到達目標
・各種の工作法および工作機械の基礎を理解し、工作物に対して最適な加工方法を選択できる。
・レーザ加工機を用いて部品加工ができる。
・3Dプリンタを用いて部品加工ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
人力平面加工 | 刃物(カッター)を用いた人力による切断、切削、切り出し等の加工が自在にできる。 | 刃物(カッター)を用いた人力による切断、切削、切り出し等の加工ができる。 | 刃物(カッター)を用いた人力による切断、切削、切り出し等の加工ができない。 |
レーザ加工機 | レーザ加工機の基本機能を説明でき、部品加工を自力で行うことができる。 | レーザ加工機の基本機能を説明でき、部品加工を指導を受けながら行うことができる。 | レーザ加工機の基本機能を説明でき、部品加工を行うことができない。 |
3Dプリンタ | 3Dプリンタの基本機能を説明でき、部品加工を自力で行うことができる。 | 3Dプリンタの基本機能を説明でき、部品加工を指導を受けながら行うことができる。 | 3Dプリンタの基本機能を説明できない。または部品加工を行うことができない。 |
オリジナルICTシステム | 独自のICTシステムを構築し、他者にアピールできる。 | 独自のICTシステムを構築できる。 | 独自のICTシステムを構築できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 1 ロボティクスの体系的な知識と技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 2 機械・電気・電子・情報等の基盤技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 3 ロボティクスの視点に立った論理的かつ実践的思考力を身に付ける。
学習・教育到達度目標 4 ロボティクスの社会的な役割を理解し、技術的課題を解決できる能力を身に付ける。
教育方法等
概要:
ものづくりの基礎である各種加工機械の操作方法を理解し、実習を通じて加工技術を習得する。
授業の進め方・方法:
・1Qから3Qまで、大きく3つのテーマの実習に、個人で取り組む。
・4Qではこれまで培ったスキルを活用して、オリジナルのICTシステム作製を個人またはグループ単位で行う。
・最終週には作製したシステムをアピールするためのプレゼンテーションの機会を設ける。
事前学習(予習):次回の授業内容について調べ、分からないところを明らかにする。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、プロジェクト活動への活用を考える。
注意点:
・成績は、各実習の成果物と最終週でのプレゼンテーション内容による評価を行う。
・学生間での教えあいと学びあいを積極的に行ってほしい。
・授業で示される情報だけでなく、多くの参考図書やインターネットの情報を自分で発掘し、活用すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業概要・授業の進め方・成績評価の方法について理解できる。他コースの実習との違いについて説明できる。
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2週 |
【計測機のあつかい】ノギスによる寸法測定 |
ノギスを使用して部品の寸法を測定することができる。
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3週 |
【計測機のあつかい】テスターによる電圧測定、はんだづけ |
テスターを使用して電気回路の諸量を測定することができる。 はんだづけにより電子回路の作成ができる。
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4週 |
【人力平面加工】刃物の特性、刃物(カッター)による切断・切削 |
刃物の特性を理解し、切断・切削ができる。
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5週 |
【人力平面加工】棒材料加工(鉛筆削り) |
棒材料の加工(鉛筆をうまく削ること)ができる。
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6週 |
【人力平面加工】紙の展開図(立方体・円錐など)の切り出し、立体の組立① |
紙の展開図を切り出すことができる。
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7週 |
【人力平面加工】紙の展開図(立方体・円錐など)の切り出し、立体の組立② |
切り出した紙の展開図から立体を組み立てることができる。
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8週 |
【人力平面加工】2mmスチレンボードを用いたクラフト製作 |
スチレンボードを加工してクラフトを製作することができる。
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2ndQ |
9週 |
【人力平面加工】指定された目標形状の図面作成と組立① |
指定された形状に対する図面を作成することができる。
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10週 |
【人力平面加工】指定された目標形状の図面作製と組立② |
作成した図面をもとに指定された形状の立体を組み立てることができる。
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11週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機の基本機能と使用法 |
レーザ加工機の基本機能を説明できる。
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12週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機用データの作成 |
レーザ加工機で使用するデータを作成できる。
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13週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機による部品加工① |
レーザ加工機による部品加工ができる。
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14週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機による部品加工② |
レーザ加工機による部品加工ができる。
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15週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機を用いた自由製作① |
レーザ加工機を用いて自ら設計した小物の製作ができる。
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16週 |
【レーザ加工機】レーザ加工機を用いた自由製作② |
レーザ加工機を用いて自ら設計した小物の製作ができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
【レーザ加工機】プレゼンテーション |
制作した小物について他者にアピールできる。
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2週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタの基本機能と使用法 |
3Dプリンタの基本機能を説明できる。
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3週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタ用データの作成 |
3Dプリンタで使用する3D CADデータを作成できる。
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4週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタによる部品加工① |
3Dプリンタによる部品加工ができる。
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5週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタによる部品加工② |
3Dプリンタによる部品加工ができる。
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6週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタを用いた自由製作① |
3Dプリンタを用いて自ら設計した小物の製作ができる。
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7週 |
【3Dプリンタ】3Dプリンタを用いた自由製作② |
3Dプリンタを用いて自ら設計した小物の製作ができる。
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8週 |
【3Dプリンタ】プレゼンテーション |
制作した小物について他者にアピールできる。
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4thQ |
9週 |
【オリジナルICTシステム】課題発見① |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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10週 |
【オリジナルICTシステム】課題発見② |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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11週 |
【オリジナルICTシステム】設計① |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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12週 |
【オリジナルICTシステム】設計② |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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13週 |
【オリジナルICTシステム】製作① |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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14週 |
【オリジナルICTシステム】製作② |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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15週 |
【オリジナルICTシステム】製作③ |
ここまでの学習内容を統合し、独自のシステムを提案できる。
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16週 |
【オリジナルICTシステム】プレゼンテーション |
独自のシステムを他者にアピールできる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野(実験・実習能力) | 機械系分野(実験・実習能力) | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 3 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 3 | |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 3 | |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 3 | |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | プレゼンテーション | 相互評価 | 態度 | 成果物 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 0 | 0 | 70 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 30 | 0 | 0 | 70 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |