環境工学

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環境工学
科目番号 0038 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 マテリアル環境コース 対象学年 5
開設期 3rd-Q 週時間数 2
教科書/教材 参考図書:PEL 環境工学 実教出版
担当教員 鈴木 龍樹

到達目標

(目的)
環境問題についてデータや論文などの科学的根拠に基づく提案や議論ができるようになることを目的とする。そのために、環境問題に関する用語などの基礎知識を身につけると共に、獲得した知識を用い論文やデータの解釈を行い議論するスキルを身につける。
(目標)
環境問題に関する用語を説明できる
環境問題に関する文献を読み、その内容を要約できる
環境問題についてデータと文献を参照しながら、現状について議論できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
環境問題に関するデータと解釈環境問題に関する事項についてデータを用い説明し、説得力のある解釈ができる。環境問題に関する事項についてデータを用い説明できるが、データの解釈に説得力が無い。環境問題に関する事項についてデータを用い説明できない。
環境問題の知識環境問題に関する用語について、その意味を分かりやすく説明できる。環境問題に関する用語について、その意味を説明できるが、曖昧さがある。環境問題に関する用語についての説明が明確でない。
環境問題に関する考え環境問題に関して、データと化学的理解に基づく説得力のある意見を述べることができる。環境問題に関して、データと化学的理解に基づく意見を述べることができるが、意見に飛躍があり説得力に欠ける。環境問題に関して、意見を述べることができるが、根拠が不十分であり曖昧である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在、持続可能な社会を目指し様々な環境問題に関する取り組みがなされています。そのため大学での研究や企業での製品開発、サービスの開発では環境問題の解決に関連づけたものが増えて来ています。一方、環境問題については地球温暖化をはじめ、メディアでは様々な報道がなされていますが、中には科学的な根拠が不十分で、事実と異なる解釈も多くあります。その結果、環境問題について誤解を元に議論がなされている場面が多く見られます。
本授業では、環境問題に関しての基礎知識、問題の根拠とされるデータとその解釈の仕方を学びます。本授業を修了すると、環境問題に関するデータを正しく解釈し、データに基づいた説得力のある意見を持てるようになります。研究や製品開発、サービス開発を行う際に正しい前提に基づいた提案ができるようになるため、皆さんの将来に活きることでしょう。
授業の進め方・方法:
本授業では、教科書に加え近年の環境問題の事例を交えてまとめたスライドを基に講義を行う。
隔週で授業後に授業内容についての確認テストの実施(Formsを利用)もしくはレポート課題を課し、その結果が成績に反映される。
隔週ごとに使用したスライドをTeamsを利用して配布するので、参考にしながら確認テストに臨むことができる。
注意点:
・出欠は授業後にFormsへの回答により判断し、提出がない場合は欠席扱いとします。
・欠席が3回を終えた場合は、単位の認定はありません。
・成績は全4回の確認テスト及びレポート課題の点数の合計で評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学材料系分野設計・加工日本の公害の歴史について説明できる。4
公害・環境汚染の防止策について説明できる。4
地球温暖化の現象を科学的に説明できる。4
温暖化防止の必要性について説明できる。4
エネルギー資源問題について説明できる。4
オゾン層の破壊について説明できる。4
酸性雨や森林の減少について説明できる。4
大気汚染や水質汚濁について説明できる。4
廃棄物処理の目的と資源化について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000004040
専門的能力000004040
分野横断的能力000002020
出席0000000