到達目標
ロボットを制御するためのアクティブモデリングができる。
ロボットシステムの構築ができるための素養を身に着ける。
マニピュレータに関する運動学と逆運動学の理解を深め、動力学と制御手法、さらには自己位置推定と環境地図作成について学習する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
モデリング | 参考書等を用いて、アクティブモデリングを用いたロボット制御ができる。 | 参考書等を用いて、具体的な系に対してアクティブモデリングを行うことができる。 | 参考書等を用いても、具体的な系に対してアクティブモデリングを行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
創造的で実践的な技術者を養成することを目標に、アクティブモデリングに関する基礎的な知識と技術を習得する。これらの知識・技術は、実際のビジネスシーンに応えるために、デザイン思考(共感・問題定義・アイデア創出・プロトタイピング・検証)プロセスで活用できるものとして定着されることを目指す。この科目は企業で実務経験のある教員が、その経験を活かし授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本科目の内容は、教員の監督下でグループワーク等、受講者の能動的な活動を通してその習得を行う。
毎週、培った知識・技術をその振り返り、次回の目標等を週報としてまとめ、提出する。
事前学習(予習):前回の授業内容を受けて、次回の授業での到達目標を考える。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、週報としてまとめる。
注意点:
・本科目では、高専機構が定めるモデルコアに基づく上記ルーブリックに準拠したCBTにより成績評価を行う。CBTは原則として、いつでも、何度でも受験可能とする。
・本科目で培った知識・技術は「ロボティクス実験Ⅱ」内のアクティビティにおいて活用することが好ましい。
・毎回の授業終了時に、振り返り(Forms使用)を行う。出席の確認にも活用する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業概要・授業の進め方・成績評価の方法について説明できる。
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2週 |
アクティビティテーマの決定 |
社会的に新規性がある、価値あるテーマを設定できる。
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3週 |
アクティブモデリングとは |
アクティブモデリングについて説明できる。
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4週 |
多関節ロボットの動力学パラメータ同定① |
ベースパラメータと可同定性について説明できる。
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5週 |
多関節ロボットの動力学パラメータ同定② |
ベースパラメータの導出について説明できる。
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6週 |
多関節ロボットの動力学パラメータ同定③ |
パラメータ同定法の原理について説明できる。
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7週 |
成果発表のための準備 |
これまでの成果をまとめ、発表の準備ができる。
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8週 |
成果発表 |
成果の発表・意見交換を行い、今後の予定に取り入れられる。
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2ndQ |
9週 |
ロボットアームを構成する要素 |
ロボットアームを構成する要素が説明できる。
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10週 |
等価慣性モーメントの導出 |
歯車系などの等価慣性モーメントの導出ができる。
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11週 |
2リンクアームの運動学と逆運動学 |
2リンクアームの運動学と逆運動学を説明できる。
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12週 |
ロボットアームの運動方程式 |
ロボットアームの運動方程式の導出方法の説明ができる。
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13週 |
ロボットアームの制御(1) |
位置と力のハイブリット制御について説明できる。
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14週 |
ロボットアームの制御(2) |
機械インピーダンス制御について説明できる。
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15週 |
自己位置推定と環境地図作成 |
自己位置推定と環境地図作成の手法について説明できる。
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16週 |
成果発表 |
成果の発表・意見交換を行い、今後の予定に取り入れられる。CBTの受験を完了する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |