プログラミングⅠ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プログラミングⅠ
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ロボティクスコース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)書名:Python入門-必修編 著者:Eric Matthes 出版社:技術評論社/(参考書)入門Python3 著者:Bill Lubanovic 出版社:オライリージャパン
担当教員 野角 光治

到達目標

・データ型について説明できる。
・データを入力し、結果を出力するプログラムを実行できる。
・条件判断・繰り返し処理をするプログラムを実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラミング言語の役割プログラム実行の仕組みとプログラミング言語の役割について説明でき、複数のプログラミング言語を比較できる。プログラム実行の仕組みとプログラミング言語の役割について説明できる。プログラム実行の仕組みとプログラミング言語の役割について説明できない。
データ型と演算データ型の種類とその特徴について説明でき、正しい演算を行うことができる。データ型の種類とその特徴について説明できる。データ型の種類とその特徴について説明できない。
プログラムの実行プログラムを実行する手順を説明でき、自分が意図した動作を実現できる。プログラムを実行する手順を説明、実行できる。プログラムを実行するための手順を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

 学習・教育到達度目標  1 ロボティクスの体系的な知識と技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 2  機械・電気・電子・情報等の基盤技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 3 ロボティクスの視点に立った論理的かつ実践的思考力を身に付ける。

教育方法等

概要:
プログラミングに関する技術は分野を問わない「ものづくり」の基本スキルです。
本授業ではプログラミングに関する基礎的な概念と、Pythonを用いたプログラミングスキルの習得を目指します。
授業の進め方・方法:
各週、授業計画に示したトピックについて講義によるインプットと実習によるアウトプットを行います。また13週から15週では、学習内容を踏まえたオリジナルのプログラムを作成します。各週の授業内容を自分ならどのように応用できるか考えながら受講してください。
事前学習(予習):次回の授業内容について調べ、分からないところを明らかにする。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、活用方法を考える。
注意点:
本授業は定期試験を実施しません。授業内容の理解度はCBT、コメントシートにより評価します。
最終週で提出するプログラムの質的評価を含め、本授業の成績を算出します。
CBTの受験履歴が芳しくない場合は、教員側から受験を促すことがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラム実行の仕組み ソースコードを書いてから実行までに行われていることを説明できる。
2週 変数宣言とデータ型①数値、文字列 プログラミングで扱うデータの形式について説明できる。
3週 変数宣言とデータ型②リスト、辞書 プログラミングで扱うデータの形式について説明できる。
4週 データの入出力と演算 データの入出力・四則計算・論理演算プログラムを作成できる。
5週 条件文 if文による条件分岐アルゴリズムを説明できる。
6週 ループ文 for文、while文による繰り返しのアルゴリズムを説明できる。
7週 関数 関数定義とその使用方法について説明できる。
8週 オブジェクト指向の考え方 手続き指向とオブジェクト指向の違いを説明できる。
2ndQ
9週 クラスとインスタンス クラスとインスタンスの概念について説明できる。
10週 メソッド メソッドを定義、使用できる。
11週 コンストラクタ コンストラクタを使用してインスタンスの初期化ができる。
12週 継承、ポリモーフィズム オブジェクト指向における継承とポリモーフィズムの概念を説明できる。
13週 簡易プログラムの作成① オリジナルのプログラムを実装できる。
14週 簡易プログラムの作成② オリジナルのプログラムを実装できる。
15週 簡易プログラムの作成③ オリジナルのプログラムを実装できる。
16週 総合演習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。3
工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3前3
定数と変数を説明できる。3前3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3前3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3前5,前6
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3前5,前6
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3前4
条件判断プログラムを作成できる。3前9,前10,前11
繰り返し処理プログラムを作成できる。3前12,前13,前14
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3前3

評価割合

CBT成果物コメントシート合計
総合評価割合504010100
基礎的能力0000
専門的能力504010100
分野横断的能力0000