日本語Ⅶ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語Ⅶ
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科Ⅰ類(留学生) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:「日本語を書くトレーニング」(ひつじ書房)
後期:「日本語を話すトレーニング」(ひつじ書房)
担当教員 武田 拓

到達目標

1.中上級日本語の語彙・表現・読解力を確実なものにし幅広く運用できるようになる。
2.口頭表現(説明・報告・発表・討論など)の力を向上させ、客観的に自分の意見を伝えることができるようになる。   
3.実際のレポートや論文の例文に多く触れ、レポートや論文を書くために必要な文法を使い分けることができるようになる。
4.日本語母語話者の大学生向けのテキストを使うことにより、日本の「隠れた文化」を知ることができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
読む未習の語彙が含まれる幅広い分野からの文章を類推を用いて読むことが出来る。辞書を用いて文章を読むことが出来る。文章を読むのに大きな手助けを必要とする。
聞く幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返せば、幅広い分野からのまとまりのあるテキストを聞いて、未習語や聞き取り難い部分があっても全体から類推して情報を得ることが出来る。繰り返しても、まとまりのあるテキストを聞いて全体から類推して情報を得ることが難しい。
話す様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。こちらの手助けがあれば、様々な話題について、自分の考え・意見をより自然に述べることが出来る。より自然に自分の考え・意見を述べることが難しい。
書く様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことが出来る様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことがやや難しい。様々な話題について、表現したい内容を適切な語彙を用いて書くことに大きな手助けを必要とする。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語能力試験N1レベルの語彙・漢字・表現・文法の力を十分に発揮できることを目指して、4技能(聞く・話す・読む・書く)を関連づけた演習やタスク活動を中心に進める。日本語での情報受信力(聞く・読む)を確実にすると共に、発信力(話す・書く)の向上をはかる。公的・社会的な場面でも通用する日本語運用力を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
(事前学習)授業では、幅広い分野の日本語に触れ、様々なテーマについて自分の考えを発表するので、あらかじめ資料に目を通し語彙などは確認しておくこと。
(事後学習)授業後はそれぞれのテーマに基づいて更なる情報を集めるなど発表の準備にあたること。
注意点:
開講後、学生の日本語能力を判断した上で、授業内容や教科書を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
・お知らせのメール   
・予習内容をもとにディスカッションすることにより、自分と他人の考え方や捉え方の違いを理解できるようになる。日本の「隠れた文化」を理解する。     
・様々な分野の文章を読み、より広い視野と主体的に考えていく力の習得。     
2週 ・レストランのメニュー                             ・同上        
3週 ・問い合わせのメール              
・同上
4週 ・注意書きやサービス案内               
・同上            
5週 ・お願いのメール           
・同上
6週 ・お店やイベントの広告 ・同上
7週 ・わかりやすいマニュアル ・同上
8週 ・場所や交通の案内 ・同上  
2ndQ
9週 ・企画や提案を出す             
・同上
10週 ・ニュースレターを作る ・同上
11週 ・アンケート用紙を作る ・同上
12週 ・掲示板やメーリングリストを使う ・同上                        
13週 ・日本語弱者のことを考えて書く            
・同上
14週 ・レポートや論文を書く  ・同上
15週 ・自己アピールをする         
・同上            
16週 ・前期のまとめ                 
後期
3rdQ
1週 ・問い合わせをする ・同上
2週 ・お店で接客をする        ・同上  
3週 ・お願いをする      
・同上
4週 ・お店やサークルの宣伝をする                                                                      ・同上
5週 ・誘う、断る、謝る                 
・同上
6週 ・道や交通の案内をする        ・同上
7週 ・インタビューをする              
・同上  
8週 ・雑談をする ・同上              
4thQ
9週 ・スピーチをする
・同上 
10週 ・会議で発言をする ・同上
11週 ・手順を説明する      ・同上
12週 ・やさしい日本語で話す            ・同上
13週 ・プレゼンテーションをする ・同上           
14週 ・研究を発表する       ・同上
15週 ・面接を受ける ・同上
16週 ・後期、年間のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

事前学習と発表学習内容のまとめと課題レポート授業中の取り組み合計
総合評価割合404020100
総合評価割合404020100