到達目標
工学におけるエレクトロニクス技術の位置付けを理解する。エレクトロニクスの根幹を理解し,他分野との複合・融合に関して考えられる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
個人の調査内容に関する資料作成 | 調査内容を理解し,図等を併用して,適切にまとめることができる。 | 調査内容をまとめることができる。 | 調査内容をまとめるとことができない。 |
グループ内で一つにまとめた資料作成 | 各人の調査内容についてグループ内で話し合い,情報量が多くかつわかりやすい一つの資料にまとめることができる。 | 各人の調査内容についてグループ内で話し合い,一つの資料にまとめることができる。 | 各人の調査内容をグループ内で話し合い,一つの資料にまとめることができない。 |
グループで作成された資料を基にした他者への内容説明 | 調査内容のまとめを他者に説明できるとともに質問に答えられる。 | 調査内容のまとめを他者に説明できる。 | 調査内容のまとめを他者に説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (A) 実践的技術者としての高度でかつ幅広い基本的能力・素養
教育方法等
概要:
工学おけるエレクトロニクス技術の役割,重要性およびエレクトロニクス技術がどのような分野・領域で用いられ,社会に携わっているかを学び,エレクトロニクスの基礎から応用まで幅広い範囲を理解する。固体中における電子の振る舞いおよび電子の動きの制御に関して物理的な側面から理解を深めるとともに,さらに,それらが現代社会でどのように利用・応用されているかを学ぶ。エレクトロニクスが工業・産業を支える根幹技術であり,現在の高度情報化社会を支えていることを理解する。
授業の進め方・方法:
必要に応じて,調査,説明,グループワーク,ディスカッションをおこなってもらうため,積極的に学修に参加すること。試験については,期の最後に1度だけ実施する。
事前学習としては,次回の「授業内容・方法」および「週ごとの到達目標」に記載された内容を確認し,そこに含まれるキーワードについて予め調べておくこと。
事後学習としては,他のグループの発表内容を整理しておくこと。
注意点:
電子工学に関する科目が関連科目となる。「化学」,「物理」,「電磁気学」,「電子回路」等の知識が必須であることに留意すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,電子工学とは |
電子工学の概要を理解し,その応用分野について自分の考えを説明できる。
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2週 |
固体中の電子 |
エネルギーバンドモデルの概念を学び,固体中の電子の振る舞いを物理的観点から理解し,説明できる。
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3週 |
電子の粒子性と波動性 |
電子の粒子性と波動性を理解するとともに不確定性原理,トンネル効果などの物理的に重要な項目の説明ができる。
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4週 |
電子デバイス |
ダイオード,バイポーラトランジスタ,FET,フォトダイオード,LEDやレーザー等の電子デバイスにおける電子の振る舞いを理解し,各種デバイスの動作を説明できる。
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5週 |
電子回路 |
ロジック回路,電力増幅回路,各種電源回路等の構成や特性について理解し説明できる。さらに集積回路の概要について説明できる。
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6週 |
電子機器 |
代表的な電子機器・計測機器の役割を理解するとともに,その動作原理を説明できる。
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7週 |
電子工学と他分野との関わり |
電子工学は,様々な産業分野の中で,どのような形で応用され役に立っているのかについて説明できる。
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8週 |
試験とまとめ |
当該授業で学んだことを総括できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題 | プレゼンテーション | 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 35 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 30 | 20 | 70 |
専門的能力 | 15 | 5 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |