企業社会学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 企業社会学
科目番号 0012 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報電子システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 2nd-Q 週時間数 4
教科書/教材 授業で適宜あげる.新聞を継続的に読むことを推奨する.
担当教員 斉藤 方達

到達目標

営利企業としての企業は,政府組織および非営利組織とは異なる存在理由と行動原理に基づいていること,外部環境と内部環境の相互作用の下に主活動分野と支援活動分野の多様な業務が形成されていくこと,社会的貢献と自然環境への配慮が求められること等を(特に,企業内のエンジニアとしての観点を中心に,)理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業組織,運営,課題,内部・外部環境との関わりなどを理解したうえで,ビジネス社会での働きがイメージできる.企業組織,運営,課題,内部・外部環境との関わりなどが理解できる.企業組織,運営,課題,内部・外部環境との関わりなどが理解できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE (D) 社会的要請を考えて研究・開発する能力

教育方法等

概要:
高専を卒業し,企業等のビジネス社会で働く場合に必要となる企業関連の知識について,講義とディスカッションやケーススタディーを通して学ぶ.企業とその環境は変化が激しいことを考慮し,概念(考え方)と動向の理解を促す.企業という社会的実践の場において,豊かな自己実現を果たしてくことができるための社会学的考え方を理解する.また,企業をいろいろな観点からみることにより,社会的な存在としての企業を理解する.
この科目は企業でプラントエンジニアリングとして、設計(含む、設計手法開発他)を担当していた教員がその経験を活かし、企業に勤務するエンジニアリングについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本教科では,スライドと配布資料を使って講義進める。参考図書や資料はその都度,紹介する.小テストを実施する.
また,企業および企業経営に関わるビジネス知識について,可能な限り具体的事例に即して理解してもらうため,ディスカッションやケーススタディー方式による授業も行う.エンジニアとして,企業で活躍するために有用な技術以外の知識(技術経営や知的財産権など)にも触れる.就職活動などを通して,企業情報に触れる際に,企業間の違いに留意して参考としてほしい.
事前学習として,新聞等の企業活動に関する記事を見ることを心掛けること.
事後学習として,就職活動やインターンシップ等で企業との接触際に,講義で触れた視点でも企業を観察してみること.
注意点:
なし.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 企業の成り立ち 企業社会学の目的,対象,方法等を理解できる.企業という仕組みの成り立ちなどを歴史的な観点から理解を深める.
10週 組織としての企業 企業分析などを通して,組織の基礎,企業の諸形態,企業統治の構造を理解できる.
11週 企業と科学技術 科学技術・社会・企業の関係について理解を深め,エンジニアとしての倫理と企業倫理の関係などを検討し,理解を深める.
12週 企業の外部環境 企業を取り巻く社会・文化・資源・制度などとの関係を理解できる.特に科学技術(産業技術)・自然(資源)など,エンジニアとして関係の深い項目の理解を深める.
13週 企業の内部環境 企業の資源を有形・無形に分けて理解できる.特に無形資産では,知的所有権や人的資源(労働環境など),エンジニアとして関係の深い項目の理解を深める.
14週 企業の運営と課題 経営面からの運営を内外環境から制約も含め理解できる.
15週 試験 授業全体のまとめと継続的な自己学習の必要性を理解できる.
16週 試験の返却と授業の総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力000
分野横断的能力8020100