1.中上級日本語の語彙・表現・読解力を確実なものにし幅広く運用できるようになる。
2.口頭表現(説明・報告・発表・討論など)の力を向上させ、客観的に自分の意見を伝えることができるようになる。
3.実際のレポートや論文の例文に多く触れ、レポートや論文を書くために必要な文法を使い分けることができるようになる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・レポート・論文の文法1課-1 書き言葉に統一する -書き言葉の文体と表現- ・読解:漫画・アニメ
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・書き言葉の文末と接続表現を用い、レポート・論文にふさわしい文章にする。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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2週 |
・レポート・論文の文法1課-2 ・口頭発表①「わたしの好きなもの(こと)」 ・聴解:知里幸恵さん「アイヌ民族の歴史」 |
・使用する語彙や表現も書き言葉にすることにより文体を統一する。 ・自分と関連のあるものを分かりやすく紹介する。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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3週 |
・レポート・論文の文法2課-1 文の意味を明確にする -複文の適切な使い方- ・聴解:バイオミミクリ「生物に学ぶ技術」
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・同じ接続表現を避け、文の意味を明確にし誤解を与えない文にする。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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4週 |
・レポート・論文の文法2課-2 ・口頭発表②紹介スピーチ2「私のお勧めの本」
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・長文を避け、意味を分かりやすくし読みやすい文にする ・選んだ理由を考え、著者や内容への興味を具体的にまとめて伝える。
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5週 |
・レポート・論文の文法3課-1 「こと」と「の」を使い分ける -名詞節「こと」と「の」の使い分け- ・読解:恋×AI=?
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・名詞節の「こと」と「の」の適切な使い分けにより文法的な間違いをなくして読みやすくすることが出来、学術的な文章にふさわしいスタイルに出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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6週 |
・レポート・論文の文法3課-2 ・聴解:フェアトレード |
・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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7週 |
・レポート・論文の文法4課-1 文をシンプルにする -語や節の名詞化- ・読解:見る脳、聞く脳
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・名詞化により前文の表現や「~こと」の重複を避けることが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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8週 |
・レポート・論文の文法4課-2 ・聴解:人はなぜ化粧をするのか |
・名詞化を正確に行うことで簡潔で分かりやすい文にする。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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2ndQ |
9週 |
・レポート・論文の文法5課-1 語彙を適切に選択する -レポート・論文でよく使う語彙の使い分け-
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・類義語を文脈によって使い分けたり、漢語を適切に使うことで読み手にわかりやすいレポート・論文にすることが出来る。
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10週 |
・レポート・論文の文法5課-2 ・口頭発表③紹介スピーチ3「わたしの尊敬する人物」
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・自分が尊敬する人について、どのような人か、どんな活動をしているかについて発表する。
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11週 |
・レポート・論文の文法6課-1 文を首尾一貫させる -文頭と文末の呼応- ・読解:外来生物の今
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・文頭と文末の呼応により自然で理解しやすい文にすることが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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12週 |
・レポート・論文の文法6課-2 ・聴解:茶の湯 |
・疑問詞や副詞との呼応により文の意味を誤解なく伝えることが出来る。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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13週 |
・レポート・論文の文法7課-1 形が似ている表現を使い分ける -助詞相当語の使い分け- ・読解:日本人と宗教
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・助詞相当語の適切な使い分けにより、事実の情報源、レポートのテーマ、行為の対象などを明確に伝えることが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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14週 |
・レポート・論文の文法7課-2 ・口頭発表④新聞/雑誌記事紹介1 |
・助詞相当語の使い分けにより、ある評価や価値判断について、誰が持っているのか、誰・何についてのものか、どのような立場からものかを明確に伝えることが出来る。 ・記事を選び、要旨をまとめて発表する。
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15週 |
・レポート・論文の文法8課-1 「は」と「が」を使い分ける -助詞「は」と「が」の使い分け-
