科目(日本語を除く)の使用教材
担当教員 梅木 俊輔

到達目標

教科学習に必要となる日本語運用に馴染み、周囲のサポートをある程度受けつつ、教科学習が効果的に進められるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
日本語で読む周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系教科書を読むことができる周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系教科書をある程度読むことができる周囲のサポートをある程度受けても、理数系教科書を読むことができない
日本語で聞く周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系講義を聞くことができる周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系講義をある程度聞くことができる周囲のサポートをある程度受けても、理数系講義を聞くことができない
日本語で話す周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系授業のやりとりに参加することができる周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系授業のやりとりにある程度参加することができる周囲のサポートをある程度受けても、理数系授業のやりとりに参加することができない
日本語で書く周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系授業のノート・技術文書を書くことができる周囲のサポートをある程度受けつつ、理数系授業のノート・技術文書をある程度書くことができる周囲のサポートをある程度受けても、理数系授業のノート・技術文書を書くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目の目的は、日本に長期留学する1学年の留学生が、ある程度のサポートを受けながら、後期に履修する理数系専門科目の授業についていくために必要となる、日本語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を総合的に高めることにある。
授業の進め方・方法:
各理数系科目担当教員と連携し、1年生の理数系授業で使われる日本語について、各科目の使用教材を中心に行う予習・復習により、定着化を図る。また、これらを通じ、効果的にことばを調べる方法や周囲に対するサポートの求め方といった学習スキルについても実践形式で取り組む。 授業では授業前課題と授業後課題を毎回指示するので、次回授業までに行ってくること。

注意点:
開講後、学習者の日本語力に応じ、授業計画・内容を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ガイダンス内容の理解
2週 理数系教科書を読むための日本語II ① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系教科書を読んで理解できるようになる。
3週 理数系講義を聞くための日本語II① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系の講義を聞いて理解できるようになる。
4週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語II① 理数系の教室・研究室で使われる日本語に馴染み、周囲のサポートを全面的に受けつつ、簡単なやり取りができるようになる。
5週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語II① 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のノートを書くことができるようになる。
6週 理数系教科書を読むための日本語II② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系講義での板書やスライド、配布資料を読んで理解できるようになる。
7週 理数系講義を聞くための日本語II② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業での様々な指示を聞いて理解できるようになる。
8週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語II② 理数系の授業でのグループワークやディスカッションに周囲のサポートを全面的に受けつつ、参加できるようになる。
4thQ
9週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語II② 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業の発表資料(スライド、レジュメ等)を作成することができるようになる。
10週 理数系教科書を読むための日本語II③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業でクラスメイトが書いたノートやレジュメを読んで理解できるようになる。
11週 理数系講義を聞くための日本語II③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系授業のグループワークやディスカッションでの発言を聞いて理解できるようになる。
12週 理数系授業のやりとりに参加するための日本語II③ 理数系授業における実験・研究・発表を周囲のサポートを全面的に受けつつ、行うことができる。
13週 理数系授業のノート・技術文書を書くための日本語II③ 周囲のサポートを全面的に受けつつ、理数系のレポートを書くことができるようになる。
14週 まとめ① 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
15週 まとめ② 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。
16週 まとめ③ 既習事項の総合復習をし、定着化を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

技術文書の作成ポートフォリオ合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100