日本語基礎

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語基礎
科目番号 0001 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報電子システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 日本語を学ぶ人のためのアカデミック・ライティング講座
担当教員 犬飼 亜有美

到達目標

・レポート・論文等の学術的な文章を作成するために必要な文法・表現を学び、論理的な文章を作成できるようになる。
・自身の研究内容について論理的かつ正確に説明できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文型・表現の運用学習した文型・表現を適切に用いて意図を正確に伝える文章を作成することができる。学習した文型・表現を用いてある程度意図を伝える文章を作成することができる。学習した文型・表現を適切に使用することができず、意図を正確に伝える文章を作成することができない。
学術的な文章の作成文同士を適切に接続し、論理的で意味が通ったまとまりのある文章を作成することができる意味が通ったまとまりのある文章を作成することができる意味が通った文章を作成することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目では、学術的な文章作成の基礎となる文法及び表現方法を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
・事前学習として、各回のテーマに沿った作文課題に取り組むこと(授業前課題)。
・授業では、作文の内容・文法にフィードバックを行う「添削」、学術的・論理的な文章を作成する際に必要な文法や表現を学習する「文法・表現学習」を行う。
・事後学習として、授業で学んだ文法や表現を振り返り、次回授業の作文で使用できるようにしておくこと。
注意点:
・授業前課題を毎回指示するので、必ず授業前に行ってくること。
・開講後、学生の日本語力に応じ、授業計画・内容を変更することがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
留学生対象

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/メールの書き方 授業計画および授業の進め方を理解し、見通しを立てる/メール文章の構成・語彙表現を学び、場面に応じて適切にメールを書けるようになる。
2週 文末・文中表現のスタイル 話し言葉と書き言葉の違いを理解し、学術的な文章にふさわしい言葉遣いを選択できるようになる。
3週 研究計画発表会の準備 研究計画発表会の予稿および発表の準備を行い、学術的な文章作成・発表に慣れる。
4週 指示・接続表現の基礎 文脈に合った指示表現および接続表現を選択できるようになる。
5週 指示・接続・副詞表現のスタイル 学術的な文章で用いられる指示・接続・副詞表現を学び、文中で適切に選択できるようになる。
6週 主張の表現・文末のバリエーション 学術的な文章にふさわしい主張の表現および文末表現を学び、文中で適切に選択できるようになる。
7週 説得力のある論理展開 立場の明示、根拠の整理、反対意見への反論の方法を身につけ、説得力のある文章を書けるようになる。
8週 名詞・動詞・形容詞のスタイル 書きことばと話しことばで用いられる語彙の違いを理解し、学術的な文章にふさわしい語彙を選択できるようになる。
2ndQ
9週 視点・呼応 自動詞・他動詞と呼応表現について学び、視点の揃った文章を書けるようになる。
10週 助詞・引用のスタイル 学術的な文章にふさわしい助詞(複合助詞)および引用表現を学び、文中で適切に選択できるようになる。
11週 引用の表現 自分の意見と引用文の書き方の違いを理解し、学術的な文章の中で適切に引用文が書けるようになる。
12週 数値・程度のスタイル 数値の程度および変化を表す表現を学び、学術的な文章の中で適切に選択できるようになる。
13週 図表・データの表現 図表・データの数値を客観的に説明する表現およびデータに基づいて意見を述べる表現を学び、文中で適切に使用できるようになる。
14週 図表・データの利用 自分の意見を補強するためのデータの使い方を学び、適切に利用できるようになる。
15週 進捗発表会の準備 進捗発表会の予稿および発表の準備を行い、学術的な文章作成・発表に慣れる。
16週 学習の振り返りとフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末レポート宿題態度合計
総合評価割合504010100
基礎的能力25201055
専門的能力2520045