パワーエレクトロニクス

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 パワーエレクトロニクス
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報電子システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 1st-Q 週時間数 4
教科書/教材 必要に応じて資料を提示し,参考書等を紹介する。
担当教員 大場 譲

到達目標

パワーエレクトロニクス分野に用いるパワーデバイス,電力変換について理解する。応用分野を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複数のパワーデバイスの基本構造、動作原理に加えて実使用時における特性についても説明できる。特定のパワーデバイスの基本構造および動作原理を説明できる。パワーデバイスの基本構造および動作原理を説明できない。
評価項目2複数の電力変換器の基本構造および動作原理を説明できる。基本的な電力変換器の動作原理を説明できる。基本的な電力変換器の動作原理を説明できない。
評価項目3電力変換器の制御技術の基本を理解し,説明できる。電力変換器の制御技術の基本を説明できる。電力変換器の制御技術の基本を説明できない。
評価項目4パワーエレクトロニクスの複数の応用分野を理解し,説明できる。パワーエレクトロニクスの特定の応用分野を理解し,説明できる。パワーエレクトロニクスの応用分野を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (A) 実践技術者としての高度でかつ幅広い基本的能力・素養

教育方法等

概要:
現代社会に必要な電力の高効率な変換・制御を目指したパワーエレクトロニクス分野の進歩は目覚しい。ここでは,パワーエレクトロニクスの本質とその重要性,パワーデバイスおよび電力変換器を学ぶと共に,パワーエレクトロニクスの応用分野についても学習する。
授業の進め方・方法:
電子工学に関する科目が関連科目となる。回路,制御や電子デバイスの知識を元に学習することに留意すること。「電気回路」,「電子回路」や「デバイス工学」の内容を自学自習として予習および復習することが望ましい。必要に応じて,調査,説明,グループワーク,ディスカッションをおこなってもらうため,積極的に学修に参加すること。

「事前学習」
・毎回授業前までに、前回授業でアナウンスした数学、物理の基礎知識を復習しておくこと。

「事後学習」
・毎回の授業終了後、授業で学んだことを振り返り、理解できなかった点を解決しておくこと。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 パワーエレクトロニクスの概要 パワーエレクトロニクスの概要を説明できる。
パワーデバイスの概要を説明できる。
2週 直流-直流変換 チョッパの基本構造および動作原理を説明できる。
絶縁型DC-DCコンバータの基本構造および動作原理を説明できる。
3週 直流-交流変換(1) 単相インバータの基本構造および動作原理を説明できる。
単相インバータの変調方法(PWM)を理解し,説明できる。
4週 直流-交流変換(2) 3相インバータの基本動作を理解し,説明できる。
3相インバータの変調方法を理解し,説明できる。
3相インバータの制御法を理解し,説明できる。
5週 交流-直流変換
ダイオード整流の基本を理解し,説明できる。
PWMコンバータの基本動作を理解し,説明できる。
6週 交流-交流変換 交流ー交流変換の基礎を理解し,説明できる。
7週 パワーエレクトロニクスの応用 パワーエレクトロニクスがどのように利用されているかを理解し,説明できる。
8週 試験返却と解説
まとめ
パワーエレクトロニクスの概要から応用分野までを理解し説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習課題小テスト合計
総合評価割合5050100
基礎的能力252550
専門的能力252550
分野横断的能力000