材料力学Ⅱ

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料力学Ⅱ
科目番号 0028 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 ロボティクスコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 PEL編集委員会監修、久池井茂編、材料力学、実教出版、2015
担当教員 伊藤 昌彦

到達目標

不静定はりの応力、たわみが計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
たわみ曲線の基礎方程式たわみ曲線の基礎方程式の成り立ちを説明できる。たわみ曲線の基礎方程式について使い方を説明できる。たわみ曲線の基礎方程式について使い方を説明できない。
たわみの計算一般的なはりのたわみを求めることができる。一般的なはりのたわみの求め方を説明できる。一般的なはりのたわみの求め方を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
創造的で実践的な技術者を養成することを目標に、材料力学(はりの変形、たわみ)に関する基礎的な知識と技術を習得する。これらの知識・技術は、実際のビジネスシーンに応えるために、デザイン思考(共感・問題定義・アイデア創出・プロトタイピング・検証)プロセスで活用できるものとして定着されることを目指す。この科目は企業で実務経験のある教員が、その経験を活かし授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本科目の内容は、教員の監督下でグループワーク等、受講者の能動的な活動を通してその習得を行う。
毎週、培った知識・技術をその振り返り、次回の目標等を週報としてまとめ、提出する。
事前学習(予習):前回の授業内容を受けて、次回の授業での到達目標を考える。
事後学習(復習):毎回の授業後に授業内容を振り返り、週報としてまとめる。
注意点:
・本科目では、高専機構が定めるモデルコアに基づく上記ルーブリックに準拠したCBTを活用して理解度を上げることが望ましい。
・本科目で培った知識・技術は、各自が取り組むアクティビティにおいて活用することが好ましい。
・材料力学Ⅰの内容を理解してください。分からないところは、復習して取組んでください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業概要・授業の進め方・成績評価の方法について説明できる。
2週 応力とひずみ、ねじり応力についての復習 フックの法則や横弾性係数、縦弾性係数について説明できる。
3週 はりに生じる応力の求め方について関係する用語 中立面、中執軸、縦主軸(軸線)、たわみ曲線、曲率半径について説明できる。
4週 図心と断面二次モーメントの計算 図心と断面二次モーメントを計算できる。
5週 たわみ角とたわみ曲線 たわみ角とたわみ曲線の定義を説明できる。
6週 たわみ曲線の基礎方程式(1) たわみ曲線の基礎方程式を用いて実際にたわみを計算できる。
7週 たわみ曲線の基礎方程式(2) たわみ曲線の基礎方程式を用いて実際にたわみを計算できる。
8週 中間試験 学んだことの修得度合いを確認する。
2ndQ
9週 たわみ曲線の基礎方程式の成り立ち たわみ曲線の基礎方程式の成り立ちについて説明できる。
10週 不静定はりの種類 静定はりと不静定はりを区別できる。
11週 重ね合わせ法と切断法 重ね合わせ法と切断法を説明できる。
12週 不静定はりの計算(1) 不静定はりの曲げモーメント、せん断力を計算できる。
13週 不静定はりの計算(2) 不静定はりの曲げモーメント、せん断力を計算できる。
14週 不静定はりの計算(3) 不静定はりの曲げモーメント、せん断力を計算できる。
15週 不静定はりの計算(4) 不静定はりの曲げモーメント、せん断力を計算できる。
16週 期末試験 学んだことの修得度合いを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度課題レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000