到達目標
*生命現象、特に「遺伝子」と「遺伝子発現」について基本的な知識を得て、その過程の概要を理解すること。
*最近の生命科学技術関連のニュースについて、正しい知識に基づいて自分の意見を持つこと。
*地球上の生命の多様性について理解し、この観点からの地球環境についての問題意識を持つこと。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
生物学の基礎知識 | 基礎的な生物学用語について、その概念を理解し包括的に解説できる。 | 個々の基礎的な生物学用語について説明ができる。 | 基礎的な生物学用語を説明できない。 |
基本的な遺伝子発現過程 | 遺伝子発現過程の要点と意味を理解し、説明できる。 | 遺伝子発現の過程の概略を説明できる。 | 遺伝子発現過程の概略を説明できない。 |
ヒトの身体の仕組み | 基本的な原理を理解し、概要を説明できる。 | 基本的な原理を概ね説明できる。 | 基本的な原理を説明できない。 |
環境、生物多様性 | 近年の知見について、正しい知識に基づいて理解し、問題意識を持てる。 | 近年の知見について概ね理解し説明できる。 | 近年の知見について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生命現象についての基礎的な知識の解説を中心に、最近の生命科学関連のニュースやトピックスについての解説も行う。
また、遺伝的多様性、種多様性の重要性と、地球環境と生物の関係の問題についても取り上げ解説を行う。
授業の進め方・方法:
各週の授業前に、授業で用いるスライド・ダイジェスト版をTeamsを利用して配布する。
授業は教科書に加え、PC投影による画像・図表、動画などを多用した講義を行う。
授業の最後にはその週の授業内容についての簡単な確認テスト(Formsを利用)を実施し、同時に質問や感想・要望を受け付ける。Formsでの質問は原則翌週に回答する。
注意点:
• 各自、ノートを用意すること。少なくとも参考資料の「Note」とある図表は、ノートに貼付しておこう。その他、授業中の興味を持った図表や事項をメモする、説明のあった教科書の関連事項を写しとる、授業中に指示のあった事項をまとめるなどの作業で、ノートを自分自身のテキストとして作って行ってほしい。同時に、自分自身で考えた事、感想などもノートに書き留めることも役に立つはず。
• 授業後のFormsの提出がない場合は欠席扱いとします。
• 欠席が5回を超えた場合は、単位の認定はありません。
• 講師に連絡がある場合はTeams、または z20maeda@sendai.kosen-ac.jp まで。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンスと「地球の生物」 |
授業のガイダンスを行う。地球の生物の共通点と多様性の概略を理解できる。真核生物と原核生物の違いを説明できる。
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2週 |
「細胞とエネルギー」 |
細胞膜の特徴、真核生物での細胞呼吸の概略を理解する。多細胞性の意味を考察し説明できる。
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3週 |
「多細胞生物と細胞分化」 |
多細胞生物の発生過程の概略を理解できる。細胞分化の意味を理解し、説明できる。
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4週 |
「タンパク質と遺伝子」 |
生物におけるタンパク質の重要性とその構造を理解し、説明できる。遺伝子とは何であるかを理解する。
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5週 |
「染色体とDNA」 |
染色体、遺伝子、DNAの関係性を理解し、説明できる。DNAの構造の概略を理解する。生殖細胞と体細胞の違いを説明できる。
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6週 |
「遺伝子の発現(1)」 |
転写・編集・翻訳という遺伝子発現過程の概略を理解し、説明できる。相補的塩基対の重要性を理解できる。
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7週 |
「遺伝子の発現(2)と復習」 |
遺伝子発現過程の全体的な流れを説明できる。真核生物と原核生物の遺伝子発現過程の違いを説明できる。
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8週 |
「遺伝子と病気、突然変異」 |
遺伝子変異によって何が起こり得るかの概略を説明できる。
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4thQ |
9週 |
確認試験(中間試験) |
これまでの確認問題が解ける。これまでの内容について、総合的な演習問題が解ける。
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10週 |
中間試験の解説、「神経系」 |
中間試験の解説を理解する。ヒトの神経系の基本的な構成を理解する。
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11週 |
「免疫系」 |
ヒトの自然免疫と獲得免疫についてその概略を理解し、説明できる。
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12週 |
「遺伝子工学」 |
各種遺伝子工学の基本的機序を理解する。どのような場面で遺伝子工学が応用されているか、理解し説明できる。
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13週 |
「地球の生命の歴史」 |
生命の起源について現在考えられている仮説を理解できる。地球の生物の歴史やヒトの歴史の概略を説明できる。
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14週 |
「生態系」 |
バイオームについて説明できる。物質循環、生態学的遷移についての概要を理解し説明できる。
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15週 |
「生物多様性」 |
生物の多様性(遺伝的・種・生態学的)の重要性とその現状を理解し、説明できる。
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16週 |
確認試験(中間試験) |
これまでの確認問題が解ける。これまでの内容について、総合的な演習問題が解ける。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 確認テスト他 | 合計 |
総合評価割合 | 45 | 45 | 0 | 0 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 0 | 0 | 0 | 10 | 70 |
専門的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |