ロボティクス演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ロボティクス演習Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ロボティクスコース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし/適宜、教員が教材を提示
担当教員 中村 富雄,櫻庭 弘,若生 一広,矢入 聡,鈴木 知真

到達目標

・代表的なアクチュエータの仕組み、制御方法について理解し、使用できる。
・PID制御について理解し、使用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
アクチュエータの種類参考書等を用いて代表的なアクチュエータの種類とその仕組みについて説明できる。参考書等を用いて代表的なアクチュエータの種類について説明できる。参考書等を用いても代表的なアクチュエータの種類について説明できない。
ステッピングモータ参考書等を用いて以下の全てが説明できる。 1.ステッピングモータの構造 2.ステッピングモータのトルク特性 3.ステッピングモータの励磁方式 4.ステッピングモータの駆動回路参考書等を用いて以下の3つが説明できる。 1.ステッピングモータの構造 2.ステッピングモータのトルク特性 3.ステッピングモータの励磁方式 4.ステッピングモータの駆動回路参考書等を用いても説明できるものが2つ以下。 1.ステッピングモータの構造 2.ステッピングモータのトルク特性 3.ステッピングモータの励磁方式 4.ステッピングモータの駆動回路
DCモータ参考書等を用いて以下の全てが説明できる。 1.DCモータの構造 2.DCモータのトルク特性 3.リニア制御とPWM制御 4.正逆転制御参考書等を用いて以下の3つが説明できる。 1.DCモータの構造 2.DCモータのトルク特性 3.リニア制御とPWM制御 4.正逆転制御参考書等を用いても説明できるものが2つ以下。 1.DCモータの構造 2.DCモータのトルク特性 3.リニア制御とPWM制御 4.正逆転制御
PID制御参考書等を用いて以下の全てが説明できる。 1.P動作 2.I動作 3.D動作参考書等を用いて以下の2つが説明できる。 1.P動作 2.I動作 3.D動作参考書等を用いても説明できるものが1つ以下。 1.P動作 2.I動作 3.D動作

学科の到達目標項目との関係

 学習・教育到達度目標  1 ロボティクスの体系的な知識と技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 2  機械・電気・電子・情報等の基盤技術を身に付ける。
学習・教育到達度目標 3 ロボティクスの視点に立った論理的かつ実践的思考力を身に付ける。
学習・教育到達度目標 4 ロボティクスの社会的な役割を理解し、技術的課題を解決できる能力を身に付ける。

教育方法等

概要:
創造的で実践的な技術者を養成することを目標に、アクチュエータ、フィードバック制御の基礎に関する基礎的な知識と技術を習得する。これらの知識・技術は、実際のビジネスシーンに応えるために、デザイン思考(共感・問題定義・アイデア創出・プロトタイピング・検証)プロセスで活用できるものとして定着されることを目指す。
授業の進め方・方法:
本科目の内容は、教員の監督下でグループワーク等、受講者の能動的な活動を通してその習得を行う。
毎週、培った知識・技術をその振り返り、次回の目標等を週報としてまとめ、提出する。
事前学習(予習):前回の授業内容を受けて、次回の授業での到達目標を考える。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、週報としてまとめる。
注意点:
・本科目では、上記ルーブリックに準拠したCBTにより成績評価を行う。CBTは原則として、何度でも受験可能とする。
・本科目で培った知識・技術は「ロボティクス実験Ⅰ」内のアクティビティにおいて活用することが好ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業概要・授業の進め方・成績評価の方法について説明できる。
2週 アクティビティテーマの決定 社会的に新規性がある、価値あるテーマを設定できる。
3週 アクチュエータの種類 代表的なアクチュエータについて説明できる。
4週 ステッピングモータ① ステッピングモータの仕組み、トルク特性について説明できる。
5週 ステッピングモータ② ステッピングモータの駆動回路について説明できる。
6週 ステッピングモータ③ ステッピングモータの制御方法について説明できる。
7週 成果発表のための準備 これまでの成果をまとめ、発表の準備ができる。
8週 成果発表 成果の発表・意見交換を行い、今後の予定に取り入れられる。
2ndQ
9週 DCモータ① DCモータの仕組み、トルク特性について説明できる。
10週 DCモータ② DCモータのリニア制御/PWM制御について説明できる。
11週 DCモータ③ DCモータの正逆転制御について説明できる。
12週 フィードバック制御①P制御 P制御について説明できる。
13週 フィードバック制御②PD制御 PD制御について説明できる。
14週 フィードバック制御③PID制御 PID制御について説明できる。
15週 成果発表のための準備 これまでの成果をまとめ、発表の準備ができる。
16週 成果発表 成果の発表・意見交換を行い、今後の予定に取り入れられる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000