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・「は」と「が」の使い分けにより、主語をはっきりさせ長文でもわかりやすい文にすることが出来る。
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16週 |
・前期まとめ |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
・レポート・論文の文法8課-2 ・口頭発表⑤新聞/雑誌記事紹介2 |
・「は」を使うことにより2つの事柄の対比をはっきり示す。また、文章の中のまとまりや文と文のつながりを表す。 ・記事を選び、要旨をまとめて発表する。
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2週 |
・レポート・論文の文法9課-1 書き手の視点を示す -他動詞・自動詞(使役形・受身形)- ・聴解:ガラスの天井 |
・他動詞・自動詞(使役形・受身形)の使い分けにより、視点が統一された読みやすい文にすることが出来る。 ・ 大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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3週 |
・レポート・論文の文法9課-2 書き手の視点を示す -他動詞・自動詞(使役形・受身形)- ・読解:お花見
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・他動詞と自動詞(使役系と受身形)の使い分けによって、レポート・論文全体の中で、解説・背景説明の部分なのか、筆者の行為や出来事の責任者・要因を表す部分なのかを示すことが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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4週 |
・レポート・論文の文法10課-1 過去と現在のつながりを示す -ル形・タ形・テイル形・テイタ形- ・聴解:防災教育 |
・ル形・タ形・テイル形の使い分けにより取り上げる出来事の「時」を正しく表すことが出来る。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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5週 |
・レポート・論文の文法10課-2 過去と現在のつながりを示す -ル形・タ形・テイル形・テイタ形- ・口頭発表⑥プレゼンテーション-1 -アンケート調査結果を発表する-
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・タ形・テイル形の使い分けにより、出来事の報告なのか参考資料からの引用かの違いをはっきりさせる。 ・何について調査をしたいかテーマを決める。調査を行うことによって何らかの提案を行うことが出来るかどうか話し合う。設問と選択肢を考える。
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6週 |
・レポート・論文の文法11課-1 文章の中の語を指し示す ‐指示詞「こ」と「そ」の使い分け‐ ・読解:学校で起きていること |
・コ系指示詞とソ系指示詞の使い分けによりレポート・論文の中心的なテーマに関わる語かどうかを表すことが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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7週 |
・レポート・論文の文法11課-2 文章の中の語を指し示す ‐指示詞「こ」と「そ」の使い分け‐
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・ソ系指示詞を使った文型を適切に使うことにより、同じ語の繰り返しを避けたり、前後の文の意味関係を明示したりすることが出来る。
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8週 |
・口頭発表⑥プレゼンテーション-2 -アンケート調査結果を発表する- ・聴解:丁重語
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・アンケートを実施する前に調査結果を予想し、調査の前にまとめておく。 ・大学の講義や研究発表を聞く実践的な力を養成する。
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4thQ |
9週 |
・レポート・論文の文法12課-1 前後の関係を示す ‐接続詞・接続表現の使い分け‐
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・接続詞・接続表現により、前後の語・節・文がどんな関係かを示すことが出来る。
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10週 |
・レポート・論文の文法12課-2 ・読解:夫婦別姓をめぐって
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・意味や形化似ている接続詞・接続表現を使い分けることで文章をより正確に、論理的に表すことが出来る。 ・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。
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11週 |
・レポート・論文の文法13課-1 前の文に関係づける-「のだ文」の使い方- |
・「のだ文」によって前の文の内容に関係する文であることを示すことが出来る。
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12週 |
・レポート・論文の文法13課-2 ・口頭発表⑥プレゼンテーション-3 |
・「のだ文」によって前の文に対する疑問や、前の文の内容の原因・結果・言い換え・結論・データ解釈、段落のまとめ等を表すことが出来る。 ・調査結果をもとにグラフに表し、発表用のスクリプトを作成する。
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13週 |
・レポート・論文の文法14課-1 効果的に意見を述べる-意見を述べる文末表現の使い分け- |
・ル形、テイル形の使い分けにより自分の意見と他者の意見や一般的な意見を区別できる。
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14週 |
・レポート・論文の文法14課-2 ・口頭発表⑥プレゼンテーション-4 |
・適切な文末表現を使用することで、事実と意見・判断の区別が出来、レポート・論文の論理性や客観性を高めることが出来る。 ・調査結果をもとにグラフに表し、発表用のスクリプトを作成する。
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15週 |
・口頭発表⑥プレゼンテーション-5 ・課題レポートのフィードバック他 |
・言葉を尽くして相手が理解できるように説明する。発表者の一方通行にならないように質問にもしっかり答えられるようにする。
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16週 |
・口頭発表予備日 |
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