日本の社会と文化Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本の社会と文化Ⅱ
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類(留学生) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 クローズアップ日本事情15、地図とデータでよくわかる日本地理 ほか
担当教員 犬飼 亜有美,梅木 俊輔

到達目標

1  日本の地理、文化、社会の構造や社会問題について大まかな理解ができ、発表できるようになる。
2  自文化との比較分析を通して、グローバルな視点を養いつつ、第二言語としての日本語の学習を通して新たに芽生える日本話者アイデンティティと自文化アイデンティティの調和に臨む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ディスカッショントピックに関して自分の意見を正確に伝えることができる。トピックに関して自分の意見を伝えようとする姿勢がある。トピックに関して自分の意見を伝える意欲がない。
発表・作文文化・社会に関する語彙が身についており、テーマに沿った創造的な発表・作文ができる。文化・社会に関する基本的な語彙がある程度身についており、テーマに沿った発表・作文ができる。文化・社会に関する基本的な語彙が身についておらず、テーマに沿った発表・作文ができない
異文化理解日本文化と自文化を比較・分析し、グローバルな視点で物事を考えることができる。 日本文化と自文化の違いを理解しようとし、グローバルな視点で物事を考えようとする姿勢がある。 日本文化と自文化の違いを客観的に捉えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、日本で生活していく上で知っておくべき社会的・文化的な知識・習慣を理解するとともに、自国での様子・状況について日本と比較しながら説明できるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教材に加え、新聞・インターネット記事・動画などの生教材を活用するほか、文化理解をテーマとしたインタビューや発表などのプロジェクトを取り入れる。また、周囲との対話を通した学びを重視し、アクティブ・ラーニングを意識した様々な活動を提供していく。
事前学習として、授業前課題を指示する回があるので必ず授業前に行ってくること。
事後学習として、授業で学んだ語彙や表現を振り返り、定着をはかること。
前期、後期ともに中間プレゼンテーションと期末プレゼンテーションを行う。また、前期・後期期末にレポート課題を課す。
注意点:
開講後、学生の日本語力に応じて学習内容を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
ガイダンス・日常生活の中のルール
1年間の授業計画について理解し、自分なりの見通しを立てることができる
2週 地形と気候① 日本の地形、気候について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
3週 地形と気候② 日本の地形、気候について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
4週 災害と防災① 日本でよく起こる災害について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
5週 災害と防災② 日本でよく起こる災害について大まかに理解し、自国や他国と比較し、発表できる。
6週 観光と交通① 日本の交通システムと観光の特徴について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
7週 観光と交通② 日本の交通システムと観光の特徴について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
8週 中間評価 プレゼンテーション
2ndQ
9週 地域の伝統料理・工芸① 宮城県の伝統料理および伝統料理と地理的環境のかかわりについて大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
10週 地域の伝統料理・工芸② 宮城県の伝統料理および伝統料理と地理的環境のかかわりについて大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
11週 祝祭日と年中行事① 季節に即した日本の年間行事を理解し、日本と自文化の年間行事を比較し、発表できる。
12週 祝祭日と年中行事② 季節に即した日本の年間行事を理解し、日本と自文化の年間行事を比較し、発表できる。
13週 昔話と思想① 日本の有名な昔話とその教訓について知り、自国と比較し発表できる。
14週 昔話と思想② 日本の有名な昔話とその教訓について知り、自国と比較し発表できる。
15週 期末評価 プレゼンテーション
16週 学習の振り返りとフィードバック
後期
3rdQ
1週 前期授業の振り返り
2週 歴史と偉人① 日本の歴史における時代区分と有名な偉人について概要を知り、自国と比較し発表できる。
3週 歴史と偉人② 日本の歴史における時代区分と有名な偉人について概要を知り、自国と比較し発表できる。
4週 教育と就職① 日本の教育システムや諸問題について理解し、自国と比較し発表できる。
5週 教育と就職② 日本の教育システムや諸問題について理解し、自国と比較し発表できる。
6週 信仰と生活① 日本の生活の中に浸透している信仰について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
7週 信仰と生活② 日本の生活の中に浸透している信仰について大まかに理解し、自国と比較し発表できる。
8週 中間評価 プレゼンテーション
4thQ
9週 健康と福祉① 日本の保険・年金の仕組みや諸問題を理解し、自国と比較し発表できる。
10週 健康と福祉② 日本の保険・年金の仕組みや諸問題を理解し、自国と比較し発表できる。
11週 産業と経済① 日本の産業構造と経済の状況について理解し、自国と比較し発表できる。
12週 産業と経済② 日本の産業構造と経済の状況について理解し、自国と比較し発表できる。
13週 政治と憲法① 日本の政治および憲法の特徴を理解し、自国と比較し発表できる。
14週 政治と憲法② 日本の政治および憲法の特徴を理解し、自国と比較し発表できる。
15週 期末評価 プレゼンテーション
16週 学習の振り返りとフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

プレゼンテーションディスカッションレポート合計
総合評価割合602020100
基礎的能力30101050
専門的能力30101050