パワーエレクトロニクス

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 パワーエレクトロニクス
科目番号 0052 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 ロボティクスコース 対象学年 5
開設期 1st-Q 週時間数 2
教科書/教材 「絵ときでわかるパワーエレクトロニクス改訂2版 著者:粉川昌巳 発行所:オーム社」
担当教員 若生 一広

到達目標

・パワーエレクトロニクスの意味、意義が理解できる。構成要素である電力用半導体素子とそれらを用いた基本回路について、それぞれの働きとかかわりについて理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
パワーエレクトロニクスの意味、意義パワーエレクトロニクスの意味、意義について理解し、活用事例について説明できる。パワーエレクトロニクスの意味、意義について理解できる。パワーエレクトロニクスの意味、意義についての理解が不十分である。
電力用半導体素子電力用半導体素子の種類、役割、動作原理について理解し、活用方法を説明できる。電力用半導体素子の種類、役割、動作原理について理解できる。電力用半導体素子の種類、役割、動作原理についての理解が不十分である。
パワーエレクトロニクスの基本回路パワーエレクトロニクスの基本回路について、種類、利点・欠点、回路構成を理解し、活用方法を説明できる。パワーエレクトロニクスの基本回路について、種類、利点・欠点、回路構成を理解できる。パワーエレクトロニクスの基本回路について、種類、利点・欠点、回路構成の理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は企業で電気機器の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、電力用半導体素子の種類・構造・特性・動作原理、電力を変換し制御する技術、最新の半導体電力変換回路設計手法等について講義形式で授業を行うものである。半導体電力変換回路は、製造工業はもとより、航空、電力、家庭など広い分野で使用されている。
授業の進め方・方法:
教科書および配布資料を用いて授業を行う。
予習:次週の授業内容について教科書を読み、理解できる点、不明な点を整理すること。
復習:授業で学んだ内容について例題や問、演習問題を解き、理解を深めること。
注意点:
半導体工学、電磁気学、電気回路、電子回路をベースに講義するので、これらの理解を深めておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスの内容、授業の流れを理解する。
2週 パワーエレクトロニクス
半導体素子の特性(1)
パワーエレクトロニクスの意味、分野、身の回りの技術について説明できる。n型、p型半導体、ダイオードの動作原理、特性について説明できる。
3週 半導体素子の特性(2) バイポーラトランジスタの動作原理、特性、直流電流増幅率について説明できる。MOSFETの動作原理、種類、特性について説明できる。
4週 電力用半導体素子(1) IGBTの動作原理、特性について説明できる。基本的なサイリスタの動作原理、特性について説明できる。
5週 電力用半導体素子(2) サイリスタの種類、それぞれの特性の違いについて説明できる。パワーモジュール、パワーモジュールの特長、IPMについて説明できる。
6週 パワーエレクトロニクスの基本回路(1) 単相半波、全波整流回路の構成、特性について説明できる。3相半波、全波整流回路の構成、特性、各種DCチョッパ回路について説明できる。
7週 パワーエレクトロニクスの基本回路(2) 各種スイッチングレギュレータの構成、特性、インバータ回路の構成、特性について説明できる。PWMについて説明できる。サイクロコンバータ回路の構成、特性について説明できる。
8週 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000