学習・教育到達度目標 1 ロボティクスの体系的な知識と技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 2 機械・電気・電子・情報等の基盤技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 3 ロボティクスの視点に立った論理的かつ実践的思考力を身に付ける。
概要:
創造的で実践的な技術者を養成することを目標に、材料力学に関する基礎的な知識と技術を習得する。これらの知識・技術は、実際のビジネスシーンに応えるために、デザイン思考(共感・問題定義・アイデア創出・プロトタイピング・検証)プロセスで活用できるものとして定着されることを目指す。
授業の進め方・方法:
講義と演習を随時行うので自学自習をしっかり行い授業内容を整理しておくこと。
事前学習(予習):前回の授業内容を受けて、次回の授業での到達目標を考える。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、週報としてまとめる。
注意点:
本科目では、高専機構が定めるモデルコアに基づく上記ルーブリックに準拠したCBTによる試験を行う。
本科目で培った知識・技術はロボティクスコースの他の科目と関連させながら理解を深めること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 3 | 前3 |
応力とひずみを説明できる。 | 3 | 前3 |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 3 | 前3 |
許容応力と安全率を説明できる。 | 3 | 前3 |
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。 | 3 | 前4 |
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。 | 3 | 前5 |
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。 | 3 | 前6 |
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。 | 3 | 前7 |
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。 | 3 | 前8 |
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。 | 3 | 前9 |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 3 | 前10 |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 3 | 前11 |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 3 | 前11 |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 3 | 前11 |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 3 | 前12 |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 3 | 前11 |
材料 | 機械材料に求められる性質を説明できる。 | 3 | 前13 |
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。 | 3 | 前13 |
引張試験の方法を理解し、応力-ひずみ線図を説明できる。 | 3 | 前14 |
硬さの表し方および硬さ試験の原理を説明できる。 | 3 | 前14 |
脆性および靱性の意味を理解し、衝撃試験による粘り強さの試験方法を説明できる。 | 3 | 前14 |
疲労の意味を理解し、疲労試験とS-N曲線を説明できる。 | 3 | 前14 |
機械的性質と温度の関係およびクリープ現象を説明できる。 | 3 | 前14 |